卒業生教員からのメッセージ

2007年度 「卒業生教育関係者の集い」

  5月13日(日)の第4回本学ホームカミングデー終了後、教職課程委員会主催の「卒業生教育関係者の集い」が、聖ペテロ館5階第4会議室で14時から実施された。本学卒業の教育関係者を対象とするこの催しは今年度で8回目となる。卒業生9名、教職課程履修学生17名、教職員6名が参加した。

まず、第1部の「卒業生スピーチ」では、原田洋行氏(岸和田市立春木中学校教諭)が近況を報告した。当初は、5名のスピーチを予定していたが、部活動の対外試合やら日曜参観やらで結局は1名になってしまった。

引き続き、第2部「卒業生と教職課程履修学生との懇談」では、参加者は4つのグループに分かれて、教職課程履修学生が卒業生に間近に迫る教育実習や教員採用試験などの疑問や悩みをぶつけた。茶菓子をつまみながらのアットホームな雰囲気の中、先輩から後輩へ懇切丁寧な助言があった。各グループの討議内容はその後の全体会へ報告された。分散会形式の討議は、生徒指導、親への対応、部活動、塾等、多岐に及び、時間が足らなかった。アンケートにはグループ討議の時間確保の要望があった。

第3部の「メルゼミへの誘い」では、安達貞夫氏(進学塾イングKK法人事業部マネージメントリーダー)がメルゼミの経過報告を行い、浅水一則氏(羽曳野市立誉田中学校教諭)が具体的な内容の紹介を行った。この「メルゼミ」は、その後、教職課程履修学生の自主ゼミとして、教員採用試験の面接指導にまで発展している。

以下は、当日近況報告とともに教職課程履修学生にエールを送ってくれた原田氏によるメッセージの一部である。
 

  教諭になり今年で10年、講師時代も含めると12年目です。この仕事は、良い意味でも悪い意味でも周りからいろいろと言われていますが、教科指導などをしていく上で「ぶれない軸」「しっかりした土台」というものがあれば、楽しみながらやっていくことができます。確かにしんどいこと(嫌なこと)もたくさんあります。何事も経験と思うようにしています。

今意識していることは、「授業で教える技術の向上」、「健康管理」です。授業に関しては、ここ数年でようやく自分の形ができあがりつつありますが満足することなく向上させていきたいです。もう一つの健康管理ですが、昨年まであまり意識をしていなかったのですが大きく体調を崩してしまったので、疲れ・ストレスの管理をするようにしています。

最後に。この仕事は自分がどうしても就きたかったので働いている意識は正直ありません。好きなこと(したいこと)を仕事にできることは本当に幸せなことです。2〜3年は退職者が多く採用されるチャンスが多くなると思います。準備をしっかりして試験に臨んでください。

 

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