学部・大学院紹介 社会学部 - 社会学科

常識的な見方から自由になり冷静な分析力と独自の発想力で問題解決できる人になる。

社会学とは、「人」と「人」、あるいは「人」と「社会」の関係を、さまざまな事象を手がかりに科学的に読み解き、問題解決へと導いていく学問です。社会学科では、日常生活で私たちを取り巻いているさまざまな問題にスポットを当て、家族関係などのミクロな観点と、社会構造などのマクロな観点に立った幅広い対象を扱います。「現代社会」という無限のフィールドを持つ社会学を学ぶうえで必要なのは、時代に対する感受性を磨き、常識的な考えに縛られない視点を持つことと、自ら問題を発見し、分析する能力を養うことです。そのため、本学科では、1年次からの少人数クラス編成で学びの基礎力を鍛え、一人ひとりが興味あるテーマを掘り下げてじっくり取り組めるよう、自由度の高いカリキュラムを設置しています。問題発見・解決の力を育てる社会学の学びは、私たちが暮らす日本の社会、そして国際社会の未来を切り開く知識と方法を実践する学びでもあるのです。

【社会学部 3つの方針】

学部の概要 (「2011年度 大学案内 総合ガイドブック(2010年度作成)」より)

社会のあらゆる事象を対象に、問題点を探り出し、分析し、解決方法を導き出していくプロセスを身につけます。

身近な疑問や「知りたい」を糸口に、興味ある分野を掘り下げていく学び

  1. 3段階の学びを通じて、将来役立つ
    社会学の視点と思考能力を養う

    社会を深く探求するカリキュラムが充実

    社会学には、社会で起きていることに幅広く目を向け、問題を把握して解決方法を探る能力が必要です。本学科では、問題の「発見」「解読・分析」「解決」という3つのプロセスを習得するために、どの科目も社会学という一本の軸で貫かれています。常識にとらわれない自由なものの見方や、新しい社会を構想するための知識・能力を養います。

    step1問題を発見する
    社会で起きている問題や社会現象にアンテナを張り、それらが「なぜ」起こっているのか、「どうして」問題なのか興味を持つことから始めます。
    step2問題を解読・分析する
    問題の全体像を把握しながら「どこが要点か」を絞り込み、関連する情報やデータを収集して、調べる、考察する、分類するなどの作業を行います。
    step3問題を解決に導く
    調査・分析結果から問題の本質を見極め、「どうすれば」解決できるかを考えていきます。常識的な見方にとらわれない柔軟な思考で解決の糸口を探ります。
  2. 少人数の演習で
    基礎能力を鍛える

    社会学を仲間とともに実践する

    1年次から少人数クラスの演習科目を設置。教員や仲間と近い距離で、きめ細かな指導を受けながら4年間じっくり学べる環境を整えています。また、調査やフィールドワークなどの体験型学習もとりいれ、実践的な理論と行動力を養います。

    少人数制の演習科目

  3. 多様な学科選択科目

    幅広い研究対象から興味ある分野を追究

    2010年度から、学科選択科目が63科目に増え、より幅広い研究対象へのアプローチが可能になりました。もちろん、履修モデル以外の科目も、自由に選択し学ぶことができます。

社会調査関連科目が充実

体験を通じて、「社会」を調べる手法を学ぶ

世論調査や市場調査(マーケティング・リサーチ)など、人々の意識や社会の実態を調査・分析できる理論と技法を学ぶ「社会調査」。膨大なデータから正確な結論を導き出すため、チームワークによる作業が不可欠です。多様な社会調査関連科目を設置し、社会調査の実践的な技能を養成するとともに、コミュニケーション能力や協調性を鍛えます。

社会学科だけで取得できる、2つの「社会調査士」資格

協会認定
「社会調査士」資格

社会調査協会の認定によって取得できる「社会調査士」資格は、社会調査に必要な調査実施能力および専門的知識と技能修得の公的な証明となります。

本学認定
「社会調査士」資格

社会調査協会が定める所定科目履修以上の科目の修得と論文審査を受けることによって取得可能となります。

取得可能な資格

  • 社会調査士
  • 中学校教諭一種免許状(社会科)
  • 高等学校教諭一種免許状(公民科・地理歴史科)
  • 社会福祉主事任用資格
  • 児童福祉司任用資格
  • 司書
  • 司書教諭
  • 学芸員
  • 日本語教員
  • スクールソーシャルワーカー

3つの履修モデルで幅広い領域をカバー。モデルに縛られず自分自身でカリキュラムを組み立てることもできます。

専修

現代社会が抱える問題を分析・解明 生活デザインモデル

人生で直面するさまざまな生活シーンに焦点を合わせ、それらを分析するための社会学的知識や方法を幅広く体系的に修得し、問題解決能力を高める履修モデルです。将来は、一般企業への就職や、教員をめざしている人、起業したいと考えている人などにお勧めです。

科目例

  • 家族社会学
  • 産業社会学
  • 労使関係論
  • 産業心理学
  • 労働経済論家族福祉論
  • 保険論基礎
  • リスクと保障
  • ジェンダー論
  • 現代生活論特講教育社会学
  • 宗教社会学
  • 心理学
  • 社会心理学
  • 環境問題概論環境社会学
  • 社会保障論B
  • 公的扶助論B
  • 生活文化論 など

将来の進路例

  • 一般企業
  • 教員
  • 起業 など

現代文化の持つ意味を解読 文化デザインモデル

多様に表現されている現代の文化現象。それらの持つ意味を正しく読み取り、その基盤となっている現実社会の仕組みについて理解を深めることをめざす履修モデルです。将来は、文化産業や情報産業、マスコミなどで活躍したいと考えている人などに適しています。

科目例

  • 文化社会学
  • コミュニケーション論
  • マス・コミュニケーション論I・II
  • 科学思想史
  • 現代文化特講
  • 音楽社会学
  • 映像メディア論
  • マルチメディア文化論
  • スポーツ社会学
  • マス・コミュニケーション特講
  • 教育社会学
  • 宗教社会学
  • 技術社会学
  • 日本文化論
  • 心理学
  • 社会心理学
  • 比較社会論
  • 生活文化論
  • 情報社会論
  • 文化人類学 など

将来の進路例

  • 文化産業
  • 情報産業
  • マスコミ など

よりよい社会を構想・設計する 社会デザインモデル

この履修モデルでは、地域コミュニティを中心に環境問題や国際社会の問題にまで視野を広げ、よりよい社会を構想・設計していくことをめざします。将来、公務員やNPO職員を志望している人や、自らNPOまたは社会的企業を立ち上げたいと考えている人などに向いています。

科目例

  • 村落社会学
  • 都市社会学
  • 社会病理学
  • 経済社会学
  • 国際社会特講
  • 地域福祉論B
  • ボランティア論
  • 国際社会福祉論
  • 環境経済論
  • 都市政策論
  • 社会運動論
  • 社会階層論
  • 技術社会学
  • 環境問題概論
  • 文化人類学
  • 比較社会論
  • 環境社会学
  • 社会保障論B
  • 公的扶助論B
  • 情報社会論
  • 日本文化論 など

将来の進路例

  • 公務員
  • NPO
  • 社会的企業 など

講義紹介

環境社会学

社会学の視点に立って、環境問題のメカニズムを解明する。

とかく環境問題というと、自然破壊としての側面だけが強調されがちですが、実は多くの場合、私たちのライフスタイルの変化や企業活動を取り巻く条件の変化などと深く結びつきながら発生しています。この講義では、環境問題の背後で生じているこれらの変化に焦点をあてて、今日の環境問題の特質について考察するとともに、問題の広がりとともにその守備範囲を広げてきた環境政策の課題について考えていきます。

音楽社会学

身近な音楽現象を題材に社会の「今」を考える。

「聴衆」「産業」「メディア」の3つをキーワードに、ロックと社会階層、アイドルとファン、FMラジオとヒット曲、インディーズの歴史、音楽フェスの祝祭性、といった題材に注目して、人々と音楽との関わりをさまざまな角度から掘り下げ、社会の「今」を考えます。音楽は、一人で楽しむだけではなく、人と人を結びつける媒介にも社会を読み解く対象にもなります。この講義を通して、音楽を「学ぶ」楽しみを知ってください。

カリキュラムダウンロード

  1. ゼミナールで基礎力を養い、
    社会学的な視点を養う
    社会学科の大きな特徴は、少人数ゼミナール形式の演習科目を4年間にわたって設置していること。1年次の「社会学科基礎演習」では、社会問題や文化現象を素材に、その情報を収集・解読・整理・伝達する方法など社会学科での学びの基礎力を育成。討論のしかたやレポート・論文作成など、大学での勉学の取り組み方なども学びます。また、専門領域を学びながら、教養を深める科目を幅広く履修し、現代社会と文化を多角的な視点から見る力も養います。
  2. 演習で専門分野を深く掘り下げる。
    「社会調査士」資格取得に向けて論文作成も実施。
    3・4年次は、1・2年次で培った基礎学力や多角的な視点、分析手法などを土台に、専門分野をさらに追究します。「演習」で、より専門性の強いテーマについて研究を進め、4年次に3年次から取り組んできたテーマをまとめ、4年間の学びの総仕上げを行います。また、社会調査士資格取得には特定単位の修得と論文審査が必要であるため、希望者は、1年次より指定科目を履修し、3年次の「社会調査実習」か4年次の「社会調査演習」で論文を作成、審査を受けます。

2007~2009年度のおもな就職先

おもな就職先(業種別)

  • ※サービス業は非営利的団体を含む
  • ※企業名は入社当時の名称
建設業 積水ハウス/パナホーム
製造業 アース製薬/伊藤園/エフピコ/オカモト/カヤバ工業(KYB)/河合楽器製作所/クリナップ/タカラスタンダード/東リ/トッパン・フォームズ/ナリス化粧品/日本ハム/ノバルティスファーマ/ファイザー/フジテック/フジパングループ本社/ブルボン/山崎製パン
卸売業 旭食品/アドヴァン/エヌアイ帝人商事/岡本無線電機/小倉屋昆布食品/花王カスタマーマーケティング/クマヒラ/スズケン/ダイドードリンコ/日伝/ノボノルディスクファーマ/ピアス/ファイブ・フォックス/メディセオ/山星屋/ルシアン
小売業 イオン/イズミヤ/岡山高島屋/サマンサタバサジャパンリミテッド/しまむら/上新電機/ニトリ/ミニストップ/ユナイテッドアローズ
金融・保険業 紀陽銀行/泉州銀行/みずほ銀行/三井住友銀行/ゆうちょ銀行/りそな銀行/大阪市信用金庫/近畿労働金庫/SMBCフレンド証券/大和証券/みずほ証券/日本生命保険/明治安田生命保険/全国共済農業協同組合連合会
不動産業 住友不動産販売/積和不動産関西/東急リバブル
運輸・通信業 エイチ・アイ・エス/JTBトラベランド/東海旅客鉄道/西日本電信電話/日本通運
教育・マスコミ・
公益・その他の
サービス業
京都府教育委員会/ケア21/トランス・コスモス/マンパワー・ジャパン/ワークスアプリケーションズ
公務 家庭裁判所調査官補Ⅰ種/国税専門官/兵庫県庁/大阪府警察本部/大阪市消防局

2007~2009年度大学院進学

大阪市立大学大学院/鳴門教育大学大学院/桃山学院大学大学院

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