社会学部 社会学科

学びの内容

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社会学部 社会学科
本学科では4つの履修モデルを参考にして
自由にカリキュラムを組めます。

社会学科では、「あなたがデザインする未来、社会学でデザインする未来」をキャッチフレーズに、4つの履修モデルでカリキュラムを構成しています。

COURSE MODEL
生活デザインモデル
身近な暮らしの中の疑問を見つめ、よりよい生活のヒントを導き出す

家庭や職場、地域社会など、生活の場にあるさまざまな課題について分析し、問題解決能力を高めていきます。

たとえばこんな学び
  • 家族とは何か
  • 男女について
  • 雇う人、雇われる人の良い関係
  • これからの教育のあるべき姿

ピックアップ授業

ジェンダー論
「男らしさ」「女らしさ」とは?
「なぜレディースデーがあるの?」といった身近な疑問から出発し、身の回りにある「男らしさ」「女らしさ」について考えます。日本の歴史を振り返ったり、他の国と比較したりすることで、社会の見方が変わります。
文化デザインモデル
現代の文化を読みとり社会の動きを理解する

スポーツ、宗教、伝統など、文化を見つめ、社会の仕組みについて理解を深めます。

たとえばこんな学び
  • 流行りのファッションやメイク
  • 音楽が社会に与える影響
  • スポーツにおける社会学
  • 宗教とはなにか

ピックアップ授業

スポーツ社会学
目からうろこのスポーツ社会学
私たちはつい「絶対に〇〇だ」「〇〇に決まっている」と決めつけてしまうことがありますが、それとは別の見方がある、ということをわきまえておくことは大切です。例えば、相撲で八百長をする力士がいたとして、彼らに対して腹が立つかもしれませんが、なぜ自分が腹を立てているのか、という視点を持ってみるのです。ひょっとするとそれがきっかけになり、相撲の歴史や、ギャンブルとスポーツとの関係に興味を抱くかもしれません。
ぜひ、物事を一歩手前、違う角度から考えるということを意識してみてください。
スポーツ社会学
社会デザインモデル
複雑に絡み合う現代の課題に新しい答えを出す

信頼関係や絆など、人と人との関係に注目しながら地域社会の問題や環境危機、国際問題の解決方法を探ります。

たとえばこんな学び
  • 過疎化が進む地域の活性化
  • 海外と日本の福祉制度
  • 環境問題を解決する仕組み
  • 住みよい街とは何か

ピックアップ授業

ソーシャルデザインの社会学
社会調査を応用して新たな社会を構想する
現在の「まちづくり」では、地域性が重要とされながらも、同じような取り組みが多 くなっています。このゼミでは、常識に縛られずに、地域に暮らす人々の多様性を社会調査に基づき正確に把握し、新たな社会の在り方を提案します。大学での学びを、企業や行政と連携したプロジェクトで、未来をデザインする力に変えていきます。
ソーシャルデザインの社会学
メディアデザインモデル
メディアを介した人間同士の営みを深く理解する。

広告、SNS、映像などを学び、発信と受信の両方からメディアを活用する力を高めていきます。

ピックアップ授業

メディア文化論
マスコミやメディアが発信する情報の正体は何?
メディアは情報を届けるとともに、人々の好みや気になる事柄を社会に反映させます。それが、ブームと呼ばれるものです。このゼミでは、マンガやお笑い、雑誌など、あらゆる入り口から、現代文化とメディアの関係性を考察します
メディア文化論
CURRICULUM
学科教育科目

共通教育科目
すべての学びの基礎として、教養を身につける社会に出ると、どのような分野においてもたくさんの知識が求められます。
それらを自分の糧として身につけるためには、幅広い教養が必要です。
基礎教育科目
建学の精神
グローバルな視野を養成するために、多様な問題に関わる世界事情についての正確な知識が必要です。そのためのキリスト教精神にもとづく「世界の市民」に必要な基礎知識を習得します。
開講科目例
  • キリスト教と桃山学院大学
  • 世界の市民
学びの基礎
他者とのコミュニケーションを図る方法や、学業や社会活動で必要となる基礎的なアカデミックスキルを学びます。
開講科目例
リテラシー
  • 大学レポート入門
  • IT基礎
外国語科目
  • 英語
教養教育科目
現代社会において、「地域で、世界で、人を支える」役割を担う人材となるには、様々な知識、歴史・文化背景に精通した教養をもとに、多様な領域を横断し、全体性の視点から考察し、行動できる能力が必要とされます。基礎的な教養科目や学部・学科の科目を展開し、自身の関心や必要に応じて、自分の所属する学部・学科以外の学問領域においても、学びを深めることができます。
開講科目例
人間への着目(人文科学)
  • キリスト教学
  • 文学
  • 考古学概論
社会への視点(社会科学)
  • 法学
  • 経済学
  • 国際会計論
科学への扉(サイエンスとテクノロジー)
  • 健康・スポーツ科学
  • 心理学
  • IT活用
未来への挑戦(学際・複合領域)
  • TOEIC
  • 生涯学習概論

各科目の講義内容は「講義計画(シラバス検索)システム」でご覧いただけます。
キーワード検索欄に科目名称を入れてください。

※講義内容は在学生向けのものです。入学年度の講義内容は変更になる場合があります。

MESSAGE
巖 圭介 教授
専攻
進化生物学、環境教育
研究テーマ
体験学習による環境教育、太陽エネルギー利用の拡大

あなたが今過ごしている生活は、世界から見れば当たり前のものではありません。一人当たりの経済力や平均寿命で見ると、日本など数少ない先進国は上位に固まっていますが、世界の大半の国はもっと低く、下位にはアフリカなどのたくさんの国があります。貧しさゆえに平均寿命が50歳に満たない国もあります。先進国が引き起こした環境問題の影響を真っ先に受けるのは、そうした貧しい国々です。私たちは加害者です。あなたの生活が、遠く離れた国のだれかを苦しめているということが想像できる人になってほしいと思います。

村上 あかね 准教授
専攻
家族社会学、社会階層論、社会調査論
研究テーマ
人生における転機の発生と対処に関する研究、社会経済的格差に関する研究

社会学は、あなたが高校で学んできた社会科とはすこし違います。社会学は主に現代社会が抱える問題を考察していく学問です。身の回りの疑問から出発し、データを収集・分析したり、現地でヒアリングしたりすると、思いがけない発見にたどりつく面白さがあります。そのプロセスには、多くの驚きや達成感、出会いもあります。好奇心をもって「なぜだろう?」と物事を観察し、自由な視点で「なるほど!」と面白がれるなら、ぜひ私たちと一緒に探究していきましょう。

長﨑 励朗 准教授
専攻
メディア社会学、コミュニケーション論
研究テーマ
社会関係資本に音楽が与える影響

何か行動したり選択したりする時は、正しいか正しくないかではなく、面白いかどうかで考えてみましょう。私は、今の時代は正しさに判断の重点が置かれすぎているように感じています。正しいかどうかで考えてしまうと、間違うことが怖くなって、失敗ができなくなってしまいます。

社会学でも、正しいかどうかを判断基準に置きません。正しさは時代によって変わるからです。今は間違っていると思えることも、なぜ当時はそれが正しいと考えられたのかを明らかにするのが、社会学であり歴史学なのです。

木島 由晶 准教授
専攻
メディア文化論、情報社会論、音楽社会学
研究テーマ
ビデオゲームの文化社会学

音楽社会学や情報社会論という科目を担当しています。音楽社会学では、ロックフェスティバル、アイドルとファン、一人カラオケといった、音楽現象を通した社会の行方を、また情報社会論では、スマートフォン、ツイッター、ソーシャルゲームなどの先端技術と私たちのメディア利用との関係を考えます。特に注目するのは、そうしたメディア文化に接する私たちの「遊び」の部分です。一見すると、マジメに学んではいけないような趣味や娯楽も、立派な学問の対象になる。桃山学院大学の社会学部で、「遊び」をマジメに学んでいきましょう。