


少子高齢社会・人口減少社会の到来。今、日本の社会の「かたち」が大きく変わろうとしています。子どもが巻き込まれる犯罪が多発し、児童虐待の相談件数は3万件を突破しました。自殺者も毎年3万人を超えています。また、何らかの介護や支援を必要としている高齢者や障害のある人たちもたくさんいます。社会福祉学は、こうした生活上のさまざまな困難を抱えた人の人生に寄り添いながら「支援」する方法を探求するとともに、私たちが暮らしやすくなるような「社会」の構築をめざす学問です。人と人とが響き合い、「つながり」を築く能力が、今「世界の市民」としての私たちに求められています。
福祉サービスの利用者は一人ひとり違うので、福祉の問題に模範解答はありません。いかに現場の状況に即して行動できるかが重要となります。本学科では理論はもちろん、実習・演習科目を重視。本学科で修得する高度な実践技術と理論との相乗効果で、福祉の現場で活躍できる福祉専門職をめざします。
社会福祉の本質を理解するとともに、現場の状況に柔軟に対応できる高度な「実践力」を養うため1年次から学外実習を行い、福祉の現状を知るとともに、授業で得た知識を実習で確認しながら学びます。さらに、参加型スタイルで行われる各種の演習科目では、自ら考え、問題の解決を図る力を養います。指導にあたる教授陣は、現場経験豊富な教員が揃っており、学生のよき相談者として学びをバックアップします。
福祉における問題について少人数ならではの密度の濃い議論を行うほか、事例研究やロールプレイを通じて対人援助の基本技術から応用までを身につけます。学外実習のガイダンスも実施するので、このゼミナールでの学びが、すべて福祉の現場に通じていると言えます。
本学科生が自主的に取り組むボランティア活動も大きな特徴。講義外の時間を利用して、児童養護施設や障害者支援施設、老人介護施設などでボランティア活動に取り組んでいます。各種ボランティアサークルが活発な活動を展開しているほか、教員やボランティアビューローがボランティア活動の場を紹介し、学生の自主的な活動を支援しています。
福祉に対する倫理観や援助理論といった専門職ならではの知識が、現場での実践力を支えています。本学科は3つの履修モデルを設置し、関心ある福祉分野に必要な理論を、系統的に学べます。
「社会福祉士」「精神保健福祉士」といった国家試験の受験資格に必要な科目を開講し、国家試験合格を積極的に支援、エクステンション・センターでも「社会福祉士国家試験対策講座」を開講しています。また、「福祉の高校教員免許」「レクリエーションインストラクター」「キャンプインストラクター」資格などの各種資格取得が可能です。
福祉施設での豊富な経験を持つ専門スタッフが常駐し、進路や学外実習中の相談に応じたり、実習先との連絡調整を担うなど縁の下の力持ちの役割を担っています。近況報告に来る卒業生も多く、フレンドリーな雰囲気です。
先輩学生の企画による、新入生オリエンテーションキャンプを実施しています。友人づくりはもちろん、コミュニケーションの大切さも学べると好評です。
高齢者・障害者・児童などの社会福祉施設で働く場合や、相談支援事業などに従事する場合を想定し、必要とされる専門知識や理論、援助技術を身につけます。社会福祉に関する広く総合的な実践力を備えた相談・支援のスペシャリストを育成します。

病院や保健所などの施設で働くための、医療や精神保健福祉分野における知識、理論、援助技術を学びます。臨床の場面で、利用者に対する理解を高め、個々のケースに的確に対応できる、高い援助技術を持った専門家を養成します。

国際的な社会福祉の動向や、国・地方自治自体における福祉政策や地域福祉を学習します。個別支援の観点もふまえながら、同時に制度血・施策面を中心とする包括的な福祉の捉え方ができる能力をも養います。

福祉の道を志す場合、現場で実践を積むことが必要不可欠です。福祉サービスの利用者の視点を理解し、信頼関係を結ぶことは学外実習でしか得られません。本学科ではさまざまな福祉現場を経験する「学外実習」を1年次から設賢し、現実の福祉問題に即した実践的なカリキュラムを編成しています。
| 1年次 | 「社会福祉援助技術現場実習I」※学科必修単位 |
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| 2年次 | 社会福祉に関する知識や援助技術を学び、3年次の現場実習に備える |
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| 3年次 | 「社会福祉援助技術現場実習II・III」 ※社会福祉士受験資格に必須の単位(II・IIIともに12日間で90時間以上) |
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| 4年次 | 選択により「精神保健福祉現場実習」(精神保健福祉士受験資格に必須の単位)受講 |
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| 社会福祉援助技術現場実習 | 精神保健福祉援助実習 | 医療福祉実習 | 合計 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 児童相談所 | 福祉事務所 | 社会福祉協議会 | 福祉公社 | 障害者(児)施設 | 児童福祉施設 | 高齢者施設 | その他 | 保険センター・府民健康プラザ | 精神科病院 | 地域生活支援センター | 一般病院 | ||
| 2002年 | 12 | 19 | 37 | 5 | 48 | 30 | 79 | 1 | 3 | 3 | 0 | 14 | 251 |
| 2003年 | 8 | 10 | 40 | 8 | 54 | 32 | 92 | 3 | 9 | 10 | 1 | 10 | 277 |
| 2004年 | 8 | 13 | 30 | 3 | 53 | 31 | 80 | 0 | 6 | 6 | 1 | 6 | 237 |
| 2005年 | 12 | 18 | 25 | 5 | 57 | 35 | 80 | 1 | 7 | 7 | 2 | 10 | 259 |
座学による知識だけでは十分とは言えないのが、福祉という学問の大きな特色です。本学科では1年次から実習による授業を豊富に取り入れ、高い実践能力を磨きながら相乗的に福祉の本質を理解することをめざします。
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| 1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 共通基礎科目 | 世界市民科目 | 世界市民 | |||
| 外国語科目 | 英語IA 英語IIA 英語IB 英語IIB | 英語IIIA 英語IVA 英語IIIB 英語IVB | |||
| 共通教養科目 | 文学 経済学 憲法 健康・スポーツ学演習 歴史学 経営学 政治学 学際科目 言語学 社会学 自然科学 共通教養特別講義 思想 法学 健康・スポーツ学講義 | ||||
| 共通自由科目 | 経済学基礎理論A 経済学基礎理論B 世界経済事情 経済学史 日本経済史 西洋経済史 日本経済論 地域経済論 比較経済体制論 アジア経済論 スポーツ文化論 日中ビジネス論 中国企業論 中国貿易投資事情 現代中国政治 日中関係論 中国史I 中国史II 現代中国社会 中国の自然と地域 社会学原論 現代社会論 心理学 コミュニケーション論 マス・コミュニケーション論I キリスト教学 環境問題概論 科学思想史 社会保障論 公的扶助論 スピリチュアルケア 国際社会福祉論 ボランティア論 障害者スポーツ論 経営学総論 経営史 企業論 経営財務論 経営労務論 マーケティング論 流通論 証券論 保険論 経営情報技術論 情報検索論 会計学原理 財務諸表論 税法I 税法II マスコミの英語研究 英米文学とキリスト教 言語学概論 日本語学概論 日本文化史 総合人間学 比較文明論 比較文学 現代思想 応用言語学 民俗学 アジア文化史 西洋文化史 キリスト教史 西洋思想史 科学技術史 社会言語学 民法A 民法B 国際法 労働法 法女性学 論理学 国際関係論 国際政治史 国際機構論 国際政治事情研究 地域研究I 地域研究II 日本史 外国史 東洋史 地理学概論 地誌 哲学 倫理学 職業指導 東洋美術史 産業考古学 コンピュータ利用I コンピュータ利用II 論述作文 学外研修 随意外国語として履修した以外の初修外国語 共通自由特別講義 [外国人留学生用]日本事情 日本語III 英語IA・IB 英語IIA・IIB 英語IIIA・IIIB 英語IVA・IVB | ||||
| 1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
|---|---|---|---|---|
| 学科必修科目 | 社会福祉援助技術現場実習I | |||
| 学科選択科目 | 社会福祉原論 | 社会福祉援助技術現場実習II 社会福祉援助技術現場実習III 精神保健福祉援助演習 演習 | 社会福祉援助技術現場実習IV 精神保健福祉援助実習 卒業論文 | |
| 医学一般 老人福祉論 障害者福祉論 児童福祉論 精神医学 スピリチュアルケア 精神保健福祉論 精神保健福祉援助技術総論 障害者スポーツ論 | ||||
| 家族福祉論 地域福祉論 社会保障論 公的扶助論 精神保健学 精神科リハビリテーション学 精神保健福祉援助技術各論 国際社会福祉論 ボランティア論 社会福祉行政財政論 社会福祉発達史 医療保険福祉論 社会福祉施設経営論 社会福祉計画論 リバビリテーション論 人間発達論 社会福祉施設サービス論 介護概論 臨床心理学 カウンセリング レクリエーションワーク 野外レクリエーション実習 福祉事情研究 外国書講読 社会調査A 社会調査B 社会福祉特講 | ||||
| 社会福祉援助技術演習A | 社会福祉援助技術演習B | |||
| 社会福祉援助技術論 | ケアマネジメント 社会福祉法 介護演習 | |||
| 1年次 | 福祉施設見学を実施。 社会福祉の基礎知識を養う。 |
|---|---|
| 少人数クラスで実施される1年次の「社会福祉援助技術現場実習I」では、社会福祉に関する問題意識の理解、社会福祉施設の見学、福祉従事者や利用者との交流、各種課題レポート作成などを行ない、大学での勉学への取り組み方や社会福祉の基礎力を養います。また、実習の効果をさらに上げるためにも、理論系の科目もしっかり履修します。 | |
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| 2年次 | 対人援助技術を学びながら、進路にあわせて科目履修。 |
|---|---|
| 2年次より、履修モデルを参考に、卒業後の進路希望にあわせて学習します。モデル間で重なっている科目も多いので、意欲的に取り組めば複数の履修モデルを習得することも可能です。また、3年次の実習に備え、「社会福祉援助技術演習A」では、ロールプレイや事例研究などを通して、対人援助技術を学びます。 | |
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| 3年次 | 福祉施設などで学外実習を体験。 |
|---|---|
| 「社会福祉援助技術現場実習II・III」では、社会福祉施設や社会福祉機関、社会福祉協議会などの学外実習先で、実際に福祉サービス利用者に対する援助活動を行います。福祉の現場を体験することを通して、福祉サービス利用者の視点や豊かな人間性も育んでいきます。 | |
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| 4年次 | 国家試験対策の徹底。 |
|---|---|
| 社会福祉士国家試験に向けての受験対策講座も始まり、在学中に国家試験に挑戦します。3年次に「社会福祉援助技術現場実習II・III」の単位を修得した学生は、「社会福祉援助技術現場実習IV」で医療機関などでの実習も可能です。 | |

例えば認知症や虐待といった、さまざまな状況におかれた社会福祉の利川者を想定し、学生同上が1対1でロールプレイングの実技を行います。話し方や質問のしかたまで、具体的にきめ細かく指導。相手の話をしっかり聴くことで、対人援助に必要な技術を学びます。

現代の「児童福祉」をあらゆる角度から検証します。理念や意克、社会的背景といった根本概念から、現代における児童の生活実態、福祉ニーズの把握方法、法とサービス体系、福祉用具や相談援助活動まで、児童福祉に携わるために必要な知識を網羅します。
ゼミナール(演習)では一方的な講義はなく、討論や発表などを通じて自らが研究テーマを発掘し、検証していくことが求められます。大学での学習の中心となるので、ゼミナール選びは慎重に。所属が決まれば存分に研究に取り組みましょう。

インド・コルカタで人と向き合い、福祉の現場を体験します。
今年はインドのコルカタにあるマザーテレサの施設と教会が運営する施設の活動を理解したうえで、実際に参加することを目的に、準備を進めています。コルカタという町、インド社会、さらにはアジア地域全体の福祉の現状を、グループで調査・発表します。言葉を超えたケアの大切さを肌で感じ、日本の福祉社会を見つめ直します。

「子どもを見る」と、いろいろな問題が見えてくる。
発達障害、虐待、不登校‥・現代社会において、子どもを取り巻く問題は実にさまざまです。このゼミでは子どもの発達についての理論をはじめ、家族を含めた社会的役割や支援のあり方などについて学ぶと同時に、グループでテーマを決め、発表・討議を進めていきます。普段から社会や人、子どもに対する関心を持ち、福祉的側面から考える力を身につけます。
●社会福祉受験資格 ●精神保険福祉受験資格 ●高等学校教諭一種免許状(公民科・福祉科) ●社会福祉主事任用資格 ●司書 ●司書教諭 ●学芸員 ●日本語教員