学部・大学院紹介 社会学部 - 社会福祉学科

すべての人々の「幸福な生活のあり方」を考え、行動できる人になる。

本学の社会福祉学科では、私たちひとりの生活者として、身近な生活や社会の問題点に光を当てるところから、人と人の「つながり」としての「福祉」を考えています。さまざまな環境や状況に置かれている子ども・高齢者・障害者など福祉課題を抱えている人たちがどうすれば暮らしやすい社会をつくることができるのかといったことについて、少人数ゼミナールで密度の濃い議論を行います。また少人数で事例研究やロールプレイで対人援助の基本技術から応用までを学び合いながら、フィールドワークや実習を通じて福祉の「現場力」を鍛えます。あわせて、「実践力」を支える専門知識-理論の学びと国家試験対策にも力を入れ、社会のさまざまな領域で、支援の必要な人に寄り添うことができる能力を持った人材の育成をめざします。私たち自身が生活者としての意識を持ち、隣人の幸せを考え、行動することが、国際社会や日本の福祉の明日を変えていく力になるのです。

【社会学部 3つの方針】

学部の概要 (「2011年度 大学案内 総合ガイドブック(2010年度作成)」より)

福祉分野にとどまらず、公務員など多様な進路の可能性 国家試験受験もしっかりバックアップ

  1. 実践重視カリキュラム

    1年次から福祉現場を体験する演習・実習科目を設置し、現場における対応能力と高い実践技術を養成します。学生約10人に教員1人という少人数制で、きめ細かい指導を実現しています。

    社会福祉フィールドワーク
    社会福祉専門職に欠かせない現場感覚を身につける学び。現場での体験と講義が並行して行われ、対象者への理解、地域社会に貢献する仕事の意義を体感します。
    実習
    社会福祉の本質を理解し、現場の状況に柔軟に対応できる実践力を養うのが実習です。本学では 4年間を通して、福祉施設機関において実習を設定しています。
    ゼミナール
    徹底した少人数制で、対人援助の基本から応用までを身につけます。学外実習のガイダンスも行われる「すべての学びに通じる場」です。
    ボランティア
    講義外の時間を利用して、多くの学生が自主的に児童養護施設や障害者生活支援施設、高齢者介護施設などでボランティア活動に取り組んでいます。各種ボランティアサークルの活発な活動に加え、教員やボランティア活動支援室が活動の場を紹介し、学生の活動を支援。これらの活動を通して現場を知ることが、将来の就職にも役立っています。

    社会福祉特講-マスコミから見た福祉課題-

    「社会への目」を開こう!
    読売新聞社による講義

    読売新聞社の編集委員や記者を講師として招き、福祉に関する話題で講義をしていただくなど、教科書だけでは得られない「社会への目」を開く授業を行っています。社会福祉の学びと、私たちが暮らす社会の繋がりを客観的な視点から実感できる、有意義でユニークな授業です。

  2. 実践の礎となる
    多様な理論系講義

    関心ある分野に必要な理論を系統的に学べるように、5つの履修モデルを設置。学科開設以来、十数年にわたって培った福祉教育の実績をもとに、多様な理論系講義を用意しています。

福祉現場との双方向型授業で、「現場力」を鍛える

学生が福祉現場に出向く「社会福祉フィールドワーク」のほか、福祉現場の職員を本学に迎えて講義する「ソーシャルワーク実習指導I」など、福祉の現場と密接に連携した双方向型の授業を展開しています。これにより、理論を学ぶだけでなく、仕事の具体的なイメージづくりや、福祉の価値・取り組む姿勢について深く考える機会を得ることができます。

社会福祉フィールドワーク

社会福祉専門職に欠かせない現場感覚を身につける学び。現場での体験と講義が並行して行われ、対象者への理解、地域社会に貢献する仕事の意義を体感します。

【フィールドワークの活動先】

老人ホームでのレクリエーション・障害児との野外活動・児童養護施設での学習サポート など
※25以上の団体の中から学生が自分で選んで決定します。

「ソーシャルワーク実習指導Ⅰ」(1年次)

講義やグループワークを通して、利用者や施設・団体・地域社会などに関する基本的な理解を深める授業です。実習の目的や意義を把握するとともに、社会福祉専門職として必要な知識・技術の習得をめざします。

取得可能な資格

  • 社会福祉士国家試験受験資格
  • 精神保健福祉士国家試験受験資格
  • 高等学校教諭一種免許状(公民科・福祉科)
  • 社会福祉主事任用資格
  • 児童福祉司任用資格
  • レクリエーション・インストラクター
  • 福祉レクリエーション・ワーカー
  • 初級障害者スポーツ指導員
  • キャンプ・インストラクター
  • スクールソーシャルワーカー
  • 司書
  • 司書教諭
  • 学芸員
  • 日本語教員

多様な社会福祉の領域から、希望の進路や関心に合わせて学べる5 つのモデルを紹介します。

幅広い領域で活躍できるソーシャルワーカーをめざす ソーシャルワークモデル(包括的相談支援モデル)

他の4つのモデルの基本となるモデルです。社会福祉専門職としての価値・倫理、知識や技術をしっかりと学び、社会福祉の支援を求めている人たちと共により良い社会をつくっていくためには、どのようにすればよいのかを学びます。

科目例

  • ソーシャルワーク論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
  • 社会福祉原論A・B
  • 地域福祉論A・B
  • 高齢者福祉論A
  • 子ども家庭福祉論A
  • 障害者福祉論A
  • ソーシャルワーク演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
  • ソーシャルワーク実習指導Ⅰ・Ⅱ
  • ソーシャルワーク実習Ⅰ

将来の進路例

  • 地域包括支援センター
  • 相談支援センター
  • 福祉施設 など

精神保健福祉、教育、医療分野におけるソーシャルワーク実践をめざす 臨床ソーシャルワークモデル(専門領域相談支援モデル)

精神保健福祉士(精神医学ソーシャルワーカー)・スクールソーシャルワーカー・医療ソーシャルワーカーとして活躍する高度な実践力をもった人材の育成をめざし、こうした領域において必要とされる専門性について学びます。

科目例

  • ソーシャルワーク実習指導Ⅲ(医療ソーシャルワーカー実習)
  • ソーシャルワーク実習Ⅱ(医療ソーシャルワーカー実習)
  • 保健医療論A・Bスピリチュアルケア
  • 精神保健福祉論
  • 精神保健福祉援助技術総論・各論
  • 精神医学
  • 精神保健福祉援助演習
  • 精神保健福祉援助実習
  • スクールソーシャルワーク論
  • スクールソーシャルワーク演習
  • スクールソーシャルワーク実習

将来の進路例

  • 病院
  • 福祉事務所
  • 学校
  • 児童相談所
  • 健所・保健センター など

より豊かで暮らしやすい地域社会づくりの方法を学ぶ コミュニティプラクティスモデル(地域福祉活動モデル)

住民が主体的に地域福祉活動に取り組んでいけるように、地域の中に学び合う機会をつくったり、ボランティア活動を促進したり、公的なサービスを含めたネットワークをつくるなど、地域福祉推進の方法論を学びます。

科目例

  • 地域福祉論A・B
  • 社会福祉サービス論A・B
  • 社会福祉計画論A・B
  • ボランティア論
  • 社会調査A・B社会福祉法
  • 高齢者福祉論B・C
  • 子ども家庭福祉論B
  • 障害者福祉論B

将来の進路例

  • 社会福祉協議会
  • 当事者組織NPO法人 など

人々の生活を支える機構・組織のあり方を考える ソーシャルポリシーモデル(福祉政策・福祉経営モデル)

社会福祉の価値・知識をベースに、国・地方自治体、国際機関やNGO(非政府組織)、企業・NPO(非営利組織)など、人々の生活に関係する機構・組織のあり方と、その運営や経営について学び、福祉政策や福祉経営の本来あるべき姿を考えます。

科目例

  • 社会保障論
  • 公的扶助論
  • 国際社会福祉論
  • 社会福祉施設経営論
  • 社会福祉行財政論
  • 社会福祉法ソーシャルワーク実習指導Ⅲ(福祉事務所・児童相談所実習)
  • ソーシャルワーク実習Ⅱ(福祉事務所・児童相談所実習)

将来の進路例

  • 国際NGO
  • 国連職員
  • 公務員
  • 福祉系企業
  • コンサルタント会社 など

利用者の豊かで充実した生活をサポートする理論・技術を学ぶ 福祉フィールドワークモデル(いきがい活動モデル)

レクリエーション活動、野外活動、障害者スポーツなどの指導・支援を通して、利用者のいきがいや喜びづくりをサポートする福祉専門職をめざすモデルです。まずは自分自身の生活の豊かさを求め、楽しみながら学ぶ姿勢が大切です。

科目例

  • 社会福祉フィールドワーク
  • レクリエーションワーク
  • 野外レクリエーション実習
  • 障害者スポーツ論
  • 福祉レクリエーション援助論
  • 福祉レクリエーション援助技術

将来の進路例

  • 国際NGO
  • 国連職員
  • 公務員
  • 福祉系企業
  • コンサルタント会社 など

講義紹介

スクールソーシャルワーク論

現代の教育・学校現場におけるスクールソーシャルワーク実践のあり方を考察。

日本におけるスクールソーシャルワークの歴史は浅いですが、「福祉」と「教育」の接点で事実上のソーシャルワークを行っていた前駆者は存在します。この講義では、日本におけるスクールソーシャルワークの歴史を児童福祉の歴史と関連させ、現代の学校教育現場にスクールソーシャルワーカーが関わることの意義について理解を深めます。その際、海外の事例なども概観することで、日本でのスクールソーシャルワーク実践のあり方を考えます。

精神保健福祉論

精神障害者の相談・援助を行う「精神保健福祉士」に必要な価値、倫理及び知識を学ぶ。

障害の概念や障害者福祉の意義、関連する法律・施策といった基本的な内容はもちろん、現代社会において精神障害者が家族や地域とどう関わっているか、精神障害者に対する相談援助活動などについて理解を深めます。また、精神障害者の相談・援助を行う「精神保健福祉士」の価値、倫理、役割や活動内容についても学びます。

カリキュラムダウンロード

  1. 福祉施設見学の実施により
    社会福祉の基礎知識を養う。
    ソーシャルワーク実習指導I」では、社会福祉施設の見学、福祉従事者による講話や利用者との交流などを通じて、大学での勉学の取り組み方や社会福祉の基礎力を養います。実習の効果を高めるため、理論系の科目もしっかり履修します。
  2. 対人援助技術を学びながら
    進路に合わせて科目履修。
    履修モデルを参考に卒業後の進路希望に合わせて学習します。モデル間で重なっている科目も多いので、複数の履修モデルを修得することも可能。「ソーシャルワーク演習II」では、ロールプレイや事例研究などを通して対人援助技術を学びます。
  3. 福祉施設などで現場実習。
    利用者の視点を養う。
    ソーシャルワーク実習I」では、社会福祉施設や社会福祉機関などの学外実習先で、福祉サービス利用者に対する援助活動を学びます。福祉の現場を実際に体験することを通して、利用者の視点や豊かな人間性をはぐくんでいきます。
  4. 4年間の学習の総まとめと
    国家試験対策の徹底。
    社会福祉士国家試験に向けての受験対策講座が始まり、在学中に国家試験に挑戦します。3年次に「精神保健福祉援助演習」などの単位を修得した学生は、精神保健福祉援助実習」で保健所や医療機関などでの実習も可能です。

国家試験本学合格率

社会福祉士

第22回社会福祉士国家試験 本学合格率41.7%
(受験者数[現役]:72人 合格者数:30人)※全国平均合格率27.5%

精神保健福祉士

第12回精神保健福祉士国家試験 本学合格率100%
(受験者数[現役]:1人 合格者数:1人)※全国平均合格率63.3%
※国家試験対策...受験資格に必要な科目の開講や資格取得のための課外講座もあります。

2007~2009年度のおもな就職先

おもな就職先(業種別)

  • ※サービス業は非営利的団体を含む
  • ※企業名は入社当時の名称
福祉関係 (医)大植会/(財)大阪キリスト教青年会/(福)大阪市社会福祉協議会/(福)大阪市知的障害者育成会/(福)大阪府社会福祉事業団/(福)おおとり福祉会/(福)岸和田市社会福祉協議会/ケア21/(医)恵泉会/(福)光誠会/(福)香東園/(福)堺市社会福祉協議会/(福)堺市社会福祉事業団/(福)産経新聞厚生文化事業団/(福)四恩学園/(福)春風会/(福)聖徳会/(福)障友会/(福)晋栄福祉会/(福)親光会淡輪園/(福)水仙福祉会/(福)聖家族の家/(医)清水会鶴見緑地病院/(社医)生長会/(医)生登会/(福)長寿会/(福)長野社会福祉事業財団/(福)日本ヘレンケラー財団/日本ロングライフ/(福)博愛社/(福)白寿会/(福)七宗町社会福祉協議会/(社医)ペガサス/ベネッセスタイルケア/メッセージ/(福)萌/(福)八尾隣保館/(医)養和会/(福)ライフサポート協会/(福)洛東園/(福)和歌山県福祉事業団
公務 大阪府庁/尼崎市役所/和泉市役所/堺市役所/豊中市役所/東大阪市役所/和歌山市役所
民間企業 アビリティーズ・ケアネット/紀陽銀行/近畿労働金庫/小松ウオール工業/泉州銀行/鳥居薬品/西日本旅客鉄道/パナホーム/ロック・フィールド

2007~2009年度大学院進学

桃山学院大学大学院

社会福祉学科の同窓会

福祉の現場で活躍中の卒業生による同窓会「桃山福祉会(桃福会)」が、在学生の就職を支援しています。桃福会では、月に1回、福祉現場の情報交換や知識・技術の向上を目的とする勉強会を開催。この「桃福まなびの会」は在学生も見学が可能です。勉強会後の昼食交流会では、卒業生から卒論や就職のアドバイスをもらうこともできます。

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