社会学部

ソーシャルデザイン
学科(福祉)

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社会学部 ソーシャルデザイン学科(福祉)
今日は、誰のしあわせを、デザインしよう?

ソーシャルデザイン学科とは

福祉=幸福(しあわせ)という観点から、 社会課題を福祉的な面から解決し、「一人ひとりのしあわせ」を実現することで、 ”共生社会をデザインできる人”を養成する学科です。

ソーシャルデザインとは

一人ひとりの幸福の実現のために、さまざまな社会課題を解決し、
より良い生活、コミュニティ、社会をつくっていこうとするプロセスのことです。

FEATURES
ソーシャルデザイン学科は、これからの時代に求められる”福祉マインドを持ち未来の社会をデザインしたい人”のための学びです。
福祉マインドで未来の社会をデザインする
福祉的視点で社会の課題を捉え、共生社会をデザインできる人を養成する。
それは、約40年の福祉現場での実績をもつ桃大だからできること。
社会から求められている人
  • 人に寄り添い、人を支える福祉分野のリーダー
  • 多様化、複雑化する社会の課題を発見し、解決できる人
  • 企業などにおいて福祉的発想で新たなサービスや商品を生み出せる人
  • 地域共生社会の実現に向け、コーディネーターとして活躍できる人
3つの学びのフィールド
ソーシャルデザインを実現する
ソーシャルワークを学ぶ
『生活・ケア』
フィールド
いきいきとした生き方をデザインする知識、価値、支援力を身につけ、個人・家族を支えるための社会福祉を幅広く学ぶ

進路イメージ

福祉事業所・児童相談所・介護施設・保健所・医療機関 など

『地域・組織』
フィールド
地域や福祉に関わる組織に焦点を当てて、生活していく上でのさまざまな問題を提言・解消して福祉を実現するデザインを考える

進路イメージ

社会的企業・NPO(福祉関連・地域づくりなど)・一般企業・社会福祉協議会 など

『政策・国際協力』
フィールド
世界の全ての人が豊かで健康に暮らせる社会の実現のために、ポジティブな政策や国際的な協力のデザインを目指す

進路イメージ

自治体・国際機関・多文化支援NPO・福祉コンサル・シンクタンク など

4年間の学びのステップ
STUDY
現場でのインターンシップなど、
多様な現場での実践的な学び
鉄道沿線のまちづくりを実践的に学ぶ!
実践的と理論を「行き来」する4年間
社会が抱える様々な課題を理解する実践的な学びと、福祉の理論を学ぶ大学での講義を4年間にわたって「行き来」することで、それぞれの学びをより深く理解します。現場での実践力の養成のため、本学ならではのネットワークを生かして、数多くの実習先を確保しています。
4年次 複数資格を希望する場合の現場実習
3年次 福祉施設などで現場実習
2年次 援助の技術を学ぶ
1年次 現場を体験 ・基礎知識の習得
約40年の実績とネットワークによる豊富な実習先
  • 社会福祉協議会
  • 児童養護施設
  • 地域包括支援センター
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 障害福祉サービス事業所
  • 地域活動支援センター
  • 障害者スポーツセンター
  • 児童発達支援センター
  • 障がい児放課後等デイサービス事業所
  • 病院
  • 精神科病院
知識だけでなく、
人間性もしっかり育むために、
少人数の学びを行っています。
鉄道沿線のまちづくりを実践的に学ぶ!
学生約10人に教員1人の少人数制
桃大のソーシャルデザイン学科は少人数教育の伝統があります。ゼミナールは学生約10人に教員が1人という体制なので、教員と学生の距離が近く、何でも相談できます。
こうした環境で実践的なスキルや人間性をしっかりと育成します。
福祉系国家資格のうち、2つの取得が目指せる!
鉄道沿線のまちづくりを実践的に学ぶ!

社会福祉士

精神保健福祉士

介護福祉士

※関西では5大学のみ!数少ない4年制養成校!
2022年度W資格合格者実績

社会福祉士

48.9%

全国平均44.2%

精神保健福祉士

80%

全国平均71.1%

介護福祉士

100%

全国平均84.3%

社会福祉士&
精神保健福祉士

W合格

80%

  • スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程
  • レクリエーション・インストラクター
  • 福祉レクリエーション・ワーカー
  • キャンプインストラクター
  • キャンプディレクター2級
  • 初級障がい者スポーツ指導員
  • 社会福祉主事任用資格
  • 児童指導員任用資格
  • 司書
  • 博物館学芸員、日本語教員
多彩な進路で学びを活かす
2022年度 主な就職先
アルフレッサ株式会社/株式会社モリタ/ルイ・ヴィトンジャパン株式会社/株式会社関西スーパーマーケット/上新電機株式会社/大阪厚生信用金庫/日新火災海上保険株式会社/鴻池運輸株式会社/日本情報産業株式会社/社会福祉法人聖隷福祉事業団/公益財団法人浅香山病院/社会医療法人ペガサス/医療法人えいしん会/株式会社ベネッセスタイルケア/社会福祉法人和泉乳児院/社会福祉法人四恩学園/社会福祉法人大阪市社会福祉協議会/社会福祉法人松阪市社会福祉協議会/社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団/社会福祉法人大阪福祉事業財団/株式会社ケア21/社会福祉法人みおつくし福祉会/社会福祉法人日本ヘレンケラー財団/社会福祉法人大阪府社会福祉事業団/SOMPOケア株式会社/法務省専門職員/大阪府庁/和歌山県庁/熊野市役所/大阪市役所
ソーシャルデザイン学科×SDGs
鉄道沿線のまちづくりを実践的に学ぶ!
黒田 隆之 教授

いま、多くの企業や国、地方自治体、市民活動団体、個人が、SDGsの17の目標を達成するためにさまざまな取り組みをはじめています。
社会福祉が取り組んでいる課題の多くもこのSDGsの目標と強い関係があります。「すべての人に健康と福祉を」の目標はもちろん、「貧困をなくそう」、「質の高い教育をみんなに」、「ジェンダー平等を実現しよう」、「住み続けられるまちづくりを」等の目標達成のために、私たちに何ができるのか、ソーシャルデザイン学科では実践的に学ぶことができます。

例えば私の担当する障害者福祉の授業では、日本の障がいのある人の生活が、SDGsの目標を十分に満たせているかについて考えています。
「医療・福祉サービスや学校教育は障がいのある人のニーズを満たすものになっているか」、「障がいのある人の多くは実は相対的貧困の状態にあるのではないか」、「障がいのある人にとって住み続けられるまちづくりができているか」など、SDGsを活用して障がいのある人の生活状況を分析し、どのような個別支援や社会システムの改革が必要なのかについての学びを深めています。

MESSAGE
小野 達也 教授
幸せはみんなでつくる
専攻
社会福祉学 地域福祉論
研究テーマ
増進型地域福祉、対話的行為を基礎とする地域福祉実践
あなたは、「福祉」から何を連想しますか。辞書で「福祉」という言葉を引いてみると、「しあわせ、幸福」とあるはずです。実は福祉とは、幸福をつくる仕事です。特に地域福祉は、日常生活や地域社会と密に関わり幸福をつくっていきます。
これまでは幸福といえば主に物質的な豊かさを手に入れることでした。これからはワークライフバランスや社会とのつながり、主観的幸福感といった個人の幸福とともに、社会の持続的な幸福が重視される時代となります。幸福をどうつくるのか、これからの福祉の可能性について、一緒に考えてみませんか。
梅谷 進康 教授
生きづらさを解決する社会福祉
専攻
社会福祉学
研究テーマ
ソーシャルワーク、高齢者福祉、地域包括ケアシステム、介護保険制度
人は、さまざまな生活課題を抱える場合があります。例えば、育児・介護と仕事の両立、居場所や人とのつながりがない社会的孤立、経済的困窮、障がいなどです。
そのような生きづらさに対して、社会保障制度、地域社会、福祉専門職による支援、利用者本人や家族などの取り組みによって、解決していくものが社会福祉です。
この学問では人権について学ぶとともに、人と人との関わりや地域づくり、社会の仕組みを学びます。あなたも、生活に直結し、人の役に立つことが直接的にわかる学問である社会福祉について学びませんか。
辻井 誠人 教授
いろいろな引き出しを持ち、人間としての成長をめざしましょう
専攻
精神保健学、社会福祉(社会福祉労働論)
研究テーマ
精神障害者の地域移行、精神保健福祉労働
対人支援の専門職には、コミュニケーション能力が必須です。自分が困っているときにSOSを出すことを含め、普段から周りの人と話すことを心がけましょう。研究室の学生たちには、「スポーツや旅行をし、小説や映画に親しむなど、直接・間接の経験を積むことが大切だ」と言っています。
何にでもトライしていろいろな体験を重ねることで人として成長でき、困難を抱える人に寄り添う専門職として活躍できるのです。自分の周りの世界だけで完結せず、いろいろな引き出しを持ち、人間としての成長をめざしましょう。
金澤 ますみ 准教授
スクールソーシャルワーカーがつなぐ、子どもへの支援
専攻
児童福祉、学校ソーシャルワーク
研究テーマ
子どもの暮らしと学校学、ソーシャルデザイン
日本での「スクールソーシャルワーカー(SSW)」の歴史はまだ浅く、スクールカウンセラーとの違いも一般には認識されていないのが実情です。
SSWは学校生活に問題を抱える生徒と、外部の協力機関との架け橋になる役目をします。
「誰かと一緒に何かを協働するのが好き」「学校をよりよい場所にしたいという思いがある」「わからないことをわからないとちゃんと言えて、いろいろな機関の人に相談できる」ことが、SSWに必要な要素です。誰もが学校生活を意義あるものにするための支援役を、めざしてもらえたらうれしいです。