水素エコノミー　エネルギー・ウェブの時代

単に水素エネルギーを脱石油時代の旗手として捉えるだけでなく、その先の

未来、「エネルギー・ウェブ」という概念の効用を説く。商用電力系統につながる

多くの分散型電源を遠隔制御し、現在の大型電源に変わるエネ供給源として

利用するという発想。日本でも、タイムリーなテーマであり、高名な文明評論家の

話題の書というだけでなく、じっくり読む価値がある。

　　　ジェレミー・リフキン著　柴田裕之訳　　ＮＨＫ出版・　2003年　P.342 

株のように排出枠売買　脱温暖化社会へ　欧州の挑戦・１

世界的な金融街、ロンドンのシティー。荘厳さを誇るイングランド銀行（英中央

銀行）近くのビルの一室に、ＥＣＸ（欧州気候取引所）社の小さな事務所が

ある。取引しているのは二酸化炭素（ＣＯ２）。伝統的な金融商品である

株や債券を扱うのと同じように、排出できるＣＯ２の枠の売買を仲介する。・・・

　　　朝日新聞 2007年05月11日 朝刊生活１ P.21

2008/5/10