保健室便り

過呼吸発作の対応

    ☆ ☆ 過換気症候群 ☆ ☆ ☆

39 20067

<過呼吸発作とは?>

緊張や不安、恐怖、過度のストレスや極端な感情の高まりで、発作的に速い呼吸、もしくは深い呼吸を繰り返してしまいます。その結果、血液中の酸素が過多になり、二酸化炭素が極端に減少し、血液の性質がアルカリ性に偏りすぎて、筋肉や神経に痙攣を起こします。

*     <症状>

うまく呼吸が出来ず、息苦しさ、唇のしびれ、手先足先のしびれ、けいれんが起きます。発作の経過時間が長くなると全身の硬直が起こる場合もあります。

 

本人は息が苦しい、呼吸が出来ない・・・さらに速い呼吸をする・・・という悪循環に陥って、さらに血液中の酸素濃度は高く、二酸化炭素濃度は低くなりバランスが崩れて行きます。

<過呼吸発作の対処法>

*        周囲に人が大勢いると余計に不安を招くことになるので、人払いをする。看病する人は一人もしくは二人で、出来れば静かな場所へ移動させる。

*        「大丈夫だよ」」と安心できるよう呼びかける。

*        「ペーパーバック法」で自分の吐いた息を再度吸わせる。(大気より一度吐いた息は、酸素濃度が低く二酸化炭素濃度が高い。)

*        ゆっくりとした息をするよう一緒になって呼吸指導をする。(息を吐くことを意識させるように「ゆっくり息を吐いて〜」と声をかけながら)

ペーパーバッグ法:紙袋(なければナイロン袋)を口と鼻にあて、自分のはいた息を再び吸うことを繰り返します。これで二酸化炭素を取り込み、血液がアルカリ性に偏っているのを中和させることになるので、だいぶラクになります。

手足がしびれ出してからでは遅いので、なるべく早く呼吸を整えることが大切です。

 

    痙攣が起きてきている場合は、病院で処置(鎮静剤の注射など)をしてもらえばおさまります。

    過呼吸発作は、繰り返して起こすことが多いので、慣れてくれば発作時の対応を自分で出来るようになります。そのとき周りにいる人は優しく見守ってください。

 息苦しさを訴える病気には、気管支喘息、気胸、狭心症などもあるのでその他の症状についても観察し、まずは冷静に対応してください。

*不安なこと、解らないことがあればいつでも保健室へお尋ねください。