よりよい大学運営へ

本学の取り組み

環境への取り組み

大学として地球環境問題に取り組む姿勢を明確にするために、本学は2000年10月に環境問題に取り組む指針となる「環境宣言」を制定し、取り組みを検討する環境委員会を設立しました。本学の現状を把握し、省資源・省エネルギー・ゴミの削減に取り組むとともに、啓発活動の一環として「環境ニュース」や環境報告書の発行、環境に関する講演会などを開催しております。

桃山学院大学環境宣言

桃山学院大学は、地球環境問題の重大性を認識し、地球環境の保全にむけて、積極的に貢献する。桃山学院大学の構成員のひとりひとりが、「世界の市民」としての自覚と責任のもとに、教育研究活動をはじめ大学の管理運営活動等キャンパスにおける全ての活動をつうじて、以下の目標を掲げ、環境負荷の低減と循環型社会の実現をめざす。

  1. 省資源・省エネルギーに努める。
  2. 廃棄物の減量、再資源化に努める。
  3. 地球環境問題についての教育・研究および啓発活動に取り組む。

2000年10月24日
桃山学院大学
学長 村田 晴夫

 

 

聖ヨハネ館の太陽光発電

聖ヨハネ館の太陽光発電

 

 

聖ヨハネ館(2009年2月完成)の屋根には、その面積の約三分の一に太陽光発電システムが設置されています。616枚の屋根一体型多結晶太陽光パネル(合計最大出力36.96kW)と、22枚の透過型薄膜型多接合パネル(合計最大出力1.43kW)が毎日太陽の光を電気に変えています。2012年の1年間で計3万8千kWhもの電力を生み出しました。発電された電気はそのままヨハネ館内で消費され、ヨハネ館で使用した電力の11~12%をまかなうことができました。これは、原油換算で約10キロリットル(=10,000L)の節約、二酸化炭素に換算すると約13トンの排出削減に相当します。

この発電システムは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究「平成20年度太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」に採択されており、長期運転によって有効性を実証するとともに、本学での運転データが収集・分析され、システムのさらなる性能向上とコストの低減によって本格普及を促すための資料として利用されます。