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学長挨拶

「自ら学ぶ力」をはぐくむ大学

学長 明石 吉三

桃山学院大学は、開学以来、「キリスト教精神に基づく人格の陶冶」と「世界の市民として活躍しうる国際人の養成」を教育理念に謳っています。すなわち、他者の立場を思いやり、それに基づく言動ができる人材を育成するとともに、社会や世界の要請に応えられる有為な人材を世に送り出すことをめざしています。

大学4年間は、大半の学生にとって実社会で活躍する前の最終教育期間です。実社会で問われるのは知識の多寡ではなく、解決すべき課題を見出し、その課題を具体的に解き、そして実行する力です。この力を養成することは容易ではなく、現実に直面してから養成していくことになります。この課題解決、実行のためには物事の本質を見抜く力が必要です。その力は、自らが時間をかけて獲得していくこと、すなわち、自らが学んで獲得していかなければなりません。この「自ら学ぶ力」の基盤を、大学時代に身につけておかねばなりません。そうした力を養うためには、大学生活をどれだけ充実させるかが重要です。本学では、勉学、クラブ活動、ボランティア活動、海外研修、キャリア支援など、学生が自身の個性や能力を自覚し、4年間で磨き上げていくための環境整備に力を入れています。本学の学生には、ぜひこれらを活用し、さまざまなことに挑戦することで「自ら学ぶ力」を身につけてほしいと思います。

一方で、本学は地域に根差した「地域の知のセンター」としての大学をめざしています。現行の社会人聴講生制度、里山再生支援、地域スポーツ支援活動などを引き続き行うことはもちろん、地域のニーズを研究面で受け止め、社会活動面で支援するなど、多様な側面で地域と連携していきたいと考えています。
2009年に開学50周年・学院創立125周年を迎えた本学の課題は、これまで受け継いできたものをさらに将来に向けて継続・発展させていくことです。そのためにも本学のキリスト教精神に基づく『「世界の市民」の養成』という素晴らしい理念を、現在および未来へと生かしていく教育・研究こそが、これから追求すべき方向であると確信しています。

桃山学院大学学長 明石 吉三

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