香港フードエキスポインターンシッププログラムにて、日本の胡麻で有名な大阪府の和田萬さんのブースで商品の良さを世界のバイヤーや消費者へ伝える研修を受けた。あれから早くも一ヶ月が経とうとしているとき、お礼状を送らせて頂いたことで念願の企業訪問の許可を得た。

　本社では、社長の和田さんに改めて和田萬さんの歴史や、「一体胡麻とは？」という具体的なお話に加え、これから社会へ出るために和田さんが大切だと感じる心構えなど、貴重な時間をもつことができた。その中で、「譲り合い精神」が大切だとご指導いただいた。このことから、私は日常生活で関わる相手の気持ちに近づき、寄り添っていくことを心がけようと決心した。

　香港のインターンシップでお世話になった久綱さんも出迎えてくださり、研修中の出来事など思い出話で盛りあがり、楽しい時間を過ごせた。その最中に「今まで手伝ってくれた研修生の中で一番よかったで！」とおっしゃってくださり、感無量だった。

　工場では胡麻の1から10の工程を見学した。完成まで凄く複雑な工程があり手間がかかっていると実感した。この企業訪問を通じて、人一倍胡麻の生産、流通、加工、販売の知識とその作業に関わる方々の仕事に対する情熱を知ることができた。