桃山学院の「キリスト教精神」

 

「自由と愛の精神」

 

        桃山学院の学院章には、"SEQUIMINI ME"(我に従え)

という言葉が刻まれています。それはアンデレがイエス

に従ったように、「自由と愛の精神」をもって生きること

です。使徒パウロが書いています。「あなたがたは、自由

を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、

肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えテキスト ボックス:  この学院章は,イエス・キリストの最初の弟子である聖アンデレ (St. Andrew)にちなんでデザインされている。「アンデレ・クロス」   (X字型の十字架)は,イエスの教えを守り通して殉教したアンデレの偉大なる生涯のシンボルである。「SEQUIMINI(セ ク イ ミ ニ) ME(メ)」(「我に従え」というラテン語)は,アンデレがイエスに出会った時に呼びかけられた言葉である。したがって学院章はアンデレのように最後まで「自由と愛」のキリスト教精神によって生きることを示している。        
          
 

なさい。」 (ガラテヤの信徒への手紙513)

自由には他者への愛と責任がともないます。「自由」と

はひとりひとりの人格と主体性を尊重すること、「愛」と

は互いに支えあいながら他者と共に生きることです。こ

テキスト ボックス: 「桃山学院の学院章」
          
 

の「自由と愛の精神」は、たんにキリスト教の立場だけ

ではなく、すべての人間が一致しうる普遍的な理念であ

り、人類共通の目標です。

 人間のそのような可能性を開花させながら、高い理想

をめざしてチャレンジしつづけていくこと、それこそが

桃山学院の一世紀を超える伝統がめざそうとする「キリ

スト教精神」であり、「世界の市民」への道なのです。

 

     

 

 

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