桃山学院の「キリスト教精神」
「自由と愛の精神」
桃山学院の学院章には、"SEQUIMINI ME"(我に従え)
という言葉が刻まれています。それはアンデレがイエス
に従ったように、「自由と愛の精神」をもって生きること
です。使徒パウロが書いています。「あなたがたは、自由
を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、
肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕え
なさい。」 (ガラテヤの信徒への手紙5章13節)
自由には他者への愛と責任がともないます。「自由」と
はひとりひとりの人格と主体性を尊重すること、「愛」と
は互いに支えあいながら他者と共に生きることです。こ
の「自由と愛の精神」は、たんにキリスト教の立場だけ
ではなく、すべての人間が一致しうる普遍的な理念であ
り、人類共通の目標です。
人間のそのような可能性を開花させながら、高い理想
をめざしてチャレンジしつづけていくこと、それこそが
桃山学院の一世紀を超える伝統がめざそうとする「キリ
スト教精神」であり、「世界の市民」への道なのです。