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2018.1.25お知らせ・イベント

第三回公開研究会「経営学への招待」を開催しました

経営学研究科は、1月17日(水)に聖ヨハネ館において、環太平洋圏経営研究学会との共催で地元の泉北ニュータウンに居住されている市民の方たちにも開かれた無償の研究会「経営学への招待」を開催しました。昨年の7月と11月に引き続き、これで3回目の開催となり、定例のイベントとして定着しつつあります。参加者は前2回と比べると少なく13名でしたが、3回の研究会に皆勤で参加された方の中には、遠く豊中市にお住まいの方もおられました。

今回は経営学研究科の博士後期課程に在籍されているシニア大学院生の報告2本と、教育経営学を守備範囲とする教員の報告の計3本の研究発表が行われました。
トップバッターの久井孝則さんは、地元の岸和田市立岸和田産業高校の元校長で、「西洋複式簿記から考えられる明治維新と文明開化」というテーマで報告されました。雇用された外国人によってもたらされた造幣局、大蔵省から一時は明治政府全体へと普及した複式簿記の理念と手法が展開された明治初期の公会計の歴史について、説得力のあるビジュアルを駆使したプレゼンテーションをされました。


報告されている久井孝則さん

次いで、大阪大学、広島大学を経て、群馬大学附属図書館の事務部長、京都女子大の教授を務められた山中康行さんが報告されました。タイトルは、「岩猿敏生の大学図書館経営」です。岩猿敏生は、山中さんが京都大学理学部数学教室図書室に就職されたときの付属図書館事務部長で、後に関西大学の図書館学教授となられた日本の図書館の世界の大先達です。世界では専門職に位置づけられているライブラリアンですが、日本では当時、誰でもできそうな事務職と思われていた図書館司書を、なんとか専門職と認められるよう奮闘された岩猿先生の存在をていねいに紹介されました。

コーヒーブレイクのあと、最後は本学の教職課程担当の教員である伊藤潔志准教授から「教育課程と教育改革」と題する発表で、学習指導要領改訂の歴史に即して戦後日本の教育行政の展開をわかりやすく解説されました。

3本の報告が終わる毎に、教員のほか、市民の方たちからも質問と感想が述べられ、活発な質疑応答が行われました。大学の通常の授業とは違い、理論に偏らず現実をも意識した報告がなされ、フランクな発言の応酬もありました。
年度があらたまっての2018年度にも、また市民の方々を招いての楽しい経営学研究会が開催されることと思います。

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