2009年度 春期 環境問題概論

講義計画 |  参考図書


授業で使用したファイルを探しに来た人へ

授業でパソコンから使用しているPowerPointファイルや配付資料の原稿は受講者に公開されていますが、そのファイルはこのホームページ上にはありません。使用している資料の著作権の問題などがあるので、大学LAN内のパソコンからのみアクセスできる教材サーバに入れてあります。情報センターの自習室などに行って、「マイ・コンピュータ」の中に見える「Lesson (S:)」を開いて、私の名前のフォルダ(iwao)の中を探してください。印刷もできますが、くれぐれも紙資源の節約に努めてください。


講義計画

【講議概要】

 地球温暖化、化学物質、リサイクル・・・、環境問題はすでに身近にあり、多くの人が漠然とした不安を持ちながら、しかし具体的に行動を起こすことなく毎日を送っている。私達の生活のなにがどのように問題なのか、多くの情報があふれかえる現在、信頼できる基礎知識を身につけ、これからの自分の行動を決めていかねばならない。

 この講義では、これからの時代を生きていく上で必須と思われる主要な環境問題に関する基礎知識を身につけてもらうとともに、それぞれの問題に対し今なにをすべきか、なにがなされているか、なにができるかを、ともに考えていきたい。

【学習目標】

 主要な環境問題(ゴミ問題、人工化学物質汚染、酸性雨、オゾン層破壊、地球温暖化、土壌劣化、水危機、食糧問題、エネルギー問題)に関する基礎知識を身につけて、マスコミやインターネットの情報にいたずらに踊らされない自信を持ってもらいたい。同時に、それぞれの問題に対し今何をすべきか、何がなされているか、何ができるかを、ともに考えていきたい。

【講議計画】

時事問題も取り入れながら、おおむね以下のテーマを扱う(順序は変更の可能性あり)。

・ゴミ問題
・地球温暖化, エネルギー問題
・人工化学物質汚染
・酸性雨、オゾン層破壊
・土壌劣化、水危機、食糧問題


第1回イン・クラス・レポート

「リサイクルは資源のムダ、環境負荷がかえって高くなる、という『リサイクル無用論』を最近よく聞くけど、実際どうなの?」とたずねる中学生に、授業内容をふまえてやさしく説明してあげてください。


第2回イン・クラス・レポート

「温暖化の何がそんなに問題? どうすれば止められる? 私たち個人にできることがある?」という中学生からの質問に対し、授業内容をふまえて回答してください。


第3回イン・クラス・レポート

「昔ダイオキシンが騒ぎになったけど、結局なにがどうでどうなったわけ?」とたずねる中学生に対し、授業内容をふまえて解説してあげてください。


第1回アクション・レポート 「あなたの住む自治体のゴミ回収実態を探れ!」

専用用紙の指示に従って、あなたの住む自治体のゴミ回収に関するルールや回収量等を調べてください。たいていの自治体はWEBに情報を載せているはずです。今住んでいる場所でなく実家のある場所のことでもかまいません。複数箇所を比べるのもおもしろいでしょう。調べた上で裏面に感想を書くのを忘れずに。


第2回アクション・レポート 「我が家のゴミ調査:現状を知り、減量に挑戦!」

自分(達)が日常どれだけゴミを出しているか、そして3つのRを実行することでどれだけゴミを減らせるかを実感してもらう課題です。趣旨を理解した上で、柔軟な書き方をしてもらえば結構です。第1週は現状を把握し、第2週はReduce, Reuse, Recycleを心がけてできるだけゴミを減らしてください。住居で出すゴミだけでなく、大学など外で自分が出すゴミも対象になります。

自分のゴミの特徴に応じて、比較しやすいような分類区分を作ってください。単位は個数でも袋数でもgでも目分量でもかまいません。2週間の比較ができればそれで結構。いちいち巖の承認を求める必要はありません。

2週間が終わったら、この課題でわかったことを裏面にレポートとしてまとめてください。どんなゴミが多かったか、どんなゴミが減らしやすかったか、どんな努力が必要か、もっと減らすには世の中がどうあるべきか、などなど、体験に基づいた感想を自由に書いてください。


第3回アクション・レポート 「我が家のエネルギー消費調査:どれだけCO2を出している?」

自分(達)が日常どれだけエネルギーを消費しているか把握してもらう課題です。いわゆる「環境家計簿」というやつで、今までにも調べたことがあるかも知れません。1ヶ月あたりの電気・ガス・水道等の使用量を調べて記入し、表に従いCO2排出量を計算してください。寮などで個別の値がわからないときは、管理人に総使用量を聞いて部屋数で割るなど、柔軟に推定してください。各エネルギーからの排出割合がわかったら円グラフにしてください。調査が終わったら、この課題でわかったこと、考えたことを裏面に簡単にレポートとしてまとめてください。


【成績評価の方法】

試験70%、レポート30%
レポートは、授業時間中に出題してその場で書き上げて提出してもらうもので、その時点まで数回分の講義内容を振り返りまとめてもらうのが目的である。その他にも、自分の生活を見直すアクション・レポートも課す。レポートをすべて提出した上で、試験で6割程度得点すれば単位を与える。

【教科書】

なし

【参考書】

環境省編 『環境・循環型社会白書 平成20年版』

遠山益 『人間環境学』 裳華房  2001

石弘之 『地球環境報告II』 岩波新書 1998

安井至 『市民のための環境学入門』 丸善ライブラリー 1998

東京商工会議所『ECO検定公式テキスト』日本能率協会マネジメントセンター 2006他

松永和紀 『メディア・バイアス』光文社 2007


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2009. 9. 4.