ボランティアを始める前に
桃大生の皆さんにボランティア活動のイメージを聞いたところ、「真面目な人がするイメージ…」、「しんどそうなイメージ…」、「意識の高い人たちがやっている活動？」という答えが多くありました。この意見は、大学生になる前に清掃活動や草抜きに半強制的に参加し、そういったしんどいことを「あえて」する人は真面目だろう…という考えから持つイメージなのだと思います。
ボランティアはあらゆる分野で活躍することができます。ボランティア活動には決まったルールや方法がありません。ボランティアは自分の「好き」なことを活動に結び付けることができます。ひとりでも多くの桃大生の皆さんに、ボランティアの良い面を知ってもらえれば嬉しいです。
子ども・自然・障がいのある方・教育など、さまざまな分野のボランティア活動を用意していますので、お気軽に聖ペテロ館2階のボランティア活動支援室までお越しください。
※一般の方にはボランティア情報を提供しておりません。お住まいの地域にあるボランティアセンターをご利用ください。
ボランティアを選ぶ際のチェックポイント
①興味がある分野のボランティア活動に参加しましょう。
②活動時間帯は無理のない時間帯を選びましょう。
③時間的・体力的・精神的・技術的に厳しいものは避けましょう。
④活動場所は通える範囲にあるか確認しましょう。
ボランティア活動をする際の基本ルール
できる範囲から無理せず活動しましょう。
ボランティア活動に没頭するあまり講義についていけず、単位を取得できなくなる方も少なからずいます。無理せず自分にできることや、自分に合ったボランティアを選び、自分のペースで活動しましょう。依頼されたものを何でも引き受けるのではなく、自分自身でスケジュールを調整できる力も身につけてもらえると嬉しいです。
集合時間やルールは必ず守りましょう。
集合時間には必ず間に合うようにボランティアに参加しましょう。ボランティア活動先では大学生だけではなく、皆さんより年下の方やご高齢の方も参加しています。そこで、「大学生は遅れてくることが多いなぁ…」と思われることのないように、責任を持って行動しましょう。活動先で決められたルールも、必ず守るようにしてください。
積極的に行動するようにしましょう。
ボランティア団体の方の指示に従うことももちろん大切ですが、受け身になりすぎず、自分から積極的に動くように心がけましょう。「待ち」の姿勢でいても、もちろんボランティア活動をすることができます。ただ、積極的になれば、色々な「チャンス」がやってきます。大学生の間に、この「自ら動く力」を身に着けてもらえると嬉しいです。
プライバシーは守りましょう。
活動を通してボランティア活動先の情報や、イベント参加者の個人情報を知る機会もあります。なかには、ボランティア活動で関わりのある人から、悩みや辛かった過去の「秘密にしてほしいこと」を打ち明けられる可能性もあります。それをSNSに書き込んだり、友人に言いふらされると、あなたはどのような気持ちになりますか？良い気持ちにはなりませんよね。必ずプライバシーは守りましょう。信頼は、約束や秘密を守ることによって得られていくものです。
相手の立場にたって物事を考えましょう。
ボランティア活動をしていると「してあげる」思いが強く、ひとりよがりになってしまうケースもあります。活動先や相手が何を求めているのかを理解し、対等な立場であることを忘れず、相手の気持ちを尊重しながら活動することを心がけましょう。
学びを大切にしましょう。
ボランティア活動が終了すると、満足感が得られると思います。ただ、それだけでストップしてしまうと、自分の成長には繋がりません。はじめは小さな目標でも構いません。「子ども達と仲良く接する」等でも問題ありません。ボランティア活動では自分の中で目標を定めながら活動するように心がけてみてください。満足感だけではなく、自分が成長していることも実感できますよ。
できないことは、はっきりと「できない」と伝えましょう。
大学でもボランティア活動を取捨選択をしていますが、なかには、「駐車場整理」や「皿洗い」といった、本来であればアルバイトを雇う部分を『安い労働力』としてボランティア募集をする団体も少なからずあります。「安い労働力」と感じられる活動については、すぐにボランティア活動支援室にお知らせください。また、そういうことがあれば、活動団体に「ボランティア活動ではありませんよね？」と自分から言えるようにしましょう。過去にはそのことを誰にも相談できず、悩んでいた桃大生もいました。活動先で辛いことや腹立たしいことがあった場合、いつでもボランティア活動支援室に相談に来てくださいね。
