留学生と日本人学生、それぞれが感じた”出会い”と”学び”

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2025年10月23日 掲載
Buddyプログラム
国際教養学部 英語・国際文化学科 3回生 越智 相太さん
交換留学生(CYセルジ・パリ大学:フランス) DIALLO Briceさん



今回お話を伺ったのは、Buddyプログラムを通じて交流を深めた留学生のBriceさんと、日本人学生の越智さん。普段どのようにコミュニケーションを取り、どんな経験をしてきたのか、お互いの目線から語っていただきました。

Buddyプログラムに参加した目的や、当初の目標は?


Briceさん

日本に来るのは今回が初めてで、正直少し不安もありました。でも、Buddyがいることで「何かあっても相談できる」「安心して過ごせる」と思い、参加を決めました。

越智さん

もともと将来留学をしたいと考えていたので、留学生と関わることは良い経験になると思いました。英語を実際に使う練習の場としても、このプログラムはぴったりだと思い、参加しました。

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Buddy参加のきっかけを話してくれた二人



普段のコミュニケーションは?


Briceさん

普段は自然と日本語が出てきますが、英語も少し混ざります。越智さんとは日本語で話すことが多いですね。今後、越智さんがフランスに留学する予定があるので、その時に現地で再会できるのを楽しみにしています。

越智さん

基本的には日本語で会話しています。ただ、他の留学生など日本語が分からない人がいる場合は英語も使います。連絡も日本語でしていますが、挨拶などはたまにフランス語を使うこともあります。

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日本語と英語を交えて交流する様子



どのような交流をしていますか?


Briceさん

週に2〜3回は会って、バレーボールを一緒にしたり、チェスやスポーツ、アニメの話をしたりしています。性格が似ているせいか、自然とたくさん交流できました。僕はYouTubeのブログもやっているのですが、越智さんにアドバイスをもらうこともあります。他の学生とも交流の輪が広がっています。

越智さん

最初はお互い少し恥ずかしさもありましたが、共通の趣味であるスポーツがきっかけで仲良くなりました。ランニングに行ったり、食事をしたり、少しずつ距離が縮まりました。スポーツは2人で、食事は他の学生も交えて交流することもあります。寮の近くの公園で会うことも多いですね。以前のBuddyでは音楽が共通点でしたが、演奏と鑑賞の違いがあり、今回はより深く共感できています。

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さまざまな学生と交流を広げるBriceさん



カルチャーギャップを感じたことはありますか?


Briceさん

大きなカルチャーギャップは感じませんでした。性格も似ているので、むしろ違和感なく過ごせました。

越智さん

私も特に文化の違いで困ったことはありません。アニメ好きで少し子どもっぽいところなど、似ている部分が多かったので自然に打ち解けました。

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お互い性格が似ていると話す越智さんとBriceさん

  

交流を深めるコツは?


Briceさん

最初は他の人も交えて交流し、相手がどんな性格か、どんなことに興味があるかを話し合うのが大事だと思います。

越智さん

最初の距離感がとても重要だと感じました。ギクシャクしたままだと、最後まで距離が縮まらないこともあります。何をしたいか、言語交換をどうしたいかなど、最初にしっかり話し合うのが良いですね。過去に1対1の時間を作らなかったことで浅い関係で終わってしまった経験があり、今回は意識して時間を作るようにしました。

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距離感が大事と話す越智さん

  

Buddyプログラムに参加して良かったことは?


Briceさん

日本で分からないことがあった時、Buddyに自然に聞けるのがとても助かります。一緒にいろいろなことができるのも楽しいです。

越智さん

Briceの大学が私の留学先でもあるので、進学や留学の具体的な情報をもらえたのが大きなメリットでした。バレーボールクラブの体験会にも誘ってもらいましたし、日本の中でも知らなかった場所(京都や堺など)について教えてもらえたのも新しい発見でした。人脈が広がったことも、自分にとって大きな財産です。

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ランチミーティングでの交流の様子



Buddyプログラムに興味がある人へのメッセージ


Briceさん

母国の大学では、僕がBuddyとして留学生をサポートしていました。今は逆の立場で、このプログラムに参加できて良い経験ができています。特に内向的な人にとっては、自然に交流を始められる良いきっかけになると思います。問題があった時に助けてもらえますし、最初はBuddyとして出会っても、やがて本当の友達になれます。

越智さん

「何かを始めたいけど、きっかけがない」と思っている人にとって、Buddyプログラムはぴったりだと思います。新しいことに挑戦したい、人脈を広げたい、違う言語や文化に触れたい――そんな気持ちがあるなら、ぜひ参加してみてください。

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国際教養学部 英語・国際文化学科 3回生 越智 相太さん

交換留学生(CYセルジ・パリ大学:フランス) DIALLO Briceさん



編集後記


Buddyプログラムは、言語や文化の違いを超えて、人と人とのつながりを深める貴重な機会です。興味がある方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。