英語で学ぶ多文化共修、
美術館プロジェクトの魅力

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2026年1月19日 掲載
久保惣美術館との多文化共修プロジェクト
社会学部 社会学科 2回生 ティッター サンさん



美術史の面白さに魅了され


現在、東洋美術史の授業を受講していて、インドの文化や美術について学んでいます。 私はミャンマー出身なのですが、インド美術について学んでいくうちに、ミャンマーの文化とも結びつきが強いなと感じるようになり、美術史の面白さに魅了されました。 将来は美術に関わる仕事に就きたいと考え、現在は学芸員資格の取得を目指しています。 このプログラムを知ったとき、美術館や博物館について実践的に学べる良い機会だと思い、参加を決めました。 私はミャンマーの地方出身なので、母国にいるときは美術に触れる機会は多くありませんでしたが、日本では休日によく美術館や博物館を訪れています。

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将来は美術関係の仕事に就きたいと話すティッターさん



日本人学生、正規留学生、交換留学生が参加


久保惣美術館は桃大からすぐ近くにあるにも関わらず、実は学生の来場者が意外と少ないんです。 このプログラムでは「どのようにすれば本学の学生に久保惣美術館へ足を運んでもらえるか」をテーマに、学生自身が考え、提案を行うプログラムになります。 プログラムには日本人学生や正規留学生、交換留学生も参加していて、全て英語で行われています。

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日本人学生、正規留学生、交換留学生が参加するプログラム



多様な環境の中で学ぶ


参加学生は国籍に関係なく、和気あいあいとした雰囲気です。 普段の授業では関わる機会の少ない学生と一緒に学ぶため、コミュニケーションの難しさを感じることもありますが、それ以上に楽しく、良い刺激になっています。 異なる価値観や考え方に触れながら学べる点は、とても貴重な経験です。

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学部、学年、国籍の違う学生たちが課題に取り組む様子



参加学生自身が考えるプロジェクト


プログラム期間中は週1回、プロジェクト学習があり、担当の永井先生のもとで参加者同士、アイデア出しや意見交換を行っています。 学習はレクチャー形式というより、参加学生自身が考えるアクティブ・ラーニングになります。 私たちのグループでは、学生が美術作品を身近に感じられるようなアイデアや、日本文化に興味を持っている交換留学生をターゲットにしたアイデアなどを考えています。

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美術館員の方に聞き取りを行う参加学生



どうすれば美術館に足を運んでもらえるか


プログラムではより説得力のある提案を行うためにデータ収集やリサーチなども行っています。 例えば、学内にいる桃大生にアンケートと取ったり、久保惣美術館の月ごとの来場者数を調べたりと、データを集めて分析することも行っています。 また、久保惣美術館の館員さんをお招きし、浮世絵の版画摺り体験なども実施していただきました。 版画は初めての体験でしたが、やってみると楽しく、美術品に触れたことがない人でも気軽に楽しめて、美術館に興味を持つきっかけになりそうだなと思いました。

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浮世絵版画摺り体験の様子



国際的な環境で学ぶことができる


参加学生や美術館関係者など、普段は関わることのない人々とつながることができるところが良いところだと思います。 また、国内であっても英語で学ぶことができるところもこのプログラムならではの特徴だと思います。 交換留学生と交流する機会も多く、国際的な環境で学ぶことができます。

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英語でプロジェクトを進める参加学生



将来の夢は…


まずは日本で学芸員になることを目指したいです。日本で何年か経験を積んだ後、将来はヨーロッパで修士号を取りたいと考えています。 西洋美術にも興味があるのでヨーロッパで美術関係の仕事ができればいいなとも考えています。 実はミャンマーにもたくさんの文化財があるのですが、保存体制が整っていません。母国の貴重な文化財を後世に残すためにも、最終的にはミャンマーに戻って文化財を後世に残す仕事に携わることが私の夢です。

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将来の夢を語ってくれたティッターさん



受験生、桃大生へのメッセージ


私は久保惣美術館のプログラムの他にも、Buddyや学内アルバイト、また学部のフィールドワークなどにも取り組んでいます。 留学生として日本人学生と関わる中で、カルチャーショックを受けることもありますが、日本の考え方や習慣を知ることは大きな学びです。 桃山学院大学には挑戦できる機会が多くあります。大学生の今だからこそできることも多いので、興味を持ったことにはぜひ積極的に挑戦してほしいと思います。

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社会学部社会学科2回生 ティッター サンさん