ー小売業への就職を決めた理由ー
日本でのアルバイト経験や大学院での研究を通して、自分に合う進路を見つけ、大手家電量販店から内定を獲得した留学生のエンさん。
留学生として日本で就職活動に挑戦する中で感じたことや、キャリアセンターの活用方法、後輩へのメッセージについて伺いました。
アルバイト経験を活かせる進路を考えて
——大手家電量販店から内定をもらったそうですが、第1志望だったのですか?
「最初から大手企業だけを目指していたわけではありませんが、小売業は自分に合っていると感じていました。
私は日本で長い間、コンビニで3年、ドラッグストアで2年ほどアルバイトをしてきましたので、その経験を活かせる企業で働きたいと思っていたんです。」
—— アルバイト経験は就職活動でどのように活かしましたか?
「面接では、アルバイト中に困難な場面に直面したとき、日本語が十分に出てこなかったときに、どのように乗り越えてきたかを話しました。
その経験を通して自分が成長したことを、面接官に伝えるようにしました。」
アルバイト経験について語るエンさん
日本語の壁と、それを乗り越えた経験
—— 日本語で苦労したことはありましたか?
「来日当初は本当に日本語が分からなくて大変でした。言葉が出てこないことも多かったです。でも、アルバイトや学校生活を通して、少しずつ分かるようになってきました。」
エンさんは、学部時代から日本語を学び、桃山学院大学大学院入学時にはすでに日本語能力試験N1を取得。現在は経営学研究科で、小売業のプライベートブランドに関する研究を行っています。
「中国と日本のプライベートブランドの違いにも興味があります。中国では価格の安さが重視される傾向がありますが、日本では品質や信頼も重要視されている点が特徴だと思います。」
キャリアセンターの支えが大きな力に
—— エンさんは、キャリアセンターを週1回のペースで利用していました
「履歴書の書き方、自己PRやガクチカの添削、面接練習まで、本当に丁寧にサポートしてもらいました。一人で就職活動をしていたら不安だったと思いますが、相談できる場所があったことで、自分の立ち位置が分かり、安心して進められました。」
日本で働くという選択
—— もともと日本で働きたい気持ちはありましたか?
「はい。これまでに日本で10年ほど生活してきました。学部卒業時はコロナ禍で一時帰国しましたが、2022年に再来日し、大学院に進学しました。今後も日本で働き、生活していきたいと思っています。」
履歴書を作成するエンさん
就職活動で一番大変だったこと
—— 一番苦労したことは何ですか?
「筆記試験です。日本の就職活動に筆記試験があることを、就活を始めるまで知りませんでした(笑)。面接も大切ですが、筆記試験対策は本当に重要だと思います。」
また、夏場の就職活動についても、「6月、7月は暑い中でスーツを着て何社も面接を受けるのが大変でした。中国の就活ではスーツを着ることが少ないので、日本の就活文化には慣れるまで苦労しました。」と振り返ります。
就活での苦労話をするエンさん
後輩へのメッセージ
「日本での就職を考えるなら、一番大切なのは自分に自信を持つことだと思います。失敗しても、『これは次につながる経験だ』と考えて、前向きに続けてほしいです。
たくさんの会社説明会や面接を受けること、そして筆記試験の勉強は必ずやっておくこと。諦めずに続ければ、きっと道は開けると思います。」
経営学研究科 2回生 エン チョウさん