私の留学先、カナダのメディシンハットはとても小さな町です。カレッジの近くに大きなティーピー（移動用住居の一種）があるのですが、町には高い建物や山がないので、どこにいてもティーピーを見つけることができます。メディシンハットのティーピーには先住民の歴史やパワーがたくさん詰まっています。ティーピーの色にもそれぞれ意味があり、柱や大部分に使われている白はプライオリティ、赤は昇り沈む太陽、青は流れる川を意味します。メディシンハットは陽が一番長く昇る町と言われています。また、サウス・サスカチェワン川が町を横切っており、昔は大きな役目を果たしていたようです。そのため、太陽も川もメディシンハットと深く関係あるものなのです。

　ティーピーの内側に掲げられている丸いものには先住民の生き方や歴史などが描かれています。全ての絵を見ると先住民がどのように戦ってきたのか、どのようにこの地を開拓したのかなどを簡単に学ぶことができます。この場所には地元の人も訪れていて、散歩をしたりリフレッシュしてパワーをもらうみたいです。歴史を見て学べる場所に気軽に行けるというのは、とても素敵なことだと感じました。