BSP(Beginning Step Program)ベトナムに参加しようと思ったきっかけは、「海外に行って、日本と別の国を見てみたい！」という思いからでした。私は今まで海外渡航をしたことがありませんでした。そこで、勇気を出して1年次限定のプログラムであるBSPに応募しました。

　“ベトナム”は東南アジアの国、発展途上国であると思い浮かべ、実際に現地に行くまで私の勝手な想像でベトナムを決めつけていました。しかし、プログラム初日、ハノイのノイバイ空港に到着すると、イメージしていた“ベトナム”とは全く異なりました。日本のODAプロジェクトで建設された新しい空港は綺麗に整備されていて、発展途上国とは思えませんでした。

　プログラム前半は首都であるハノイ市、後半はベトナム経済の中心地であるホーチミン市に滞在しました。この2都市においても、文化の違いを見ることができました。北に位置するハノイ市には、多くの建築物が中国風で隣接する中国の影響を受けているように思いました。しかし南に位置するホーチミン市は、フランスの植民地支配の影響を受け、多くの建築物がヨーロッパ風でした。同じベトナムの都市ですが、歴史のなかで他国の文化や風習に影響され、地域によって独特の文化が形成されていることを知り、沢山の新しい発見がありました。
　プログラムを終えて、改めてBSPに参加することができて良かったと思います。

　「日本での“当たり前”が、海外に一歩出れば“当たり前”ではないこと。」
この経験が、私の価値観をかえるきっかけになりました。