Super Global Program〈SGP〉

「世界の市民」として
国際社会で活躍するために

本学は1884年にキリスト教英国国教会系の英学校としてスタートし、1959年に大学が開学しました。開学以来、本学では建学の精神として「キリスト教精神に基づく世界の市民の養成」を掲げてきました。「世界の市民」とは、「どの国に暮らしても、そこに住む誰とでも協働できる人」です。

SGPは、日本国内において語学留学に相当するプログラムを実施し、高い英語コミュニケーション能力を身につけ、海外協定校において英語で専門科目を学ぶ「交換留学」に参加することや、TOEICスコア800点以上レベルの英語力を獲得し、国内外を問わず幅広い職業選択や就職活動、進学等、卒業後のキャリアに活かすことを目的とします。
専属教員による専用の少人数講義、SGP生だけの専用学習ラウンジ、専用の語学研修など、文字通り英語力を徹底的に鍛え上げるプログラムになっています。

SGP生はプログラムを通じて修得した英語力を活かし、よりグローバルな視点から知識を深め、さらには、コミュニケーション力や人間力を身につけることで、「世界の市民」として国際社会で活躍できる人材となることが期待されます。

SGPで英語力を徹底的に鍛え、交換留学やキャリア形成の過程でで大きな成長を遂げられるよう、一緒に頑張りましょう。私たちは、皆さんを応援します。

副学長 友沢 昭江

 

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POINT 01 SGPは、日本国内において高い英語力の
習得を目指す学生のための特別奨励
プログラムです

SGPは、交換留学をはじめ海外大学への進学や就職等、キャリア形成にも活かすことができる高い英語力の習得を目指す学生のみが参加する特別奨励プログラムです。
SGP生は目標を持ち、高いモチベーションで勉強に取り組む仲間と、常に切磋琢磨しながら学習に取り組んでいます。
SGP生には、IELTS*対策を目的とした授業・講座の実施や、SGP生専用学習ラウンジの設置、英語ネイティブ教員の国際センター配置など、様々な仕組みを用意することで「常に英語学習に取り組むことができる環境」を提供しています。

POINT 02 プログラム期間終了後も、ハイレベルな環境で
学習を継続する環境が整っています

プログラム終了後も、ハイレベルな環境で学習を継続する環境が整っています。
身につけた英語力や知識をさらに深めるため英語での論文作成指導や、交換留学を終了した学生は、世界各国で学んだ学生同士、それぞれの成果を共有しながら経験を深める作業をしています。
その他、英語で行われる専門科目の受講や、就職活動に向けたTOEIC®の高スコア取得を目的とした授業の受講を推奨しています。
プログラム終了後・交換留学帰国後も次のステップに向けた学習に取り組みます。

*IELTS

International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、ブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同運営する試験。世界で300万人が受験し、10,000人以上の教育・国際機関、企業などが認定。海外留学・研修時に英語力を証明するグローバルスタンダードの試験となっています。

交換留学とは?

Super Global Program:DETAIL

英語力を生かし、協定大学で専門科目を学ぶ
交換留学では、本学の学術交流協定大学において1学期間または2学期間、各大学の学部に所属しながら現地学生とともに英語で専門科目を受講します。
派遣先大学で修得した単位は、本学の卒業単位に読み替えを行うため、休学の必要はありません。また、派遣先大学の学費を負担する必要がないため、留学期間中も派遣学生は本学への学費納入だけで留学をすることが可能です。
さらに、成績要件を満たす学生への奨学金制度も用意しています。

>交換留学について

SGPのサポート体制

SGPでは、プログラム期間中はもちろん、終了後も一貫して学生をサポートしています。

SGPプログラム期間中

留学を視野に入れた、IELTS対策の講義

SGPでは、交換留学に必要な英語運用能力として、現在世界中の大学において導入が進むIELTSによるスコアアップを目的とした授業を実施しています。
IELTSはSpeaking ・ Writing ・ Reading ・ Listeningの4つの技能について測定するため、留学時に必要な英語運用能力を総合的に身につけることができます。

畑山 まなほ

畑山 まなほ

2022年 国際教養学部 英語・国際文化学科 卒業
[和歌山県 開智高校出身]
交換留学派遣学生(2019年度アメリカ)

IELTSで重視される英語4技能を、バランスよく磨くカリキュラムが魅力。毎週過去問題に取り組むことで、IELTSの傾向と対策が見えてきます。大学入学後に初挑戦したIELTS受験でも、Speakingは臆せずに話すことができました。その後、目標としていたスコアを修得し、2年次秋学期よりアメリカの大学で交換留学生として学びました。

正課外学習も充実

大学で開講している講義以外にも英語力向上の為のサポートが充実しています。
毎週1回、決まった時間にSGP専属教員と1対1でSpeakingのトレーニングをIELTS形式で取り組む他、同様に週に約1回のペースでWritingの添削を受けるなど、英語学習に少しでも多くの時間取り組めるよう、充実した内容でサポートしています。
さらに、目標とするIELTSスコア修得に必要な学習プランをSGP生1人ひとりの英語レベルに応じて設定・提供し取り組んでいます。

佐藤桃歌

佐藤桃歌

国際教養学部 英語・国際文化学科 4年次
[大阪府立 泉北高校出身]

オープンキャンパスでSGPの存在を知り、桃山への入学を決めました。
SGPは、同じ目標を掲げた仲間と切磋琢磨しながら学習に取り組むことが出来る環境なので、とても充実しています。 特に、正課外での指導が充実している点は、とても心強いです。週に1回、英語ネイティブの先生と行うSpeakingトレーニングやWritingの添削指導、そして個々の英語レベルに応じた学習プランの提示など、その内容は徹底しています。
これらの成果から、1年次の秋学期にIELTSで6.5、TOEICで935のスコアを修得することができました。

SGPプログラム期間終了後

ハイレベルな英語科目を受講し、
さらに高い英語力と専門性を磨く

SGPプログラム期間終了後、または交換留学帰国後は、英語で論文を作成するための指導が(SGP生専用授業)があります。また、高い英語運用能力を修得するため、下記の英語科目の受講を推奨しています。英語のみで開講する各学部の専門科目講義も充実しており、英語力の向上を目指すとともに専門知識を身につけることもできます。
さらに、就職活動や卒業後に向けた準備として、TOEIC®での高スコア取得を目的とした講義も開講しています。

[開講科目の一例]2020年度開講科目の一例
◎英語科目
  • ■ 上級英語L
  • ■ 上級英語OC
  • ■ 上級英語R
  • ■ 上級英語W
  • ■ TOEIC Ⅴ-Ⅵ(730点以上が目標)
  • ■ Business English Ⅱ・Ⅲ
  • ■ 英語の音声
  • ■ 英語の文法
◎英語で開講される専門科目
  • ■ 現代日本経済の統計分析
  • ■ 英語で学ぶ戦後日本経済
  • ■ 英語で学ぶ世界の中の日本経済
  • ■ 労働経済の諸問題
  • ■ 英語で学ぶ日本・アジア経済
  • ■ 会計とグローバリゼーション
  • ■ 経営者に学ぶプロジェクト
  • ■ 国際財務報告
  • ■ 宮崎アニメの世界
  • ■ 異文化見聞録-世界の文化思いつくままに
  • ■ ヒト脳研究としての言語研究
  • ■ アニメにみるエコロジー
  • ■ アメリカ文学史
  • ■ 生と権力:東西史の裏街道
  • ■ アウトロー 法の外で生死する
  • ■ 現代日本社会学
  • ■ 日本の安全保障

「就活担任制」により、
学生一人ひとりをきめ細かくサポート

本学は「就活担任制」による就職サポートを行っています。キャリアセンター専任スタッフが学生一人ひとりを担当し、1対1できめ細かくサポート。SGPでの活動や、留学などの経験、身につけた能力、将来の希望や適性などを専任の担当者が把握し、就職活動だけでなく、卒業後の働き方までアドバイスします。

就活担任制について

施設・設備

日常から英語に触れ、集中して学べる学習環境

集中して英語学習に取り組むために、聖ヨハネ館内にSGP生だけが自由に活用できる専用の学習ラウンジを用意しています。ここでの会話は、原則英語のみ。英語ネイティブの教員とIELTS対策として4技能を鍛えたり、自主学習をしたりする場となっており、SGP生同士は英会話を楽しみながら勉強しています。
また、英語学習や資格取得についての相談がある場合は、外国語教育センターで対応しています。同センター内にあるLanguage Commonsは、外国語を学ぶ学生や留学生が活用できるスペースとなっています。
図書館には、英語多読本コーナーがあるなど、英語に関する書籍・教材・AV資料が充実しています。

SGP生専用学習ラウンジ

SGP生専用学習ラウンジ

外国語教育センター内 Language Commons

外国語教育センター内
Language Commons

図書館の英語多読本コーナー

図書館の英語多読本コーナー

Teacher’s Message

国際センター教員 Thomas Legge

国際センター教員
Thomas Legge

Why SGP?

The Super Global Program, or SGP, is a unique program for Momoyama students who have a passion for English and a desire to develop into truly global citizens.
SGP provides students with communication-focused lessons, conducted entirely in English, covering a wide array of social issues and internationally important topics.

SGP students develop not only their English skills but also their abilities to solve complex problems, generate new ideas and think logically and conceptually. Further to this, the heavy study load and need for independent study ensures that students become quickly adept at prioritizing and organizing their academic lives.

Many students who take part in the program aim to study abroad as exchange students. To facilitate this, SGP provides a comprehensive support structure comprising regular one-on-one speaking practice, IELTS mock tests, study abroad consultations, a dedicated study space and more. At the same time, students are able to take advantage of a dynamic, helpful community of SGP students and staff to help them achieve their goals.

Other students use the program to develop the skills and qualifications they need to secure the best jobs after graduation, while others do so with the intention of pursuing further education. The results speak for themselves – over the years, many SGP students have gone on to work for prestigious international companies or graduate degree programs, both in Japan and overseas.

It sounds like a lot of work, and it is, but SGP students are in a unique position to have some of the most life-changing, life-affirming experiences that a student in Japan can have. The rewards and opportunities that the program provides are almost endless. In short, SGP is a very special program and I’d encourage you all to find out more about it.

SGPで成長した先輩たち

諏訪 優輝

諏訪 優輝

2020年 経営学部 経営学科 卒業
[広島県 広陵高校出身]
交換留学派遣学生(2019年度アメリカ)

海外で表情分析学を学び、
将来のビジネスに役立てたい。

高校まで野球一筋だった私は、英語にそれほど興味を持っていませんでした。しかし、様々な人と接するなかで、「世界は広い、もっと知りたい」と海外や英語への好奇心が芽生え、SGPに参加しました。
SGPで学ぶことで英語力が飛躍的に向上し、普段から英語で話すことに対して全く抵抗感がなくなりました。TOEIC®のスコアは入学時に比べて2倍近くアップ。さらに、SGP生対象の短期海外英語研修で1対1形式の講義を受講したことが英語力の大幅な向上につながり、帰国後にIELTSスコア5.5を獲得することができました。英語の力がついたことで留学生とより深く交流することができ、多様な価値観に対してオープンになりました。これも、SGPに参加したからこそ得られたものだと思います。
2019年度に、交換留学生として、アメリカの大学に留学しました。留学先では、日本でまだ専門家が少ない表情分析学や経営、マーケティングを現地の学生たちと学んでいます。卒業後は、自分で新しいビジネスを立ち上げることを将来の目標としています。

水 ひいら

水 ひいら

2021年 国際教養学部 英語・国際文化学科 卒業
[石川県 北陸学院高校出身]
交換留学派遣学生(2019年度カナダ)
学生懸賞論文(水 ひいらさん)

SGPとの出会いではじまった、英語漬けの日々。

小学生の頃から続けているダンスを通じて洋楽を知り、英語が好きになりました。大学では交換留学に挑戦したいと考えていたので、国際体験プログラムが充実している桃大へ進学。英語ネイティブの先生による少人数制の講義が中心で、日本語禁止の専用学習ラウンジも用意されています。課題やテストも多くて、まさに英語漬けの日々。そのおかげで、留学前にはIELTSで6.0を修得し、交換留学中にはカナダの大学で「女性・ジェンダー学」の分野を軸に学びました。

西山 鈴華

西山 鈴華

2022年 国際教養学部 英語・国際文化学科 卒業
[大阪府 大阪信愛女学院高校出身]
交換留学派遣学生(2019年度インド)
学生懸賞論文(西山 鈴華さん)

確かな英語力は、
国際関係に携わる夢への第一歩。

高いレベルで英語を学びながら交換留学を目指すため、SGPに参加しました。普段英語で話す習慣もなかったため、すべて英語で行われる講義に最初はとまどいました。英語で何をどう表現していいかもわからなかったのですが、話す努力と工夫を毎日続けるうち会話には困らなくなり、映画も字幕なしで聞き取れるまでになりました。また環境としても、志が高い友達や先輩から刺激を受け、互いに教え、高め合えるところが気に入っています。
交換留学の選考基準としてIELTSスコア5.5以上を設けている大学が多いため、空き時間を見つけてはIELTS対策の勉強に取り組みました。また、SGP生専用の学習ラウンジでは、英語ネイティブの先生からSpeakingやWritingの指導を受けてるなど、SGPに参加して積極的に学ぶ姿勢が身についたと感じています。
私は中学生の時に、途上国には学校へ行けない子どもたちが多くいる現実を知り、途上国で教育支援に携わりたいと思うようになりました。そのため交換留学先は、様々な社会的な課題を抱えているインドを選び、コルカタにある協定大学で国際関係や紛争解決について学びました。留学で大きく成長し、帰国後も夢に向かって進んでいきたいです。

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