インドでのプログラムに参加した桃大生。桃大へ留学したインド人学生。やがて2人は、つながっていく。

プログラムから1年後、上智大の学生とインド再訪。

1年次の春休みに、「インド異文化・ボランティア体験セミナー」に参加した。上智大学の学生とともに、マザーハウスでのボランティアや、現地大学の学生との交流、世界遺産の寺院などへの訪問を行い、インドのイスラム文化の美しい姿に感動した。その一方、食事や衛生面でカルチャーショックを受けた。ボランティア施設でも病気や障がいのある入所者と通じあえず、壁を感じて「早く日本へ帰りたい」と泣くことも。

そんな私の支えとなったのが、上智大学の渡辺日菜さん。宿泊先で部屋が隣同士だったこともあり、夜中まで話すこともあった。帰国後も渡辺さんと交流しているうち、2年次の春休みに「インドへ行くから、一緒に行こう」と誘われ、2人でインドを再訪。2度目のインドは現地の人と関わることも多く、インドの実情を深く知ることで、将来は発展途上国の支援に携わりたいと考えるようになった。

現在は桃大の外国人留学生と同じマンションに住み、生活面のサポートをしている(レジデント・アシスタント制度)。その中の1人でインドから来たセンジュティは、私と渡辺さんがインドで現地大学を訪問した時にその場にいた学生。インドが結びつけてくれた3人の交流はこれからも続いていくだろう。

(※この内容は2017年7月取材時のものです。)