桃大に入学してから1年半くらいの間は、授業を受けてアルバイトをするだけの生活でした。2年次の夏休みに国内や海外に一人旅をし、「何でも自分でやらないといけない」と感じたことで、少しずつ自分が変わり始めました。

2年次の春休みに「インド異文化・ボランティア体験セミナー」に参加し、マザーテレサの福祉施設で洗濯や食事の世話などを行いました。私はボランティアについて「人にやってあげる」「人に喜ばれる」という自分勝手なイメージを持っていましたが、実際に活動をするうちにギャップを感じるように。そんな中、同行されている先生から「ボランティアは労働力としてサポートすること。自分の気持ちは後からついてくる」という考えを聞き、それからは楽しみながら活動できるようになりました。

帰国後は大学内で外国人留学生と積極的に交流するようになり、3年次の夏休みには韓国への短期海外研修に参加。現在はバディー制度で台湾人留学生のサポートをしています。また今年の夏には「インドネシアCOP」という高度なボランティアプログラムに参加する予定。私が変われたのは、インドでの経験があったからだと思います。

留学先での生活

私がボランティア活動を行ったのは、プレムダンという施設。重病の方や重い障がい、精神疾患のある方が過ごされています。ボランティアは自分のやりたい時間にできることをするというスタイル。私は洗濯やマッサージ、食事の世話、何気ない会話など、できる範囲のことを行いました。このプログラムでは、参加している桃大生や上智大学生の仲間と毎日のようにミーティングを行い、自分の考えを話し合います。私はあまり自分の意見を言わないタイプでしたが、自分の意見を言い、受け入れてもらえたことで、人と話す大切さを強く感じることができました。また自分と違う考えを知ることもプラスになることも学びました。

 

(※この内容(学年表記含む)は2017年10月取材時のものです。)