「自分のやりたいことをする」、そのためには目標を設定し、
失敗を恐れず、ゴールをめざして行動あるのみ!

まずは経歴からお話すると、私は大学3年生の時にバンドのオーディションに合格し、就職活動を一切しませんでした。しかし4年生の時にあえなく解散。卒業後は2年間アルバイトを続け、その後何度か転職するも人間関係のトラブルで仕事をやめてニートになり、ネットゲームを延々と続ける毎日を半年くらい続けました。その後、「このままではいけない」と不動産会社の飛び込み営業になり、メンタルを鍛え直しました。そして友人に誘われたのをきっかけに現在の会社を立ち上げ、今では国内外に6つの会社を持っています。

私の行動は一見して一貫性がありませんが、「やりたいことをやる」という点が共通しています。最初は興味から始まるのですが、徐々に欲求のレベルが高くなり、その先の目標へとつながっていきます。たとえば「社会貢献がしたい」といった高い目標から始めると、壮大すぎてくじけてしまうかもしれません。最初は「お金が稼ぎたい」で結構。徐々に成長していけばいいだけのことです。

社会に出てから押さえてほしいポイントをご紹介すると、一つ目は「時間厳守」。安定は仕事を呼び込みますし、時間を守れないとチームでの仕事に悪影響が出てしまいます。二つ目が「魅力」。重要なのは“人間としての魅力”で、それがあれば人が集まり、困った時には助けてもらえます。三つ目が「to doリストを作ること」。これによって成功体験が目に見えてわかり、自信がつきます。四つ目が「お金持ちと人間レベル」。お金のある無しに関わらず、人間レベルを引き上げていくことはとても大切です。五つ目が「興味」。まずはいろいろなことに興味を持って、ぜひ体験してください。興味を持つ人には情報が舞い込むようになります。最後は「成功したい人が成功する」。日頃からうまくいくように強く願い、準備をしていると成功は必ず訪れます。また、夢や目標は人に伝えると叶う可能性が格段に上がります。まずは何でもかまいません、自分のしたいことを知ることから始めてください。ビジネスでも趣味でも、人生は楽しむことが肝心です。新しい体験をすると自分の幅がどんどん広がりますので、ぜひ挑戦を恐れずに行動し続けていってほしいと思います。

「キャリア教育科目-卒業生経営者から学ぶ社会人に必要な力」より