高校1年生の時に日本へ

私は日本の経済や文化に興味を持ち、高校1年生の時にモンゴルから日本に留学しました。英語の勉強はいつでもできるので、若いうちから日本語を勉強したいと思ったことが留学した決め手です。和歌山県で高校生活を過ごし、高校2年生には日本語能力試験のN1に合格。卒業後、正規留学生として桃大に入学しました。

桃大ではダンスサークルS.S.Cに所属し、毎日夜遅くまで練習に励みました。聖ヨハネホールを中心に過ごし、多くの友達に囲まれて楽しい大学生活を過ごしました。強く印象に残っていることは、大学で行われるビジネスプランコンテストに出場したことです。大学時代から起業や経営に興味があった私は、野菜洗い専用の洗剤を日本からモンゴルへ輸入販売する提案をしました。母国で暮らす人々の健康を守りたいという思いが評価され、優勝することができました。

 

現在は鉱山関係の仕事を行う

大学卒業後はアメリカに渡り、インターンシップやモデルのお仕事、ファイナンス系企業での勤務などを経験し、その後モンゴルへ帰国。現在は首都ウランバートルにある、鉱山関係の会社で働いています。企画部に所属し、英語や日本語を使って通訳の業務を行うこともあり、これまでの経験を活かす仕事をしています。

振り返ってみると、現在の私があるのは桃大での経験があったからだと思います。モンゴルに帰国した現在でも連絡を取り合う仲間も多くおり、人生においてとても大切なものになりました。お世話になった先生方や職員の方、友人たちには本当に感謝しています。

 

(※この内容は2018年4月取材時のものです。)