- 名前
- 永井 真美
- 会社
- 国立アイスランド大学 日本語学科 非常勤講師(日本語教員)
- 学科
- 2009年 文学部 英語英米文学科(現:国際教養学部 英語・国際文化学科) 卒業
日本語教育の研修に参加した大学時代
私は現在、国立アイスランド大学で日本語教員として勤務しています。桃大在学中に日本語教員を志した私は、日本語教育に関する研修プログラムに参加したり、外国人留学生とも積極的に交流したりと、経験できるチャンスを最大限に活用しました。高校生の頃からアイスランドの伝統文化や言語に興味があり、暮らすなら絶対ここだと決めていたので、桃大を卒業後は国立アイスランド大学で3年間アイスランド語を勉強。その後、同大学の非常勤講師になることができました。現在は人文学部の日本語学科で、主に文法に重点を置いた科目を担当しています。私は「言語」に興味があるので、自分の母語である日本語を研究して教える毎日は、本当に楽しいです。日本語に興味を持つアイスランドの学生に日本語を教え、自分も学び続けられるこの仕事は天職で、一生続けていきたいと考えています。
日本語教員として、日本人として
アイスランド語は文字も発音も日本語と全く異なり、何世紀も前から現代まで、発音以外のことにほとんど変化がないなど興味が尽きません。一方で、アイスランドの人にとっての日本語は、学んでも話す機会がほとんどないのが残念なところ。この状況を改善することは私の課題でもあります。日本を離れて時間が経つにつれて、私は「日本人としてのアイデンティティ」を考えるようになりました。日本に帰国せず外国で生きていく私は、いったいナニジンなのか、そしてどんな人でありたいのか。簡単に答えは出ませんが、模索し続けています。
海外日本語教育実習制度
日本語教員の資格取得を目指し、「日本語教員資格課程」を受講する学生のためのプログラム。海外協定校の日本語教育の現場に教員のアシスタントとして参加する。長期では1学期間または2学期間、短期では3~4週間滞在。
(※この内容(学年表記含む)は2018年5月取材時のものです。)