辻教授独自のユニークな指導

第一志望の大学に落ちて、桃大に入学しました。受験で満足する結果を残せなかった僕にとって、社会に出るまでの4年間は悔しさを晴らすためのリベンジ期間。自分を変え、就職活動で満足する結果を勝ち取ることが目標になりました。そんな中で出会ったのが、ゼミでお世話になる辻教授です。ゼミのメインテーマは「戦略思考」。先生独自の教えとして、社会人として必要な考え方や姿勢、能力を鍛えていただくものがありました。先生の指導はユニークで、じっくり考えないと意図が分からない課題がたびたびありました。例えば、ボールがない教室で突然「キャッチボールをしなさい」との指示。私の考えでは、相手の動きに合わせたり自分の意図を相手に伝えたりする訓練だったのだと思います。

ゼミで見つけた人生のテーマ

辻ゼミに入って良かったと思うことの一つは、自分で考える癖がついたこと。そして何よりの成果は、自己分析を通して人生におけるテーマを認識できたこと。就職活動を通して実感したのは、最終的に審査されるのは「人そのもの」でした。エントリーシートの書き方や面接対策も大切ですが、相手は人を見るプロ。テクニックだけでは乗り切れません。辻先生もそれを分かった上で、僕たちの人間力を高めてくださったのだと思います。自分を深く掘り下げて理解し、真摯な姿勢や誠意を伝えられたことで、希望する企業から内定をいただくことができました。私を大きく成長させてくださった辻先生には、本当に感謝しています。


ゼミ

各教員の「ゼミ(ゼミナール)」と呼ばれる授業に少人数の学生が所属し、ディスカッションやフィールドワークなどを通して特定のテーマを掘り下げていく。体験型学習を重視する桃大では、街や地域など、教室の外で実践的に学ぶゼミも多い。


(※この内容(学年表記含む)は2018年5月取材時のものです。)