大学のサポートに感謝

3年次の冬休みからCLC(キャリアラーニングセンター)で勉強するようになりました。
勉強が苦手でこれまで受験らしい経験をしてきませんでした。そのため、初めてといってよいほどの受験勉強に、何をしていいかわからず「一人で勉強は無理だ!」と思い、公立保育士を目指す友人と平日は毎日10時頃から17時頃までCLCにこもって勉強をしました。試験対策として勉強面はもちろん、ES添削や面接練習等全てCLCの岡先生に見ていただきました。初歩的な問題もわからない私に最後まで根気強く勉強を教えてくださった岡先生には感謝でいっぱいです。CLCの方々もとても優しく、「毎日来て偉いね」「頑張ってね」等励ましの言葉をたくさんかけて頂いて、頑張る力を頂きました。
また、授業内で外部講師として長年公立園で勤めた先生や、現在公立園で働いている卒業生の講話を聞ける機会はとても役に立ちました。公立と私立で進路を迷っていたり、保育に進むか悩んでいたりしたときに、現場の雰囲気を生の声で聞けたことによって自分の進路を考えやすくなりました。

友人と励まし合う

一人暮らしのため家族からの直接的なサポートは受けることが出来なかったのですが、同じく公務員を目指していた友人と共に勉強が出来たことがとても心強かったです。平日もCLCで友人と朝から夕方まで勉強したり、休日や学校が終わった後も近くのカフェ等で一緒に勉強をしたりして、辛い時期を乗り越えました。初めのうちは、1次試験から不合格の事もあり、「このまま受からなかったらどうしよう」と友人と不安を語り合うときもありましたが、「受かるまで絶対に頑張ろう」、「とりあえず次の試験まで頑張ろう」と試験ごとに励まし合いました。最後まで頑張る友人の姿を見て励まされ、受験が終わった人も一緒に集団面接の対策に協力してくれ、みんなで助け合いながら受験を乗り越えました。

友人と教え合い理解度が向上

平日は10時から17時まで、CLCで勉強しました。1次試験対策では、ひたすら参考書や問題集を解いていました。わからない問題はどこがわからないのかを理解したり、自分でまずは解く努力をしたりしました。その後に岡先生や友人に解き方を聞いて、繰り返して勉強しました。教え合うことで自分の理解度も上がって良かったです。
実技試験では、幼保の先生方に時間を作って見て頂きました。勉強に集中出来なくなったときには少し学内を散歩したり、実技(ピアノ)の練習をしたりして効率的に時間を使う努力をしました。面接練習は岡先生に試験ごとに見て頂きました。自分自身面接には強い方ではあったので、岡先生に「佐藤さんなら大丈夫」と言ってもらえて自信を持って取り組むことが出来ました。

実習や学内活動で深めた視点

3年次の春期休暇に行った保育実習での経験が、学びとなり自分の強みになりました。児童発達支援センターで実習をさせていただいて、脳性麻痺の子どもとのコミュニケーションの取り方を自ら考えて関わったことで信頼関係を築くことが出来ました。この経験は保育者としての考え方やとらえ方に大きく影響すると思います。また、幼稚園で行った教育実習でも担任保育者の考え方や子どもとの関わり方を間近で学ぶことが出来、自分自身の保育者像を明確に捉えることが出来るようになりました。様々な視点から保育者像を見ることが出来、自分のなりたい姿を強くイメージすることが出来ました。
2回のみですが、3年次生で学生スタッフとしてオープンキャンパスに参加しました。実際に高校生や保護者の悩みを聞くことで、相手の気持ちを汲み取る力が付き、人のために何かをすることの大変さを感じることが出来ました。この経験は保育者になって保護者対応や子どもの関わりの中で生きてくるはずです。

部活で身に付けた前向きな性格

私の長所・アピールポイントは「前向きな性格と笑顔」です。これは、中学・高校と続けてきた部活動で得たものだと考えています。吹奏楽部に所属し、中国大会や全国大会を経験しました。特に高校の部活動は、約150名が所属する大きな部でした。地域との交流や顧問の先生からの教えなど様々な場面で、「努力すればどんな形でも力になっている」と感じることばかりでした。その経験から、自分自身の強みである「前向きな思考」や、楽しい事を共有したり相手とコミュニケーションをとったりする時の「笑顔」が身についたと考えています。

堺市で子どもの喜びを引き出す保育士を目指す

大学入学を機に堺市に住み始め、生活していく中で堺市や周辺地域で保育士として働きたいと思い受験してきました。
実習で堺市の公立園、地元岡山市の公立園の様子を見ながら自分にあった環境を探し、堺市で子どもたちや子育て家庭の支援をしていきたいと思いました。最後まで地元岡山の受験を悩みましたが、地域の雰囲気や環境等含め堺市の方が自分に合っていると感じたため、関西のみの受験になりました。
子どもたちが様々な物事に関心を持ち、学びを深められるように子どもの喜びや発見を引き出せるような保育士になりたいと考えています。公立園で働く上で、様々な家庭支援や地域支援の場面に出会うと思いますが、子どもだけでなく子どもを支える保護者を含め、保育者として地域の大人として支えになれるよう、自分自身の学びや成長を怠らないようにしたいです。そして、子どものことを第一に考え、成長していく中で「保育園のときこんなことが楽しかったな」等思い出がたくさんできるような保育に励みたいと考えています。
桃山の幼児教育課程の一番良いとこは少人数制のところだと思います。先生方のサポートが手厚く受けられるので、公務員試験対策でも私立園の受験対策でも先生方はとても親身になってくださいます!
社会人になると何かをがむしゃらに頑張る機会はとても少なくなると思います。部活動でもアルバイトや就活でも、何かに必死に取り組むことで、将来自分の力となり役に立つときが来ると思うので、後輩に皆さんも何かを頑張ってみてください。

(この内容は2025年2月取材時のものです)