幸福度を上げるコンサルティングを

私は、将来「多くの人々を幸せにできる企業」で働きたいと考えていました。この業界・企業を志望したのも、コンサルタントとして企業の成長を支え、社会全体の活性化に貢献したいと思ったからです。今は、人々の幸福度を上げるためのプランを考えることにワクワクしています。
内定をいただいた船井総合研究所(以下、船井総研)は、中小企業をメインにコンサルティングを行う会社です。幅広い業界に対して成長戦略や業務改善の提案を行っています。クライアント企業の課題解決に向けたコンサルティングサービスを提供し、業界のトレンドを踏まえた戦略立案や実行支援を行う点が特徴です。日本の企業の約99.7%は中小企業であり、経営の課題を解決することで、その企業で働く人々や関わる地域社会にも大きな影響を与えられると考えています。
中堅・中小企業を取り巻く経営環境の変化は、時代を追うごとにそのスピードを増しています。その中にあって、船井総研は時流に適応し高い確率で業績アップを実現できるコンサルティングサービスを目指しています。業界・業種別のコンサルティングをコアに、マネジメントや高い専門性を伴うコンサルティングにも挑戦し、あらゆる経営課題に対応します。私は、クライアント(お客様)に寄り添った対応を心がけるとともに、課題解決に向けたアイデアを生み出し、実践できる力を伸ばしたいと考えています。

課題解決型授業(PBL)で磨いた「共感力」と「判断力」

私のアピールポイントは、「共感力」と「判断力」です。企業の課題解決策を提案する授業(PBL)で4人の仲間とチームを組みましたが、チーム内で「視覚」と「嗅覚」にそれぞれ着目した二案が対立していました。その対立が解消しないまま授業を重ねてしまい、意見がまとまらずチームが自然消滅してしまうのではないかという危機を感じました。
対立の原因は、提案者の2人が個人で考えたため、意見共有の機会が不足していたことです。双方が頑固になり引けない状態になっていました。そこで、授業初回で立てた独自性のある提案という目標を再共有し、平等な目で両案を見返すことにしました。発案者の1人である私が相手の案を良く知り、自身の案の不明確な点を精査しました。その日以降毎晩、10分の就寝前ビデオ会議を行いました。情報共有を密にするだけでなく、対話により自分では導き出せなかった考え方が生まれ、独りよがりになるのを防ぐことが目的でした。
その結果、私の発案した「匂い」を再現するサービスの独自性を理解して貰い、提案が一つにまとまりました。その後も対話を継続的に行い、発表内容をブラッシュアップし、(最終発表会に登壇する)予選を通過することが出来ました。対話の回数を増やすことで、全員が意見を出しやすくなり、良いアイデアを出せる、個々が新たな考え方を得ると学びました。

論理的思考を学んだ学生時代

ロジカルシンキングやプレゼンテーションなどの論理的思考を養う科目を中心に学びました。論理的な思考が求められる場面に強みを感じており、世の中で起こる出来事を分析し、ロジカルに整理することを意識してきました。その考え方を他の分野にも応用できる点に魅力を感じています。
課外活動では、ESSサークルで活動し、サークルのメンバーでTOEIC®の勉強に励みました。ESSサークルには、サークル設立の2022年から在籍し、英語学習を習慣化しました。その一環として、(海外向けに販売活動をする)越境ECサイトを運営している会社をクライアントとしてお迎えし、クライアント様に対して英語で新商品の発表を行いました。英語ネイティブの方々にどうしたら私たちの英語で伝えられるのだろうかと、日本語でのプレゼン発表とは異なった工夫が求められ、普段は経験できないことがサークルを通して出来ました。
また、大学時代の4年間、接客業のアルバイトを経験しました。その中で培った丁寧な対応やマナーを活かし、お客様の不安や疑問を解消することで、信頼していただける存在を目指します。こうした経験を積み重ねることで、企業の価値向上や業界全体の発展に貢献していきたいと考えています。

役立った大学のサポート

「SPI対策講座」が特に役立ちました。SPI(適性検査)では数的処理能力も問われます。私は高校2年生の頃に文理選択で文系を選択してから、4年近く数学に触れていませんでした。SPIに特化した専門の講師の方から指導を受け、SPIの際に意識するべきコツなどを教えてもらいました。また、基礎問題を解説付きで取り組み、その後、応用問題を各自で解いてみるという形式で行っていて、一人で解いている際に思考力も身に着くので良いと思いました。
キャリアセンターのキャリア面談でもサポートしてもらいました。初めて志望理由を提出する際に、骨組み程度の文章を作成しておき、キャリア面談の際に「何故そう思ったのか」と客観的な質問を受け、エピソードの深堀りや、自身にない語彙で簡潔に文章をまとめてもらいました。「要はこういう事だよね」という様に、客観的に分かりやすくまとめて、それに対して追加したい要素や、補足したい点も納得できるまで伝えることができました。
自分の就活の軸は初めてキャリア面談に行った時に決めて、ずっと変わらず掲げてきたモノなので、早い段階で就活軸を決定することができて良かったです。

周囲のサポート活用を

就活中、友人と面接の振り返りをしていました。会社に入社してからの目標を聞かれた時どうやって回答しているのか、という話題になった時、友人は「3年目・5年目・7年目の順番で答えている」と言っていて、私は素直に友人の方法を取り入れてみました。すると対面接官だけでなく、自分自身でも入社後どのようなことをしたいのかが明瞭になったので、とても印象的でした。
就職活動では、自分に足りないものに気づく機会が多くあります。その中でも特に、"自信をつけてくれる存在" や "自分にない語彙で文章を構成してくれる" キャリアセンターの方々や教員の方々の存在は大きいと思います。一人で悩むよりも、積極的に相談し、対話を重ねることで、自分の考えを磨き、自信を持てるようになっていきます。ぜひ、周りのサポートを活用しながら、自分らしいキャリアを築いてください!

(この内容は2025年2月取材時のものです)