- 名前
- 片平 颯太
- 学科
- 経営学科
- 出身高校
- 大阪市立大阪ビジネスフロンティア高等学校
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親子3代の鉄道マンに
JR西日本を希望したのは、幼いころから鉄道が大好きだったからです。祖父と父が鉄道会社に勤めていた影響もあり、幼少期からあこがれていました。大きな車両を動かし、数百万人の日常を支える姿にカッコよさを感じたのです。関西には私鉄も含めて多くの鉄道会社がありますが、桁違いの影響力を持つJR西日本にやりがいと魅力を感じ、入社したいと考えていました。
私はJR西日本本体のプロフェッショナル職車両系統から内定を頂きました。主に鉄道車両のメンテナンスを行う部門で、車両所で車両の検査や修繕、乗り心地改善のための改造や設備のリフォームなどを担当します。直接お客様の目には触れない仕事ではありますが、鉄道の運行にはなくてはならない、責任とやりがいの詰まった大切な仕事だと思います。4年間の大学生活で培った力を生かして、先輩方から技術を吸収し、鉄道の安全運行に貢献していきたいです。
当初は金融業界も考慮
高校から学んできた商業の知識を活かすために、金融業界を志望していました。大学主催の企業説明会にJR西日本が参加していたことがきっかけで、「採用実績があるなら自分にもチャンスがある」と思って、JR西日本を志望するようになりました。文系から鉄道会社に入れるとすれば、新卒の今しかないとも思っていました。
金融と鉄道という全く業界の異なる企業を同時並行で受けていくことになってしまい、対策が大変でした。3年次の8月に信用金庫のインターンシップに参加。同年12月に、JR西日本のインターンシップに参加しました。今になって考えれば、もっと多くの企業のインターンシップに参加しておけば良かったと後悔しています。企業のことを深く知ることができる機会として、3年次はインターンシップに積極的に参加するべきだと思います。
ゼミと手話部で培った主体性とコミュニケーション能力
大学では会計やマーケティングなど、経営に関する授業を中心に受講し、ゼミでは消費者心理とセールス・プロモーションについて学びました。セールス・プロモーションとは、企業が自社のモノやサービスの魅力を消費者に伝える活動のことで、授業ではフィールドワークや産学連携授業を通じて、化粧品メーカーの方へ、外国人観光客に対する新たなプロモーションをプレゼンする機会がありました。4人でのグループワークでしたが、なかなか良い案が出せずにいました。私は誰かが出した意見に対して、それを広げていくことを意識していました。そうすることで、場が活発になり、全員が言いたいことを言える雰囲気になると思ったからです。その結果、良い案が生まれ、プレゼンを成功させることができました。
私はこれまで、自分の言いたいことやりたいことを通したいと考えていたのですが、ゼミのグループワークを通じて、他の人の意見を聞き、周囲の人たちと協力し合えるようになりました。ゼミで培った協調性やコミュニケーション能力は、就活で非常に役立ったので、このゼミに入っていて本当によかったなと思います。
JR西日本の車両系統では小さなグループ単位で仕事を担当するため、実際の面接ではその部分と絡めて話をしました。これまでできなかったことが、ゼミでの活動をきっかけにできるようになったというエピソードは、他の人にとっては大したことではないかもしれませんが、大学時代に培ったものとして私は自信を持って話していました。
サークル活動では手話部に所属していました。きっかけは聴覚障がいの方の授業をサポートするパソコンテイクです。先輩が手話を使って楽しそうにコミュニケーションを取っている姿を見て、自分もできるようになりたいと思い、入部しました。手話を覚えるのは大変でしたが、興味のあることに主体的に取り組んだ経験は、就活でも大きな力になりました。
キャリアセンターや先輩のサポートに感謝
キャリアセンター主催の就活特訓塾が役立ちました。3年次の10月頃に外部講師を招いて開かれ、グループディスカッションや面接練習など実践的な対策を数回にわたって行いました。参加者の皆さんのモチベーションとポテンシャルが非常に高かったことが印象的でした。すでに内定を得ている人がいたり、ビジネスプランコンテストで受賞した人がいたりと、自分との差をまざまざと見せつけられました。ただ、こういう人たちと採用枠を取り合うんだと思うと、自然と身が引き締まり、モチベーションもグッと高まったので貴重な経験ができたなと今は思います。その時は雰囲気に呑まれて大変でしたが。
キャリアセンターの職員さんをはじめ、多くの方々にサポートしていただきました。特に印象に残っているのは面接練習です。返答の良し悪しを聞いてもらいながら、企業や職種に合った対策を一緒に練っていきました。自己PRやガクチカについても手伝ってもらいながら、何をどう伝えれば採用してもらえるだろうかということを考えてやっていました。
やってみるまでは「面接なんて大したことないだろう」と思っていたのですが、これが案外難しく、途中で言葉に詰まったり、話しているうちに自分でも何を言っているのかわからなくなったりと大変でした。その後も、何度も繰り返し対策をしたので、実際の面接では堂々と話すことができていた気がします。
部活の先輩が同じくJR西日本に就職すると聞いていたので、書類・面接対策に関して何度も相談していました。車両系統は鉄道の安全を「支える」部署なんだということを教えていただき、実際に面接中もその「支える」という言葉がキーワードになりました。結果が出るまでの間も、「お前なら大丈夫」と声をかけていただいたので、精神的にもありがたかったです。内定の報告をしたときはとても喜んでくれたので嬉しかったですね。
後輩の皆さんには、大学生活を心の底から満喫してほしいと思います!友達と思いっきり羽目を外して遊ぶことも、バイト先で朝から晩までへとへとになるまで働くことも、その全てが良い思い出です。充実した大学生活を送っていれば、それが他大学に負けない就活にもつながると思います。
(この内容は2025年5月取材時のものです)