『2020年本屋大賞』

本屋大賞とは、新刊書の書店に従事する書店員の投票だけで選ばれた「今一番売りたい本=読んでほしい本」を読者に伝えるために設立された 「本を愛するすべての人のための賞」です。
今回の展示は、2020年本屋大賞の上位10作品と、翻訳小説部門の上位3作品です。発掘部門で選出された「超発掘本!」も加わりました。

 


2019年本屋大賞

タ イ ト ル 備考
1. 『流浪の月』 凪良ゆう著  
  あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。 2020年
本屋大賞
2. 『ライオンのおやつ』 小川糸著  
  余命を告げられた雫は、残りの日々を瀬戸内の島のホスピスで過ごすことに決めた。そこでは毎週日曜日、入居者がもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」があった―。毎日をもっと大切にしたくなる物語。  
3. 『線は、僕を描く』 砥上裕將著
  水墨画という「線」の芸術が、深い悲しみの中に生きる「僕」を救う。  
4. 『ノースライト』 横山秀夫著  
  一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに…。Y邸は無人だった。そこに越してきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。ただ一つ、浅間山を望むように置かれた「タウトの椅子」を除けば…。このY邸でいったい何が起きたのか?  
5. 『熱源』 川越宗一著  
  樺太で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフは故郷を奪われたポーランド人や、若き日の金田一京助と出会い、自らの生きる意味を見出し…。明治維新後、樺太のアイヌに何が起こっていたのか。アイヌの闘いと冒険を描く傑作巨篇。  
6. 『medium : 霊媒探偵城塚翡翠』 相沢沙呼著  
  推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができるが、そこに証拠能力はない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていて…。  
7. 『夏物語』 川上未映子著  
  パートナーなしの妊娠・出産を目指す夏子。彼女のまえに、精子提供で生まれ「父の顔」を知らない潤が現れ…。芥川賞受賞作「乳と卵」の登場人物たちが新たに織りなす物語。  
8. 『ムゲンのi (アイ) 上・下』 知念実希人著  
  若き女医は不思議な出会いに導かれ、人智を超える奇病と事件に挑む―。夢幻の世界とそこに秘められた謎とは!?予測不可能な超大作ミステリー。
9. 『店長がバカすぎて』 早見和真 [著]  
  谷原京子、契約社員、時給998円。店長が、小説家が、弊社の社長が、営業がバカすぎて「マジ辞めてやる!」 でも、でも…。本を愛する書店員の物語。  
10. 『むかしむかしあるところに、死体がありました。』 青柳碧人著  
  鬼退治。桃太郎って…えっ、そうなの?大きくなあれ。一寸法師が…ヤバすぎる!ここ掘れワンワン埋まっているのは…ええ!?昔ばなし×ミステリ。読めば必ず誰かに話したくなる、驚き連続の作品集!  

翻訳小説部門
1. 『アーモンド』 ソン・ウォンピョン著 ; 矢島暁子訳  
  アーモンド(扁桃体)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができないユンジェ。彼の前にもうひとりの“怪物”が現れて…。他人の感情がわからない少年と、物心もつかないうちに親とはぐれた不良少年、2人の成長物語。
2. 『掃除婦のための手引き書 : ルシア・ベルリン作品集』 ルシア・ベルリン [著] ; 岸本佐知子訳  
  多くの作家に影響を与えながらも、生前は一部にその名を知られるのみだったルシア・ベルリン。逝去から10年を経て出版され、ベストセラーとなった短篇集から、24篇をよりすぐって収録する。
3. 『三体』 劉慈欣著 ; 大森望, 光吉さくら, ワンチャイ訳
  物理学者の父を文化大革命で亡くし、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔。ある日、彼女は謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが極秘裏に進行していて…。

「超発掘本!」
  ジャンルを問わず、2018年11月30日以前に刊行された作品のなかで、時代を超えて残る本や今読み返しても面白いと思う本をエントリーし、その中から1冊を実行委員会が選出し「超発掘本!」として発表されたものです。  
1. 『無理難題が多すぎる』 土屋賢二著