設置の目的と経緯・史料室
<設立目的>
桃山学院史料室は、学院に関係する史資料を収集・整理・保存・公開することを目的として設立されています。
史資料は「桃山学院史料室・資料収集方針」及び「桃山学院文書保存規程」により収集しています。
収集した史資料
は整理・分類された上、学院史料室の資料室(和泉と昭和町)に保管されています。
そして、「年史紀要」の継続刊行や企画展示などにより研究成果の公表や所蔵史資料の公開を行っています。
また、所蔵する史資料を内外の研究者等に公開することによって、
学院史、教育史、キリスト教史等の研究ために貢
献することを目的としています。
<設立経過>
現在の学院史料室の設置されるまで、年史編纂のためにどのような組織が作られてきたかを概略
します。
学院最初の記念誌である「80周年記念アルバム」は創立80周年の式典に配布するために刊行
され、中学・高校と
大学から委員を選んで編纂が行われました。
しかし、大阪大空襲による戦災のため資料がほとんどないという状態で
した。
次の『桃山学院90年史』編纂の時は1974(昭和49)年2月、「桃山学院90周年史編纂委員会」が
組織されましたが、やはり「戦災による記録や資料の喪失のためその作業は遅々として進まず、
さらに時間的制約のため編年体の略述史にならざるを得なかった」(編集後記)としています。
『80周年記念アルバム』と『桃山学院90年史』の編纂において、史資料の収集は不充分であった
との反省があった
にも関わらず、90年史編纂委員会はいったん解消となりました。
『桃山学院百年史』の編纂にあたって、史資料収集は一からの出発となりました。
「学院百年史編纂委員会記録」に
次のように記録されています。
「本学の歴史史料は戦災に焼けたり、保管が不十分であったりしたため、『桃山学院百
年史』編纂の
ための基本史料はほぼ最初から収集するような状況であった。卒業生、教職員に対する聞き取り、
新聞
調査、国立公文書館を初め行政史料の収集と多岐にわたった。」
『桃山学院百年史』の刊行は大幅に遅れ1987年4月になりましたが、
これまでの反省から百年史編纂委員会解散後は本委員会の業務を引き継ぐ機関が
これを継承することになり、学院年史委員会が発足しました。
さらに、2004年度から新しい組織として「桃山学院史料室」が設置され、
研究員制度も新たに設けられることになりました。
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