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お知らせ
2014.10.30
お知らせ・イベント
2014年度の第2回キリスト教講演会を開催しました。
10月28日(火)、桃山学院大学開学55周年の記念講演として、2014年度の第2回キリスト教講演会を開催しました。今回は、日本のメディアでは著名な有識者のおひとりでもある聖学院大学 学長の姜尚中(カン・サンジュン)氏をお招きし、「世界の市民として生き抜く力とは」というテーマでお話をしていただきました。

講演の中で、本学の建学の精神であるキリスト教の“自由と愛”についての本質的な意味を解説していただき、グローバル化の渦中にある現代日本や世界中で生み出されている“光り”と“影”という格差の現状と照らし合わせて、“世界の市民”として生きることがどれほど大切なことであるのかをご説明いただきました。また“自由”に関して、現代の若者が“安直に気の向くまま”といった意味でとらえがちであることを例にあげ、約100年前に夏目漱石が『こころ』の中でそのような“自由”は孤独を生み出すことにつながると表現したように、間違った“自由”であることを強調されました。そして“愛”については、イエス・キリストが人々の身代わりとなって十字架の上で命を投げ出したことが、究極的な本質的“愛”であると結論づけておられました。これらのことから、グローバル化の生み出す“影”の部分で自分がどのような働きや役割を持って生きていくのか、若者たちに与えられている“挑戦”ではないかとも訴えておられ、現代の若者たちに向けた貴重なメッセージでもありました。



さて、キリスト教センターでは12月にクリスマスに関連したイベントを行う予定です。

12月6日(土)午後2時からクリスマス・コンサートとして、第120回チャペル・コンサートを行います。出演はソプラノの丸谷晶子氏、ギタリストの金谷幸三氏、オルガニストの久保田真矢氏、東光学園ハンドベル・クアイア、本学チャペル聖歌隊です。
12月11日(木)午後5時からは、本学主催クリスマス礼拝を行います。今年のクリスマス礼拝は、より多くの方々にご参加いただきたく「クリスマス・キャンドルの夕べ」として行います。どなたでもご参加いただけますので、ぜひお誘い合わせのうえ、チャペルまでお越しください。
※クリスマス・コンサート及びクリスマス礼拝は共に入場無料です。
※クリスマス・コンサートは先着順で250名までご入場いただけます。

(チャペル事務室)