5月21日(土)から22日(日)にかけて、社会学部学生リーダー育成プロジェクトの社会調査応用プログラムに所属する学生が、徳島県神山町と上勝町において「まちづくりの先進事例」を視察しました。
「泉北をつむぐ まちとわたしプロジェクト」(堺市主催)の方々との共同で視察した今回の活動について報告します。
1日目の視察は、IT企業のサテライトオフィス進出などで有名な神山町です。まず、神山町農村環境改善センターにおいてNPO法人グリーンバレーの大南信也理事長より、神山町の取り組みについて説明を受けました。その後、「縁側オフィス」や「神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス」を視察し、「神山アート・イン・レジデンス」で創作された作品なども見学して、その取り組みを肌で感じました。視察を終えた学生たちは、神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックスに隣接する「WEEK神山」に宿泊し、オーナーの方から直接お話を伺うとともに、「泉北をつむぐ まちとわたしプロジェクト」のみなさんと当日の活動を振り返りました。
2日目は、「葉っぱビジネス」でも有名な上勝町の視察です。昼食を兼ねて視察に訪れたレストラン「ポールスター」では、地元野菜にこだわったメニューを提供し、また地域の人たちを結びつける様々なイベントを開催するなど、地元密着のレストランでした。午後は、上勝ゼロ・ウェイストアカデミーにおいて、ゴミを出さない取り組み「ゼロ・ウェイスト」についてお話を伺い、住民自ら資源等を持ち込み分別する「ゴミステーション」も視察しました。
今回の視察に参加した学生からは、「その地域の文化にあった方法でまちづくりをすることが大切だと感じました。体験したことを生かして私たちがやりたいことに繋げていきたい」「頭の中がたくさんの情報で溢れかえっていますが、少しずつ体感したものを整理しながら、インプットしたものをアウトプットに変えていきたい」などの声が聞かれました。1泊2日の短い時間でしたが、学生たちにとって非常に有意義な視察となったようです。
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