情報社会を超越した“Society5.0”において、データには無限の可能性が潜んでいます。
適切に情報を収集し分析する能力は、新しい価値を生み出し、より良い未来を拓く力です。
世界はデータサイエンティストを
求めています
現代社会には膨大かつさまざまなデータがあふれています。そのデータを適切に分析して、仮説を検証し問題解決を提案するデータサイエンスのニーズはますます高まる一方です。しかし、データサイエンティストは世界的に不足しています。
―桃山学院大学 社会学部社会学科では―社会調査の知識やスキルをアンケート調査、インタビュー調査、フィールドワーク、メディア分析、Web調査の実施から分析までの一連の過程を通して実践的に学びます。「社会調査実習」では自分たちでテーマを決めて調査を実施し、ワードやエクセル、統計ソフトを使って1万字のレポートを執筆します。社会学科で学んだ専門知識・理論・経験を踏まえ、得られた分析結果を仮説と照らしあわて考察しながら、今後の方向性を明確にします。「社会調査士」資格を取得した卒業生は社会で活躍しています。
就職活動で
アピールできる!
情報社会が進む中、適正な調査を実施したりデータを分析する能力は、さまざまな職業で必要とされ就職の際にもアピールポイントになります。
大学院に進学し
調査の専門家に!
大学院で「専門社会調査士」資格を取得すれば、調査の専門家として調査機関や新聞社、放送局、官公庁で働くチャンスが拓けます。

徳島県内のイベントや出来事を取材し、記事の執筆を行っています。
欠かせない仕事が「事実確認」。間違った情報を載せると、紙面の信用だけでなく県民の不利益にも繋がりかねません。
どんな記事でも、一つ一つの事実を徹底的に確認するようにしています。また、人名や数値には細心の注意を払い、誤字脱字にも気をつけています。
社会学は「常識と思われていることを違った角度から見つめ直す」学問だと考えています。
記者として社会の動きを追いかけていく中で、「報道されていることや社会通念は果たして正しいことなのか、違った角度から見ると新しい視点が存在するのではないか」と思考を巡らせることが多々あります。
桃大で「社会学」を4年間学び続けたことで、多面的・多角的な視野を養うことができ、新聞記者としての仕事に大きく役立っています。
大学に入学して出会ったのが社会調査です。物事の傾向や関連性を読み解くことは人間心理を知ることに近いと考え「社会調査士」に惹かれました。
卒業後はマスコミ関連企業に就職。大好きな金沢を近くでみられることも何よりのやりがいです。就職活動中に一番強く思っていたことは「自分が欲しいと思えるものを売りたい」ということでした。
営業職は売れるか売れないか結果がすべてです。今でも「物を売る」簡単な方法はわかりません。しかし、結果には必ず理由があり、調べるうちに傾向が見えてきます。物事と物事を関連づけて考えることができるようになったのは、大学時代の経験のおかげです。
桃山学院大学は過去の調査データや参考文献が非常に充実しています。卒論ではSSJデータアーカイブのデータを借りて仮説を検証し、「社会調査士」と「桃山学院大学社会調査士」をダブルで取得しました。先生方の熱心なご指導には、今でも感謝の念に堪えません。数字から答えが導き出されたときの感動はまだ覚えています。ただし、思っていた答えが出ないことも当たり前で、だからこそ社会調査は面白い。これは営業の仕事にも似ています。
大学で勉強したことは間違いなく今も生きています。今後もきっと私を成長させてくれるでしょう。※『社会と調査』第13号「働く社会調査士」の記事を再構成しました。