レジデント・アシスタント(RA)制度
本学と交換協定のある大学から、半年あるいは1年間で交換留学に来ている外国人留学生が居住するマンションで生活を共にし、彼らの生活全般を援助するのが「RA(レジデント・アシスタント)」です。
留学生が来日する際の空港での出迎え、入居時のライフライン開通手続き、ごみの出し方指導、銀行口座開設補助...日本で初めての生活を経験する留学生を「共に生活をしながら」サポートします。
世界中から来日する留学生との日常的な交流も魅力です。休日には、各国の料理を持ち寄ってパーティーをしたり、各国の恋バナに花を咲かせたり(!!)、一緒に旅へ出てみたり、、、留学生マンションは、正に「小さな地球」。
RAは、そんな「小さな地球」の管理人のような存在です。
参加者の声➀
【レジデント・アシスタントという仕事】 国際教養学部3年
私は、現在RA(レジデント・アシスタント)という仕事をしています。簡単に紹介すると、桃山学院大学へ来ている外国人留学生が暮らすマンションに一緒に住み、彼らの日本での生活をサポートする仕事です。留学などで様々な国の文化を学び、「より深く他の国の人たちと関わりたい、知りたい」と思ったのがRAに応募した動機でした。
RAになり、彼らと過ごしていると様々な事に気付かされます。一番印象的だったのは、ロシアから来た留学生に教えられたことです。私たち日本人は会話の際に理解していることを示す意思表示として相槌を打ちますが、ロシアではそれは「話を聞いていない」とされ失礼にあたるそうです。私たちの「あたりまえ」は「あたりまえ」ではないと改めて気づかされました。
このように、RAになってからは毎日が学びの連続です。時には彼らとの文化の違いや、人間性の違いについて話し合うなどして、互いの国の理解を深めています。彼らとの出会いで私の世界観は大きく変わりました。たくさんの国の人とこれだけ密に関わり、交わることができるのがRAの醍醐味だと思います。
参加者の声②
【「世界観」が変わる「レジデント・アシスタント制度」】 国際教養学部3年
交換留学生が生活する国際寮に居住し、生活全般をサポートする事がRAの役割です。「交換留学生の生活を思い出あふれるものにしたい!」その一心で、RA制度に応募しました。空港へのお出迎え、公共料金の支払い方や病院への付き添い、時には友達関係の相談など、日本での生活に関するアドバイスやサポートなどが私たちの仕事です。また、夜ご飯を一緒に作ったり、留学生との「スベらない話」をしたりと、今でも楽しい思い出を鮮明に覚えています。
私はこのプログラムに参加して、相手の心を見る大切さを学びました。それは、国籍や文化に捉われない、また、同じ人間として深く関わるという事でもあると思います。海外旅行・留学経験がない私にとって、このプログラムに参加したことで、自分の世界観や人生観が大きく変わりました。そして、何よりも、一生の友と出会えることがこのプログラムの最大の魅力だと思います。