- 名前
- 森 杏菜/松本 梨花/Saha Kinnori(交換留学生)
- 学部
- 社会学部 社会学科 4年次/国際教養学部 英語・国際文化学科 2年次
- 国際体験
- Buddyプログラム

――普段は何語でコミュニケーションを取っていますか?
Kinnoriさん 私は普段、英語と日本語で話していて、杏菜ちゃん(森さん)と梨花ちゃん(松本さん)は日本語で話してくれます。 二人が日本語で話してくれるので、本当に良い勉強になります。
森さん、松本さん ノリちゃん(Kinnoriさん)は日本語が本当に上手なので英語はあまり使わず、ほとんど日本語でコミュニケーションを取っています。 ただ、たまに分からない単語や表現があるときは、お互いに英語を使ったりしています。

日本語と英語で交流する3人
――どのような交流をしていますか?
森さん 週に1回、3人で集まるようにしています。ただ何をするわけでもなく、「最近何してるの?」とか、「今日どんな勉強したの?」とか、 他愛ない会話をしているだけなんです。ただ、せっかくノリちゃんが日本に来てくれているので、日常会話を通じて日本語を知ってもらえたら嬉しいなと思って交流しています。
松本さん ノリちゃんからはインドの文化や習慣について教えてもらっています。例えばインドの女性は額にビンディ(Bindi)を付けることがあるのですが、 既婚女性は赤色のビンディ、未婚女性はそれ以外の色を付ける習慣があるということを教えてもらいました。 また、インドではピアスをしている女性が美しいとされ、女性は幼い頃から鼻や耳にピアスをする文化があるということも教えてもらいました。 私と杏奈ちゃんはノリちゃんからインドのピアスをもらいました。
Kinnoriさん 杏奈ちゃんも梨花ちゃんも、お二人とも本当に優しいので、日本食の作り方や日本の美味しい食べ物、行きたい場所など、いろいろなことについて教えてもらいました。

インドの文化について話すKinnoriさん
――交流する中で文化の違いを感じたことはありますか?
森さん、松本さん 本当に不思議なんですが、文化の違いを感じたことがあまりないんです。 3人で集まった時は、「今日何した?」とか「週末は何するの?」のような会話をするのですが、本当に自然体で話しています。 実際、会話の中に細かな文化の違いがあるのかもしれませんが、それに気づかないくらいにいつもリラックスして交流を楽しんでいます。
Kinnoriさん 3人とも初めて会ったときからすごく気が合って、コミュニケーションを取るのも全く問題なく交流を始めることができました。 私はあまり日本語が上手ではないので、杏奈ちゃんも梨花ちゃんも、辛抱強く私を理解しようと努力してくれていて、本当にいいBuddyです。
森さん、松本さん ノリちゃんはそう言いますが、実際はめちゃくちゃ日本語が上手ですよ!

言葉や文化の壁を超え自然体で交流する3人

学外でも交流を楽しむ3人
――Buddyプログラムの良いところは何ですか?
森さん 私は1年生の時からずっとBuddyをやっているのですが、桃山学院大学には様々な国・地域からたくさんの留学生が訪れていて、 いろんな国の言語や文化を教えてもらうことができるところがBuddyプログラムの良い点だと思います。他の留学生との交流も広がるので、 語学学習へのモチベーションアップにも繋がると思います。
松本さん 私は今回が初めてのBuddyだったのですが、参加して本当に良かったなと思っています。 私はまだまだ上手く英語を話すことができませんが、杏奈ちゃんやノリちゃんが英語でコミュニケーションを取っているのを見て、 私も頑張って話せるようになりたいと思いました。学習言語を自ら進んで勉強するようになるので、 楽しみながら語学の学習に取り組めるのがBuddyプログラムの良いところだと思います。
Kinnoriさん 杏奈ちゃんと梨花ちゃんはいつも日本語の勉強を手伝ってくれます。2人ともいつも日本語で話しかけてくれるので、日本文化を知る機会にもなるし、 日本語での日常会話のスキルや会話を理解する力も上がったと思います。 日本の学生と深く関わることができるのがBuddyプログラムの一番の良いところだと思います。

楽しみながら語学の勉強ができるようになったと話す松本さん
――Buddyと上手く交流するコツは何ですか?
Kinnoriさん たまたまかもしれませんが、私たちは3人ともすごく性格が似ているんです。 プログラムが始まる前にBuddyの自己紹介シートを見たときから趣味や性格が似ているなと思っていたのですが、 実際に会って話してみると2人は私がイメージしたとおりの人でした。2人ともとても優しく、私のつたない日本語をいつも一生懸命、理解しようとしてくれます。
森さん 留学生とたくさん話をしていると伝わる日本語とそうでない日本語が分かるようになってくるので、より相手に伝わる日本語を使うように心がけています。
Buddyプログラムは決められた活動がなく、学生の自主性を重んじるプログラムなので、活動の自由度が高いと思います。 逆に言えば、自分からアクションを起こさないと何も始まらないので、私たちは最初に「1週間に1回は絶対会う」というルールを決めました。
あとは、お互い学業やアルバイトに忙しいときもあるので、 いつでも連絡が取り合えるようにグループLINEを作って会う日を決めたりしていました。 コミュニケーションをたくさん取るということが交流を深めるうえで大切なことなんじゃないかなと思います。

自主的なコミュニケーションが交流のキーだと語る森さん
――Buddyプログラム参加を検討している学生にメッセージをお願いします
森さん 国内で語学力を上げたい人や留学を考えている人、留学に行きたいけど色々な理由で行けない人には、 ぜひこのBuddyプログラムに参加してほしいなと思います。 留学生と交流すると世界観も変わりますし、視野も広がります。それに費用をかけずにいろいろな国・地域の学生と交流ができるので、 異文化交流に興味のある人には本当におすすめのプログラムです。
松本さん 私は英語があまり話せなかったので、参加するのに勇気がいりました。しかし、実際に参加してみると、 英語が話せなくても「話そう」という気持ちがあれば伝わるし、もっと話せるようになるために頑張ろうと思うようになりました。 それから、自分から英語を勉強するようにもなりました。もし、少しでも国際交流に興味があるのなら、 勇気を出して参加してみてほしいと思います。語学は頑張れば何とかなります!
Kinnoriさん 留学生にとってはBuddyが桃山での初めての友だちになるケースが多いと思います。 何も分からない留学生に大学のことや日本文化などについて教えてくれる最初の友だちがBuddyです。 いきなり友だちをつくるのは難しいと思うので、趣味や性格が合いそうな相手とマッチングをしてくれるBuddyプログラムは、 留学生活を楽しく送るうえで、とても良いプログラムだと思います。

(※この内容は2025年1月取材時のものです。)