国際教養学部英語・国際文化学科
言葉や歴史、文化など、
異文化と深く向き合い、
国内外の課題を解決し、
社会に貢献できる人を育成します。
国際教養学部では、「実践的英語力の涵養」、「多文化共生をめざす国際理解の促進」、
「発信型の異文化コミュニケーション能力の育成」、「現代の諸問題への対応」の
4つの観点からグローバルに活躍する「世界の市民」を養成します。
国内外でのフィールドワークやプロジェクト型学習を実践。
教室内での学びを超えて、国際社会の課題解決力を身につけます。
将来活躍したいキャリアのイメージや、研究を深めたい分野に応じてコースを選択可能。自分に合った目標を目指すことができます。
グローバル社会の課題に取り組み、英語で意見を発信できる国際コミュニケーターの育成
異文化コミュニケーション能力を活かし、世界の人々との対話と交流で、共生社会の実現に貢献する人材の育成
言語と文化の理解を通じて幅広い視野を身につけ、平和な社会の実現に貢献する人材の育成
平和の実現を目標に、国内外の課題を解決できる力を身につけます。教室内でのアクティブラーニングや国内外でのフィールドワークを少人数制で実践。
言葉と文化の学びを通じて、対話と交流を生み出すコミュニケーション力を身につけます。
第一外国語の英語に加え、第二外国語は人気の6言語から選択が可能。語学力を高めながら背景にある歴史や文化も学び、世界とつながる国際性を養います。
例:西洋文化史、西洋思想史、アジア文化研究etc.
国際教養学部を卒業した先輩たち ①
卒業生との出会いをきっかけに、
客室乗務員への夢をつかむ
「こんな女性になりたい」という存在
幼い頃から興味があった客室乗務職という仕事。本気で目指そうと思ったのは、2年生になる直前でした。英語特待生留学というプログラムでオーストラリアへ行ったとき「もっと多くの国の人たちと交流したい」と強く感じたことがきっかけです。桃山エアラインスクールを受講したり、アメリカでのインターンシップへ参加したりと夢に向けて走りはじめた頃、いまの私にとって誰よりも憧れの存在である、当時日本航空のチーフキャビンアテンダント兼人事担当を務めていらっしゃった大久保さんに出会いました。キャリア教育科目の授業で、桃大の卒業生として講演に来られていた大久保さん。その姿にオーラを感じて「こんな女性になりたい」と憧れの存在になりました。
天職と信じ、つねに前を向く
日本航空の企業説明会や面接試験では、大久保さんが採用担当として参加されていて、お見かけするたび元気が出たことを覚えています。最終面接まで進むことができ、ドキドキしながら電話を待っていたある日のこと。かかってきた電話に応答すると、なんと大久保さんの声! 憧れの人から合格を通知していただき、さらに直接「おめでとう」という言葉をいただき、信じられないくらいうれしかったです。出会ったときは、まさか同じ会社で働けることになるとは想像もしませんでした。就職活動中は不安になることもありましたが、私の天職だと信じ、つねに前を向いていました。これから客室乗務員として歩んでいく中で、私も大久保さんのように、みんなに夢を与えられる人になりたいです。
英語留学を希望する学生を中心に、よりハイレベルな英語の修得や留学と連動したプログラムの少人数制クラスを編成。
TOEIC®の目標スコアを860点に設定し、英語力の向上を図ります。当クラス全員が英語圏へ1学期間留学し、長期留学もめざします。
授業紹介
"ネイティブ"の発音を修得できる?
一歩すすんだ「英語の音声」
私たちは、どうすればネイティブのような発音が身につくのでしょうか。私のゼミでは、英語音声学をテーマに、ネイティブによる発言の仕組みや法則を詳しく学習、発音やリスニングの訓練を通じて、正確かつ自然なネイティブの発音が身につき、リスニングの技能も向上します。また、英米の専門書で学ぶため、高度な英文を正確に読み取る力も養われ、英語力をトータルに伸ばすことができます。
ジーニアス英和辞典編集委員
南條 健助准教授ゼミの魅力は何ですか
英語の発音やリスニングを追求しています。ネイティブの発音を身につけるという高度な目標が設定されていますが、それがゼミメンバーの意識を高め、刺激になっています。
どんな先生ですか
目標の設定が高いため、とても厳格な先生かと思っていましたが、実際は穏やかで、どんな質問にも優しく答えてくださいます。日本でネイティブの発音を身につけた先生は、僕たちのロールモデルです。
国際教養学部を卒業した先輩たち ②
長期派遣留学で英語力アップ
1年間の長期派遣留学で得られたもの
「アメリカの大学へ英語を学びにいくんじゃなく、専門科目の講義を受けにきた」。長期派遣留学はまさにそんな毎日でした。心理学や社会学など、英語で行われる授業を現地の学生たちと同じように受講。毎日出される課題もみんなと同じ。テーマにそってディベートすることも多く、最初はついていくのが大変でした。でも高いレベルの経験を積んだから帰国後にTOEIC®900点を取得。思えばその出発点は、1年次のカナダ留学で「自分の思いを英語で伝える」ということからでした。
半年のカナダ留学で英語熱に火が付いた
「門限ハ5時ネ」。カナダのホストマザーにそう言われたものの、仲良くなり始めた外国人の友達ともっと多くの時間を過ごしたい。その私の気持ちをホストマザーに伝えたい。言いたい思いを全部辞書で調べ、懸命に彼女に伝えた結果、説得に成功。英語を使うってこういうことなんだ。そんな貴重な経験の数々が今の私をつくっています。卒業後は夢だった旅行会社へ。その前に米国留学で親しくなった様々な国の友達を訪ねて、ヨーロッパ中を旅してきます。
JALスカイエアポート沖縄株式会社
富永 瞳さん
●国際教養学部 英語・国際文化学科 2019年3月卒業
国際教養学部を卒業した先輩たち ③
4年間のその先は、
第二の故郷・沖縄で、
グランドスタッフ。
何にでも挑戦してきた大学生活
中学・高校時代を過ごした沖縄から、私が生まれた和泉市にある桃大へ。「興味を持ったことは全部やろう」。それが私の4年間でした。好きだった韓国語を勉強し1年の長期派遣留学を実現。他にも桃山エアラインスクールへの参加、英語と中国語の勉強、ボランティアなど、すべては自分の可能性を見つけるため。挑戦すれば、なにかしら成長できる。振り返ると、そうして懸命に過ごした大学生活のその先に、憧れであったグランドスタッフへの扉があったんだと思います。
食品会社から内定をもらうも、未練が・・・
就職活動では、あえて業種は絞らず様々な企業の説明会に参加。毎日のようにキャリアセンターに相談し、食品会社から内定をいただいたのですが、グランドスタッフへの未練も。父の故郷・沖縄へ行くたびに空港で見た颯爽と働く姿が忘れられませんでした。倍率は数十倍という狭き門でしたが、「何にでも挑戦」という私らしい強い気持ちを持って、選考へ。キャリアセンターからたくさんのアドバイスをもらったこともあり、見事に内定!挑戦し続けた4年間が、夢の実現に繋がりました。
ほぼ全ての留学制度に
奨学金制度が適用!
留学を経済面からもバックアップ!
国内外を問わず、一人ひとりの目的に応じたグローバル体験の機会と、多彩なプログラムを展開しています。
キャリア形成にも役立てることができるプログラムを、ぜひ桃山学院大学で体験してください。
※実施プログラム内容は変更の可能性があります。
貸与・給付 | 金 額 | 応募資格 | |
桃山学院大学 交換留学奨励奨学金 |
給付 | 留学期間中における、 本学の学費全額免除 |
対象プログラム:交換留学 本学の交換留学による全期間中、留学先大学等の正規課程(語学コースを除く)受講者として認められた者のうち選考基準を満たす者 |
1学期間につき 150,000円 |
対象プログラム:交換留学、英語セメスター留学、語学留学(イタリア語、韓国語、中国語)、長期日本語教育実習、オンライン語学留学(英語) 本学の上記プログラムの派遣留学生として認められた者のうち、選考基準を満たす者 | ||
グローバル研修 学生援助金 |
給付 | 最大60,000円 | 対象プログラム:グローバル研修 本学のグローバル研修への参加が認められた者のうち、選考基準を満たす者 |
泉佐野市立第三中学校
上野 葉留佳さん
●国際教養学部 英語・国際文化学科2019年3月卒業
国際教養学部を卒業した先輩たち ④
子どもたちに、
生きた英語を教えたい。
桃大在学中は、英語の教員を目指し教職課程を履修しながら「英語の教え方」を学びました。なかでも、ゼミで学んだ「英語教育学」は現在、中学校で英語科目を担当するうえでとても役に立っています。
ゼミでは、「確かめたい能力を測るためには、どのような問題をテストで出すべきか」について研究をしていました。テストにはたくさんの目的があり、その方法も多様にあることを学んだほか、英語の教授法や英語の歴史など「英語の先生に必要な能力を身につける」ための授業を積極的に受講していました。
その他にも、留学生が生活するマンションで暮らしながら彼らの生活をサポートする、レジデント・アシスタント制度を利用するなど、語学力だけでなく異文化理解の面でも学びの多い4年間でした。
そんな桃大での学びや経験は、中学校で子どもたちに英語の豊かさや面白さ、そして学ぶ楽しさを伝える教員としてのベースになっています。
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コロナ禍でも日本にいながら、
国際体験ができる!
国際体験のニューノーマル
Kカルチャーを中心とした
韓流コンテンツから学ぶ
韓国外国語大学付属の語学学校で実施しているのと同じ形態で、異文化コミュニケーション能力の向上を重視した授業を桃山学院大学にいながらオンラインで受講できます。
TOPICS 正課外の支援①
韓国語・韓国文化を学ぶ
韓国の大学生とグループワークを行う勉強会や、韓国語を使ってゲームなどで交流する勉強会を開催。
韓国語科目担当の教授の丁寧な指導・助言のもとに、少人数の勉強会を行っています。
人気語学ランキング(国際教養学部在籍者履修調べ) 1位 中国語
2位 韓国語
3位 スペイン語
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英語と同時に学ぶ初修外国語は、6言語から好きなものを選べる!
4技能とは、「読む」「書く」「聞く」「話す」のこと。
習熟度に合わせて、それら4つのレベルをしっかりと上げていきます。
1年次で基礎英語、2年次で中級英語を学び、着実に英語力を身につけます。さらなるスキルアップには、上級英語のクラスを。
TOPICS 正課外の支援②
英語・初修外国語を学ぶ
外国語教育センターには、英語科目担当および日本語科目担当の教員が常駐。語学学習や資格取得の相談対応など、外国語を学ぶ学生をサポートしています。
外国語教育センター内の「Language Commons」は、外国語学習を支援するためのスペースとして学生に開放しており、各種教材も取り揃えています。
また、語学学習への意欲、国際交流・異文化理解の推進、友だち作りの機会提供等を目的に、課外プログラムを多数実施しています。
国立アイスランド大学
日本語学科 非常勤講師(日本語教員)
永井 真美さん
●文学部 英語英米文学科(現:国際教養学部 英語・国際文化学科)2009年3月卒業
国際教養学部を卒業した先輩たち ⑤
言語への探究心で国を越え、
憧れのアイスランドへ。
私は現在、国立アイスランド大学で日本語教員として勤務しています。桃大在学中に日本語教員を志した私は、日本語教育に関する研修プログラムに参加したり、外国人留学生とも積極的に交流したりと、経験できるチャンスを最大限に活用しました。高校生の頃からアイスランドの伝統文化や言語に興味があり、暮らすなら絶対ここだと決めていたので、桃大を卒業後は国立アイスランド大学で3年間アイスランド語を勉強。その後、同大学の非常勤講師になることができました。現在は人文学部の日本語学科で、主に文法に重点を置いた科目を担当しています。私は「言語」に興味があるので、自分の母語である日本語を研究して教える毎日は、本当に楽しいです。日本語に興味を持つアイスランドの学生に日本語を教え、自分も学び続けられるこの仕事は天職で、一生続けていきたいと考えています。
アイスランド語は文字も発音も日本語と全く異なり、何世紀も前から現代まで、発音以外のことにほとんど変化がないなど興味が尽きません。一方で、アイスランドの人にとっての日本語は、学んでも話す機会がほとんどないのが残念なところ。この状況を改善することは私の課題でもあります。日本を離れて時間が経つにつれて、私は「日本人としてのアイデンティティ」を考えるようになりました。日本に帰国せず外国で生きていく私は、いったいナニジンなのか、そしてどんな人でありたいのか。簡単に答えは出ませんが、模索し続けています。
世界は激動の時代に突入しました。グローバル化が進み、さまざまな形でつながっている現代世界において、ウクライナなど各地の問題は遠くの出来事ではなく、私たちの日常生活にも深く関わっています。 英語に加えて他の外国語を学ぶことは、世界をもっと身近に感じ、自分たちの意見と思いを世界中に発信できるコミュニケーション力を身につけるために不可欠です。また、世界中のさまざまな問題を理解するためには、その背景となる文化と歴史を深く掘り下げて学ぶことが大切です。
教室内の講義だけでなく、留学やオンラインの国際体験プログラム、実習・フィールドワークを通じて課題解決力を身につけ、争いのない世界の実現に向けて私たちにできることは何か、ともに考えましょう。
国際教養学部長
小池 誠
キヤノン株式会社
CANON USA ニューヨーク本社駐在
西澤 佑悟さん
●文学部 英語英文学科(現:国際教養学部 英語・国際文化学科)2010年3月卒業
国際教養学部を卒業した先輩たち ⑥
自ら動け!桃大を使え!
入社後、海外でのプリンタ販売戦略を企画する部門に配属され、4年目でロンドン駐在を経験。帰国後は新商品の企画に携わり、現在はニューヨークで駐在生活を送っています。キヤノンでは世界をフィールドにビジネスを行っていますが、原点は桃大にあります。
入学前は海外で生活することなど想像したことはありませんでしたが、在学中に2度の留学などを経験したことで、自分は世界中どこでもやれるという自信を手にしました。キヤノンでも事業に最大限貢献するという高い意識を持って仕事に取り組み、入社時に目標としていた海外駐在は30歳を前に2度目となりました。自ら動けば、道開かれる。学生時代に得た思いは今も変わりません。
国際教養学部を卒業した先輩たち ⑦
小さい頃から憧れだった
グランドスタッフの夢を実現
僕は、小さい頃からの憧れだった「空港で働く」という夢を実現し、グランドスタッフとして内定をいただくことができました。それを叶えてくれたのが、「桃山エアラインスクール」。外部のスクールと提携し、航空業界に関するプロの先生が指導してくださるという桃大生専用のプログラムです。専門知識やマナーに関する授業、面接などの試験対策など、航空業界に必要なスキルだけでなく、いち社会人としての素養も高められました。人気の高い航空業界を目指す道のりは、常にプレッシャーとの戦い。そんな僕を支えてくれたのは、エアラインスクールの先生と仲間たち。親身にアドバイスをくださる先生方、同じ夢を目指す仲間たちと過ごすうちに「本気で挑めばきっと大丈夫」と希望が生まれました。
航空業界は、企業説明会でも面接でも参加者の9割以上が女子学生。正直、戸惑いはありましたが、むしろ男性であることを生かせばアピールできるとポジティブに考えました。体力面などのアピールや、男性ならではの視点で意見を述べたことが良かったと思います。グランドスタッフは、空港に到着したお客様を最初にお迎えする役割であり、一方で旅が終わって空港を出ていくお客様をお見送りする立場でもあります。旅の始まりと終わりに関わるとても重要な仕事で、そこに大きなやりがいがあると感じています。すべてのお客様に心地よい旅をお楽しみいただくために、誇りを持って働いていきたいと思います。