経済学の目的は、「ヒト・モノ・カネの動きを研究し、世の中を豊かにする方法を探求すること」。それを勉強しながら、社会で役立つ知恵を習得します。
専門分野の探究だけではなく、就職後にも生かせる資格の取得、海外でのインターンシップ体験や異文化交流の機会を数多く準備しています。
タイのチェンマイ大学で行う5週間のプログラム。アジア諸国の留学生とともにサバイバル英語を学ぶほか、活気あふれるアジアのビジネスを体験できる企業訪問も行います。
単位認定 | 費用 |
---|---|
あり | 大学の支援制度があります。 費用の一部と生活費は各自の負担になります。 |
※渡航先ならびに費用については、変更になる場合があります。
経済学部では、基本的な経済学の教育のほか、ファイナンスやICTの教育にも力を入れています。
特に学生の志向や将来の進路を見据えて、資格取得を推進するプログラムの充実を図っています。
金融業界で活躍した教員による講義やゼミで、一生モノの知識を身につけることが可能です。「ファイナンシャルプランニング技能検定」などの資格取得支援も充実しています。
経済情報処理・情報システム・データベース・ネットワーク等の多彩な情報系実習科目を設け、様々なニーズに対応しています。「ITパスポート」資格取得プログラムでは合格率6割を維持しています。
※インフォメーション&コミュニケーション・テクノロジー
関わる分野が幅広い経済学。実社会で求められるのは平均的な人材よりも、エキスパートです。
全4つのコースを設けて、より専門的なスキルを身につけます。
生活者・消費者の視点から身の回りの経済について考え、暮らしと経済の関係を理解します。
地場産業など、地域の経済的な諸問題への理解を深め、地域を活性化させる手段を考察します。
世界各国の社会、政治経済情勢を学び、国際的な経済問題に対する分析力を高めます。
格差社会など、現代の経済が抱える諸問題をどのように分析し、解決するべきかを研究します。
就職活動を成功へと導く研修と、それをフォローする学部独自のプログラム。指導役を務める就活後の上級生や教職員と三位一体になって、就活に向けモチベーションアップを図ります。
経済学部経済学科
澤田 鉄平准教授
[専攻]産業論・技術論
[研究テーマ]規制と経済の相互作用についての研究
世の中にはさまざまなスポーツがあり、それに関わるたくさんの企業・産業があります。
あるスポーツが流行すると需要が喚起され経済活動が活性化し、日本経済に好影響をもたらすことが期待できます。スポーツ用品の売れ行きが良くなるだけでなく、例えばスポーツの観戦やテレビ中継の増加にともないビールの消費量が増加するなど、幅広い影響があります。
少子高齢化が進む日本では、長い目で見れば市場は縮小していくでしょう。一部の国内企業は中長期的な経済見通しに立って、すでに他国の市場を開拓しています。今後は海外進出できる企業とできない企業で大きく方向性が分かれていくのではないでしょうか。ただ、企業には国内軽視ではなく、国内の課題と向き合いつつ、世界を展望してもらいたいと思います。
桃山学院大学には多様な海外留学プログラムがあり、さらに経済学部には独自のプログラムがあります。積極的に参加して、国内外で活躍できるように国際感覚を養ってもらいたいと思います。
いずれもスポーツとはあまり関係ない図書ですが、これらの考え方をスポーツビジネス分野ではどう応用できるのか、
などを考えるのは有意義だと思います。
M.E. ポーター著
(土岐坤・服部照夫・中辻万治訳)
『競争の戦略』
(ダイヤモンド社)
ダニ・ロドリック著
『グローバリゼーション・パラドクス:世界経済の未来を決める三つの道』
(白水社)
経済学部経済学科
櫻井 雄大講師
[専攻]経済情報処理論
[研究テーマ]情報経済が人々に与える影響について
ネットワークインフラの発達・技術革新・機器の低価格化といった要因により、特殊な職能を持たない人々にも不特定多数への情報の発信が可能となってきました。いつの時代も人を集めることは、収益につながります。YouTuberもそのことに気づき、自分の趣味や特技で企業とタイアップしたコンテンツを提供するといった収益モデルを構築することで、大きな利益を得ています。
豊富で多岐にわたる動画コンテンツが制作され、ニッチな需要が満たされること、配信者と視聴者の心理的な距離が近く、双方向のコミュニケーションが取りやすいことは視聴者(消費者)の視点から見てメリットといえるでしょう。さらに、多くの人にとって金銭を得るための行動、つまり職業の選択肢にYouTuberが増えたという点もポイントです。
情報のデジタル化・通信インフラの発達によって、個人の持つ影響力は大きくなりましたが、それは大きな責任を負うことにもつながります。若い人たちには、そのことを認識したうえで、この流れをチャンスと捉え、ビジネスやプライベートに活用できる人になってほしいと願っています。また、自身も「インターネットの参加者の1人である」ということを意識し、この情報社会に貢献してもらえればと思います。
ITが世界におよぼした影響や、ITを活用し利益を得ることについて学びたい学生にオススメです。
トーマス・フリードマン著,トーマス・フリードマン著
『フラット化する世界』
(日本経済新聞社出版)
クリス・アンダーソン著,小林弘人監修, 高橋則明訳
『フリー〈 無料〉からお金を生みだす新戦略』(NHK出版)
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
---|---|---|---|---|
学 科 選 択 科 目 ※1 |
経済基礎 一般経済史 経済学のための数学入門 世界経済事情 経済情報処理論 統計学総論 IT活用 日本経済史 西洋経済史 経済学史 など |
[選択必修] ミクロ経済学/マクロ経済学/経済原論
2年次から選択できる4つのコース
|
||
経済学特講(開講例) 現代日本経済の統計分析 労働経済の諸問題 ネットショップ構築実習 パーソナルファイナンス ファッション産業論 など |
||||
法情報学/簿記/環境社会学/産業社会学/産業心理学/情報ネットワーク法 など | ||||
日中ビジネス論/コンピュータ論/情報と職業/国際経営論/経営管理論/ネットビジネス/商取引法Ⅰ/商取引法Ⅱ/会社法A/ 会社法B/手形法小切手法/支払決済法 など | ||||
演習(ゼミナール) | 入門演習 基礎演習 コース導入講義 |
コース演習Ⅰ・Ⅱ | 【演習の一例】 理論と現実のデータに基づく経済分析/財政学理論及び現状分析/グローバル経済と日本経済/地域活性化とまちづくり/金融の世界を旅する/行動経済学から学ぶ「成功」の秘訣 ほか |
2019年度卒業生/就職希望者に対する割合