Terra Motors株式会社 代表取締役社長
上田 晃裕さん
●経済学部 経済学科2008年卒業
経済学部 経済学科
「経済って、いったい何だろう?」がわかるようになる学部!
2022年度より新たに、
経済学をデータサイエンスの視点から考える「経済データサイエンス分野」と、
経済学を心理学の視点から考える「実験・行動経済学分野」2分野を新規開設。
目まぐるしく発展する現代社会において
強く活躍できる能力を身につけます。
ジェイアール西日本商事株式会社
武田 望さん
●経済学部 経済学科2020年卒業
経済学部の先輩たち
大学時代の出会いと経験が
自分の世界を広げてくれた
高校時代の私は、やりたいことがあってもなかなか一歩踏み出せないタイプ。大学で出会った友人たちの影響で、積極的に行動できるようになったことが、自分にとって大きな変化でした。
1年次、2年次は桃山祭実行委員会に所属。みんなで協力し合って大きなイベントを成功に導く過程は、とても貴重な経験になりました。
委員会で出会った友人に勧められたことがきっかけで、1年次に中国・香港での海外研修に参加。アジア経済についてもっと学びたいと思い、3年次からは内山ゼミに所属しました。ゼミでは実行委員会での経験を生かし、桃山祭での展示会「東南アジアのすゝめ」開催の責任者を務めました。出会いと経験が積み重なり、自分の成長につながったと思います。
現在は、スマートデバイスやクラウドサービスを取り扱う法人営業の仕事をしています。新規商材の発掘にも携わっているので、これからも積極性を生かしてお客さまにどんどん新しい提案をしていきたいです。
SCSK Minoriソリューションズ株式会社
伊藤 和輝さん
●経済学部 経済学科2020年卒業
経済学部の先輩たち
海外研修やゼミで身に付けた
自ら主体的に動く力
システムエンジニアとして、システム開発を通じて業務効率化をサポートする仕事をしています。仕事の上で大切にしているのは、主体的に取り組むこと。常に自分から動く姿勢を示すことで、お客さまや上司、同僚の信頼を得てきました。
主体性や積極性が身に付いたのは、大学時代の海外研修や内山ゼミでの経験が大きかったと思います。1年次には中国・香港、2年次にはマレーシア(ABCP)での海外研修に参加。3年次には中国・香港の研修にメンター(1年次生指導役)として参加しました。内山ゼミでは学生研究発表大会やラオス研修といった貴重な経験を積むことができました。
これから大学生活を送る人たちには、大学は多くの出会いや経験が得られる場所だということを伝えたいです。どんなことを勉強するかはもちろん、どんなことを経験したいかをしっかりとイメージして、かけがえのない4年間を過ごしてほしいと思います。
日本電気株式会社[NEC]
宮下 捷さん
●経済学部 経済学科2018年卒業
経済学部の先輩たち
物理的な距離があっても、それを感じさせない社会の実現に向けて
桃大を卒業後、日本電気株式会社(以下、「NEC」という。)に就職しました。
現在は、モビリティソリューション統括部で自動運転車両に組み込まれるシステム開発に関する営業職を担っています。
いま、技術は急速に進化しています。自動車技術ひとつとっても、数年前までは「自動運転なんて・・・」と言われていたぐらいです。スピード感を持って、時代や社会を先端で引っ張っていく、そんな存在でありたいと思っています。
いま、仕事をするうえで大切にしていることのひとつに「分かりやすく伝える」というものがあります。これは、在学当時所属していた金融のゼミで鍛えられた私の武器です。経済動向や金融政策について、ゼミや学内の大会で何度も発表をする機会をいただきました。その都度、新聞などの記事や文献などでよく見られる「聞いたことのないニュアンス」や「取っつきにくい理論」と格闘したことが、いまの糧になっています。
株式会社キーエンス
坂口 研太さん
●経済学部 経済学科2018年卒業
経済学部の先輩たち
ゼミで内面を鍛え上げ、
大手企業内定を実現
第一志望の大学に落ちて、桃大に入学しました。受験で満足する結果を残せなかった僕にとって、社会に出るまでの4年間は悔しさを晴らすためのリベンジ期間。自分を変え、就職活動で満足する結果を勝ち取ることが目標になりました。そんな中で出会ったのが、ゼミでお世話になる辻教授です。ゼミのメインテーマは「戦略思考」。先生独自の教えとして、社会人として必要な考え方や姿勢、能力を鍛えていただくものがありました。
辻ゼミに入って良かったと思うことの一つは、自分で考える癖がついたこと。そして何よりの成果は、自己分析を通して人生におけるテーマを認識できたこと。就職活動を通して実感したのは、最終的に審査されるのは「人そのもの」でした。エントリーシートの書き方や面接対策も大切ですが、相手は人を見るプロ。テクニックだけでは乗り切れません。辻先生もそれを分かった上で、僕たちの人間力を高めてくださったのだと思います。
自分を深く掘り下げて理解し、真剣な姿勢や誠意を伝えられたことで、希望する企業から内定をいただくことができました。私を大きく成長させてくださった辻先生には、本当に感謝しています。
富士ゼロックス株式会社
石留 典子さん
経済学部 経済学科2004年卒業
経済学部の先輩たち
キャリアセンターでのサポートが、
今の私の原点
就職活動では、毎日のようにキャリアセンターに足を運びました。このサポートがなかったら、現在の私はないと思います。
入社してからは、12年間ずっと東京で営業畑を歩んできましたが、昨年、製品販売に関わる業務を様々な面でバックアップする部署に異動。複合機はプリントだけでなくネットワークやセキュリティなどのビジネスにつながっており、その可能性を広げ、取引を円滑にする仕事をしています。
営業時代は、100社以上を担当していたときもあれば、テレビ局や出版社、新聞社など、大手マスコミ数社をメインに担当していたときも。自分の提案力が試されるやりがいのある仕事でした。
今はキャリアアップを見据えて、英語、論文などの勉強に励んでいます。
株式会社三井住友銀行
梅田法人営業第二部 部長代理補
岡所 哲史さん
●経済学部 経済学科 2008年3月卒業
経済学部の先輩たち
自分の限界をつくらないでほしい!
桃大の経済学部で学んだ銀行論。思えば、それがバンカーとしての出発点でした。金融機関勤務の先生の授業で、金融業は様々な企業の経営者と長期的に関わり、社会を新たにつくる仕事だと知り、興味を持ちました。
私が担当する法人のお客さまが全く異なる分野の新規事業をスタートさせるお手伝いをした際には、私にとっても未知の分野であったため、ゼロから勉強する必要がありました。約半年に及ぶ仕事でしたが、諦めず挑戦し、見事にやり遂げられました。現在は主に不動産関連企業の融資を担当し、プロジェクトの立ち上げから物件が完成するまでトータルで関わっています。限界をつくらずチャレンジする姿勢を、これからも大切にしたいと思います。
経済学部では、経済学の深い専門知識とともに、生活や地域、グローバル社会や
高度情報化社会といった幅広い知識を主体的に身につけることを目標としています。
同時に、そうした知識をベースにして経済社会の様々な問題に対する見識を持ち、
実社会における様々な局面で問題解決のために指導的役割を果たせる人材を育成します。
経済学×データサイエンス
情報化社会を生き抜くために必要な、生活や仕事で実践的に「使える」
データサイエンスを学ぶ
2022年度に開設された経済データサイエンス分野では、さまざまなデータを加工・分析する能力やWebから情報収集するためのスクレイピング技術の習得などをめざします。具体的にはPythonやRなどのプログラミングの実習を通じて、社会で役立つ実践的なデータ収集・分析能力を身につけ、マーケティングや市場予測等に活用できる人材を育成します。
経済学×心理学
人の心理に迫る
今、世界的企業が注目している経済学の1 つです。
経済学に行動科学、心理学、神経科学の研究を組み合わせて、人間の行動パターンや悪いクセを見つけます。クセを逆に利用したり改善することで、個人や社会がより幸せになるように仕組みを考えます。
レジ前で見かける足跡マークや、家具量販店のIKEA の販売手法も行動経済学と関連しています。
人間行動のメカニズムを学んだ知識は、社会の幅広い業界で活用できます
● IT関連企業:購買促進やスマホ依存防止に関わるアプリを企画
● 金融機関:過剰借り入れ防止、貯蓄や投資を促進する手法開発
● 行政機関:健康増進、避難所への早期誘導、ポイ捨て減少政策
● 小 売 業:行動パターンを理解して、商品に注目させる
経済学×グローバル
「グローバル」な視野で学部独自プログラム
実際に"現場"に行って学ぶ
アジア・ビジネス
キャリアプログラム(ABCP)
東南アジア諸国の協定大学や周辺都市で実施するプログラム。世界中から集まった留学生とともに実践的な英語を学ぶほか、活気あふれるアジアの経済成長を直に感じながら、企業訪問などを通じて、グローバル社会に通用するビジネスパーソンを育成します。
ABCP参加者の報告書は、コチラからご覧いただけます。
単位認定 | 費用 |
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あり | 大学の支援制度があります。 費用の一部と生活費は各自の負担になります。 |
※渡航先ならびに費用については、変更になる場合があります。
ゼミ研修
2019年度 実施
ラオス研修(内山ゼミ)
「アジア経済論(ASEAN経済論)」
「開発経済論」
「東南アジア一国のエキスパートになろう」のスローガンのもと、「アジア経済論(ASEAN経済論)」、「開発経済論」を専門的に学びます。
過去には、ラオス人民民主共和国に対する「教育支援」や「開発研究」に関する調査、研究のため桃山祭での展示会開催や募金活動、その後の現地研修を実施したほか、学びの成果を「学生研究発表大会」で発表するなど活発な学習活動を行っています。
同ゼミが2019年度に発行した報告書『ラオス教育支援と開発研究~2019年度ラオス研修報告書~』よりご覧いただけます。
生活者・消費者の視点から身の回りの経済(お金や仕事、税金、環境問題、健康など)について考え、暮らしと経済の関係を理解します。
税金や行政に関する知識、金融や保険に関する知識、就業や失業など雇用問題に関する知識、環境問題に関する知識など。
地域の状況を現地調査などで明らかにし、さらに理論的に整理・考察して、地域活性化のために何ができるのか、経済学的に探究します。
本学のある和泉市や大阪、関西など地域が直面している産業空洞化や高齢化などの問題を考えていきます。実際に現地に足を運んで調査するフィールドワークを行うこともあります。
世界各国の社会、政治経済情勢を学び、国際的な経済問題に対する分析力を高めます。世界でいま何が起こっているのか、世界の中の日本経済は今後どのように変化していくのかなどについて考えていきます。
グローバルな経済課題に対する分析能力を培い、異文化理解や国際的なコミュニケーション能力を高める。
コンピュータを使ったデータ解析や統計分析の手法、マクロ/ミクロ経済学の理論を身につけ、現代の経済が抱える諸問題をどのように分析し、解決するべきかを研究します。
経済理論や情報処理に関する知識と応用能力を高め、数量的な分析や統計情報を的確に処理することを経済分析に生かす。
Terra Motors株式会社 代表取締役社長
上田 晃裕さん
●経済学部 経済学科2008年卒業
バングラデシュで切り拓いた
巨大なビジネス
「マーケットイン」を実践するために
私は桃大を卒業後、日本の大手家電メーカーに就職。留学などで身につけた国際感覚を武器に、本社から中近東、アフリカ販売会社へ赴任し、現地でのビジネス拡大に尽力しました。しかし大企業ならではの意思決定の遅さ、保守的な考え、ハングリー精神・チャレンジ精神の希薄さに危機感を抱くように。当時は製品の作り手である企業の視点や計画を優先する「プロダクトアウト」という発想がその会社の主流。しかし私は、市場・ユーザーの視点に立ち、客が本当に必要とするもの、買いたいと思うものを作る「マーケットイン」を実践したいと考えていました。組織が大きすぎて動きが重い企業よりも、意思決定や行動がスピーディーなベンチャー企業へと心が傾き、そんな中「世界的日本企業を創る」というビジョンを掲げるテラモーターズと出会いました。
売上ゼロを
わずか1年で10億円に
転職直後にバングラデシュでの事業立ち上げを担当。狙いをつけたのは、エネルギー(天然ガス)不足のために電動三輪タクシーが普及し始めていたフォリドプールという町でした。当時の主流は中国製。しかしバッテリー品質への不満の声が多くありました。不満があるということは、それを満たす製品を販売すれば売れる。テラモーターズの製品は充電器の機能が優れていてバッテリーへの負担が少なく、中国製よりも寿命が長い。まさに「マーケットイン」のビジネスチャンスがそこにありました。現地工場の一角を借りて生産体制を確保し、販売価格は中国製とほぼ同額に設定。ドライバーに対して「中国製とのバッテリーの違い」を明確に訴求するチラシを配るなど、地道な宣伝活動も行いました。皆の努力により、バングラデシュにおけるテラモーターズの1号店がオープン。
その日、予想を超える数の客が続々と押し寄せ、瞬く間に予約数が上昇。当社にとって0円だったバングラデシュの市場は、約1年間で10億円規模へと成長しました。
事業拡大+社会貢献という
「win-winの関係」
この成功は会社のためだけでなく、効率の良い電動三輪タクシーによるドライバーの収入増、現地生産がもたらす雇用創出や日本式モノづくりの教育、電動車による環境負荷の低減など、現地の人々の暮らしをも豊かにすることができました。事業拡大と社会貢献。仕事に携わる上で大切な「win-winの関係」を築き、皆が幸せになれるビジネスをつくることができました。今後の夢は、アジアにおけるさらなるシェアを拡大させ、パーソナルモビリティ(近未来の個人向け移動ツール)の電動化のマーケットを牽引し、新しい形の日本企業を創っていくことです。
株式会社バイオセラピー開発研究センター代表取締役
豊田 剛史さん
●経済学部 経済学科2000年卒業
金沢から全国へ、そして世界へ。
「溶けない!?アイスクリーム」で、
世界をめざす。
ある問合せが、このアイスを生んだ
40℃の部屋に3時間アイスを放置しても、形は崩れずクリームもしたたり落ちません。溶けない理由は、私の会社が研究開発した「イチゴポリフェノール」。最初は抗酸化など、身体にいい天然成分として開発。ある時、菓子作りに使ったパティシエから「クリームに加えたら数十秒で固まった。なぜ?」という問合せが。その“発見”をきっかけに研究をすすめ、このアイスが誕生。大手商社やコンビニとの契約、海外進出も決定。売上10億円も見えてきました。
ある出会いが、私の人生を決めた
桃大卒業後はIT、不動産、経営コンサル会社に勤務。起業は考えていませんでしたが、金沢大学・太田教授との運命の出会いが。食品の特許を多く持つ教授の研究シーズを基にすれば、世の中にない商品が開発できる!
1年がかりで教授を説得し、28歳で会社を設立しました。今めざすのは、このアイスで世界を席巻すること。でもその先にある思いは、病気で満足に食事がとれない人、飢餓に苦しむ地域の人をこのアイスで救いたい。ビジネスで人の役に立つこと。それが私の生きる道です。