日常のあらゆる出来事を学びにつなげる

人と人とのつながりや、
社会を動かしている仕組みを探求する

家族やマスコミといった身近な問題から地球規模の事柄まで、現代社会を多様な視点から理解し、論理的に考え、総合的に判断する力を身につけます。

現場に足を運んで社会を知り、
自ら考え、分析し、発信する

社会現象の背景の解明や消費者ニーズの調査において、膨大なデータの分析力が求められています。本学科ではアンケートなどの実習を通じて、実践的な調査技術を習得します。

01社会、生活、文化、
すべてが研究対象

たとえば、子どもの教育を通して社会の問題を考えたり、若者に人気の商品から世の中のトレンドを探ったり、最新の環境活動から将来の日本について考えたり…。世の中のありとあらゆるテーマを学べることが、社会学科の魅力のひとつ。自分だけのテーマを見つけて学びましょう。

お笑いイベント

泉北吉本新喜劇を開催

大阪府の泉北ニュータウンまちびらき50周年事業のプロジェクトとして「泉北吉本新喜劇」を開催。本学の学生が実行委員のメンバーとなり、吉本興業や堺市の方々と連携しながら、地域の方とともに企画・運営を行いました。

イベント

ファッションデザイナーによる
トークイベントを開催

人気ファッションデザイナーMIYANISHIYAMAさんをお迎えし、MIYAさんがデザインした衣装を学生がモデルとして登壇するなどのトークイベントを開催しました。

広報誌

プロ野球球団との
連携プロジェクト

プロ野球独立リーグ「堺シュライクス」と連携し、選手との交流会や主催試合を満員にするイベントを開催。企画、広報、当日の運営などを全て学生中心で行い、主催試合のイベントではシーズン最多動員数を記録しました。

その他の活動例
  • 地域・・・社会調査に基づいた地域活性化の提案を行う
  • 子ども・・小学校に訪問し子どもたちの「思いやる心」を育む
  • イベント・・・音楽系トークイベントの企画・運営
  • ラジオ番組・・・社会学や若者文化に関するラジオ番組を制作
社会調査の結果に基づく活動

近年、社会現象の背景の解明や、消費者ニーズのリサーチなどにおいて、膨大なデータを収集・分析する「社会調査」という能力がますます必要とされています。社会学科では、少人数クラスでの実習を通してアンケート調査や聞き取り調査といった実践的な調査スキルを身につけ、その結果に基づいて様々な活動を行っています。

02実践的な調査スキルを習得し
「社会調査士」の資格取得を目指す

社会学科では、世論や市場の動きなどをとらえる調査の専門家「社会調査士」の資格取得を目指すことができます。実際に調査や分析を行う「社会調査実習室」があり、プレゼンテーション用の機器なども完備しています。

03学生が学生の学習をサポートする
ピアインテグレーター制度

学生が学生の学習をサポートするピアインテグレーター制度を導入。新入生に対する学びや履修のアドバイス、授業運営のサポート、学びの活性化につながるプログラムの企画・広報など、学生の視点を生かして様々な取り組みを行います。

価値観の多様化
社会学部 社会学科の視点で考える

社会学部 社会学科
木島 由晶 准教授

[専攻]メディア文化論、情報社会論、音楽社会学
[研究テーマ]ビデオゲームの文化社会学

根拠のあいまいな
マジックワード

なぜ人はすぐに
「価値観の多様化」を口にするのか?

社会学の思考伝統のひとつは、前提を問うことです。
それでいうと、「価値観の多様化」を主張する前に、その真偽を問うことができます。すると、わかることがあります。人々の価値観が多様化したかどうかを、実証的に確かめることは困難です。しかし、にもかかわらず「価値観が多様化した」とする主張は、たえずくり返されているのです。

たとえば「分衆」。これは1985年に博報堂生活総合研究所が『分衆の誕生』という本で用いた言葉ですが、大衆の価値観が多様化したことを意味します。仮にその頃から、人々の価値観が多様化し続けているのだとすると、いまや社会の共通了解(常識)はとっくに失われているでしょう。むしろ価値観などというものは、そんなに簡単には多様化しない(できない)。なのにどうして「したはずだ」という主張はなくならないのでしょうか。

根拠に基づき、
実際の変化を吟味することが大切

結局のところ「価値観の多様化」は、マジックワードになりがちです。マジックワードとは、中身がないのに、何かを語った気がする言葉。根拠がないのに、もっともらしく流通する言葉。どの程度そうなっているのかを実証的に明らかにしづらいのに、「なんとなくそう思えるから」という理由=雰囲気だけを根拠にして、人々が語ってしまいやすい言葉です。
だからこそ、私たちはそうした言葉には敏感でいたい。フェイクニュースを拡散してしまうように、根拠のあいまいな言葉を簡単に信じ、その言葉をさらに別の人に向けて気軽に拡散してはならない。事実をきちんと検証して、実際にはどのような変化が進行しているのか(いないのか)を吟味することが大切です。

この考え方が学べる授業

「情報社会論」「マス・コミュニケーション論」で学ぶことができます。

図書館で読もう!このテーマの参考書籍

南出 和余・木島 由晶 編著

『メディアの内と外を読み解く
――大学におけるメディア教育実践』(せりか書房)

本学の教員を中心に編んだ本。メディアをつくる側、受け取る側の双方の立場からの学びを深め、批判的に考える力をつちかう本です。

辻 泉・南田 勝也・土橋 臣吾 編

『メディア社会論』(有斐閣)

私たちとメディアとの関わり方の変化を、過去→現在→未来というかたちで問い直しています。

AI(人工知能)
社会学部 社会学科の視点で考える

社会学部 社会学科
長﨑 励朗 准教授

[専攻]メディア社会学、コミュニケーション論
[研究テーマ]社会関係資本に音楽が与える影響

開放的すぎる存在

社会をつくることは、AIにはできない

AIと人間の本質的な違いは、その開放性と閉鎖性という点に見出せるのではないでしょうか。AIは命令された通りのプログラムで動きます(開放性)が、人間は外からの情報を無視する(閉鎖性)ことができます。
また、AIの内面はプログラムを見れば分かりますが、人間が互いにすべてを分かり合うことは不可能です。

私は人間のこうした閉鎖性こそが「社会」というものをつくったと考えます。例えば、あらゆる社会に見られる「挨拶」という儀礼は、「互いに敵対していないこと」を相手に伝えるという機能があります。こうした社会的な行為は、まさに「互いに理解しあえない」という人間の閉鎖性に由来しているといえるでしょう。

一方、AIの開放性は社会のようなまどろっこしいものを必要としませんが、そこには怖さもあります。昨年には世界最大手のソフトウェア開発企業がリリースしたチャットボットがSNSで差別的な発言を繰り返した事件がありました。こうしたAIの「暴走」は外界に向け て開かれ過ぎていたことが原因と考えられます。

様々な情報を取り入れ、また、発信することは大切です。しかし、それと同じくらいひとりでものを考えることは重要です。どうか人間として、個として閉じている時間を大切にしてください。

この考え方が学べる授業

「コミュニケーション論」では、コンピュータやAI、ジェスチャー、
書き言葉と話し言葉、都市伝説まで多種多様な素材を扱います。

図書館で読もう!このテーマの参考書籍

社会学的な観点からAI、情報科学、情報化社会、SNSに触れられる書籍です。

西垣通著

『ビッグデータと人工知能̶可能性と罠を見極める』(中央公論新社)

佐藤俊樹著

『社会は情報化の夢を見る[- 新世紀版]
ノイマンの夢・近代の欲望』(河出書房新社)

西垣通著

『デジタル・ナルシス̶情報科学パイオニアたちの欲望』(岩波書店)

池田純一著

『ウェブ×ソーシャル×アメリカ ̶<全球時代>の構想力』(講談社)

社会学科の学びを動画で体験!

カリキュラム(2020年度)

    1年次 2年次 3年次 4年次
学科必修科目 社会学基礎講義
社会調査A
     






少人数科目 社会学科基礎演習 演習2 社会調査B
データ解析実習
社会調査特講
ピア・インテグレーター特殊演習
外国書講読
社会調査実習
社会調査演習
 
  社会学原論 社会学史 現代社会論 キリスト教学 社会政策総論 社会学特講  
[ 4つの履修モデル ]  ※複数モデルにまたがる科目の履修も可能です。
生活デザインモデル
家族社会学/現代家族論/産業社会学/労使関係論/産業心理学/労働経済論/ジェンダー論/働き方とジェンダー/生活文化論/教育社会学A/教育社会学B/宗教社会学/宗教学概論/心理学A/心理学B/社会心理学/環境問題概論/環境社会学/地域資源論/現代生活論特講/保険論/公的扶助論/社会保障論
文化デザインモデル
文化社会学/科学思想史/コミュニケーション論/メディア・コミュニケーション論/音楽社会学スポーツ社会学/身体文化論/生活文化論/教育社会学A/教育社会学B/宗教社会学/宗教学概論/心理学A/心理学B/社会心理学/情報社会論/日本文化論/モダニティの社会学/文化人類学/比較社会論/現代文化特講/映像メディア論A/映像メディア論B/マルチメディア文化論A/マルチメディア文化論B/メディア文化特論
社会デザインモデル
社会病理学/比較社会論/地域社会学/情報社会論/環境問題概論/都市社会学/環境社会学/経済社会学/日本文化論/国際社会特講/社会階層論/文化人類学/ボランティア論/都市政策論/環境経済論/地域福祉論/国際社会福祉論/公的扶助論/社会保障論/市民社会とメディア/格差社会論/デジタル・メディア論/地域資源論/モラルの社会学/社会問題論/社会運動論
メディアデザインモデル
コミュニケーション論/メディア史/社会心理学/メディア・コミュニケーション論/マス・コミュニケーション論/広報の社会学/デザイン文化論/視覚メディア論/情報社会論/デジタル・メディア論/マス・コミュニケーション特講/音楽社会学/メディア制作実習/マルチメディア文化論A/マルチメディア文化論B/映像メディア論A/映像メディア論B/メディアリテラシー論/世界のメディア/メディア文化特論/マルチメディア文化実習/映像制作実習/社会運動論/市民社会とメディア
演習(ゼミナール)     【演習の一例】
メディア社会における文化と意識/環境と経済のフィールドワーク/ポピュラー文化の社会学/「仕事と家族」の今とこれから/若者のモラルは悪化してるのか?/「働くこと」の社会学 ほか

PICK UP!

音楽カルチャーから社会を考える
音楽社会学

ロックフェスティバルやアイドルとファン、1人カラオケといった音楽現象を通して、社会の行方を考察。音楽メディア文化の「遊び」の部分を学問的に捉えます。

「男らしさ」「女らしさ」とは?
ジェンダー論

「なぜレディースデーがあるの?」といった身近な疑問から出発し、身の回りにある「男らしさ」「女らしさ」について考えます。日本の歴史を振り返ったり、他の国と比較したりすることで、社会の見方が変わります。

スポーツから現代社会を読み解く
スポーツ社会学

スポーツを分析することにより、社会の様々な問題が浮かび上がります。スポーツにおける具体的事例を挙げながら、現代社会を社会学的な視点から読み解く力を養います。

活動の一例地域と関わり、未来のまちを提案

社会調査の手法を用いてまちづくりに関する研究を行い、企画から提案、実施まで学生主体で実施します。綿密な下調べにはじまり、必要に応じて地元の方々との話し合い、調査内容を決定。地域・まちの課題を見つけて解決方法を探り、魅力を高めることに力を注ぎます。

STEP 01データ収集

まちづくりのヒントになる
情報を収集する

プロジェクトのテーマは「和泉市若年世代定住条件等に関する意識調査・分析および提言」。そのため、まず和泉市に住んでいる若者がまちのことをどのように感じているか調べる必要があります。質問項目をメンバーで考え、アンケートを行いました。

STEP 02分析・企画

和泉市のことだけでなく
他市とも比較して分析

アンケート結果からデータ分析を実施します。他市との比較も項目に盛り込むなど客観的に和泉市の魅力を浮き彫りにする分析を行っています。また、最終的に提案をふまえた報告書としてまとめるため、記載項目も検討しました。

STEP 03報告会の実施

若者が辿り着いた
新しい和泉市を提案

和泉市の現状のイメージや今後のまちづくりに必要な視点などの調査結果を報告するとともに、若者世代が望む「都市イメージ」も提案。当日は、和泉市長、副市長、教育長など、多くの関係者にお集りいただき約半年間に及ぶプロジェクトを成功させました。

就職状況

[就職率]98.7%

2019年度卒業生/就職希望者に対する割合

主な就職先(過去3年間)