昭和町キャンパス第二体育館(仮称)は、延べ面積4,599.76u、地上2階地下1階の規模で、地下階から1階吹抜のサブアリーナ、地上2階にメインアリーナを有し、バレー、バスケット・バ
ドミントン・ハンドボール・鉄棒・吊り輪の体操競技など多種にわたる体育施設となります。
―建設工事の進捗状況―
最初に、地下階サブアリーナとなる約5m(天井の高さは8m)の地下空間を、地盤面に構築します。グランドの土(10tダンプに約2,000台分)の掘削工事を行った後、1階の基礎部分の地面を締固める工事(地盤改良杭工法)を行ない、安定した支持地盤を形成させました。地下基盤部分も土質調査の予測値どおりの地盤が形成されており、良好な結果が得られています。
6月15日現在、サブアリーナ基礎、建物の骨組みである躯体のコンクリートを打設する工事に執り掛かっています。コンクリートの強度や、鉄筋の径、数量等設計図書に従い、さらに品質のばらつき等まで監理し、設計監理者、施工者と打合せを重ねながら工事を進めています。
秋には、メインアリーナの鉄骨屋根の工事に執り掛かりますが、従来の構造形式とは異なる、張弦梁構造という特殊な設計となっています。この設計は、高価な巨大鉄骨材料を多用する設計ではなく、「鉄は引張強度に優れる」という材料特性を最大限に活かし、鉄骨総重量(今回使用量172t)を軽くし、下部構造への重量負担を減らすという特殊技術です。この工法は構造的、コスト的に優れている一方、高度な施工技術力が求められるため、工事開始直後から設計・監理者及び施工者のほか各専門技術者が集まり、綿密な打合せを何度も重ね、建て方への準備を進めています。
一連の外郭骨組み工事が進むと、仕上げ工事に取り組みます。(屋根工事・内部の仕上げ工事)
3月26日に起工式が執り行われ、4月より工事に着工。4月末で7%、5月末で20%と工事が進捗し、学校関係者と工事関係者との連携により6月末には28%と順調に推移しています。
2009年の4月には第二体育館が完成し、昭和町キャンパスが更なる進化を遂げるべく、関係者一同一丸となって日々進行中です。
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