―ナイキジャパンには何年の入社ですか。
大学在学中に出版社で雑誌編集のアシスタントをやっており、卒業後は、京阪神エルマガジン社に就職し雑誌の編集に携わりました。その後、97年にニューヨークに渡り、日本とアメリカのTV局の番組制作に携わりました。ナイキジャパンには2003年に入社しました。
―渡米はお仕事の転勤ですか?
いえ、違います。アメリカでもう一度就職し直しました。そのように動かなきゃ気が済まなかったんです。当然、両親に猛反対されましたよ。しかし、小学生の頃ニューヨークで生活して英語は話せたのでアメリカで就職活動をし直しました。テレビ業界へ入って番組制作に5年ほど携わり、2002年に日本に帰国しました。
―ナイキジャパンでのお仕事の内容は?
ナイキジャパンはスポーツ用品メーカーですが、広告とCMのプロデューサーとして迎え入れていただきました。正直なところ身体を動かして、という環境ではないです。今、広告とCMのチームから離れまして、映画やテレビ番組に関係する仕事をしています。スポーツ用品メーカーから想起されるような仕事ではないかも知れません。
エンターティメントマーケティングという、一昨年の1月に設立された部署で、ようやく2年目に突入しているところです。制作に近いところですよね。御堂筋にある直営店が先日3周年を迎えましたが、そのオープン関連のイベントはすべて携わっています。
―ナイキジャパンのよさというのは?
ナイキジャパンに入社する時の面接で、「スポーツとはあなたにとって何ですか」という質問をされました。僕にとってスポーツというのは、男が胸張って泣けるものなんじゃないかと思ったんです。男泣きですね。歳を重ねると、悲しいから泣くのも恥ずかしいし、映画見て女性の横で泣くのも当然恥ずかしい。
スポーツというのは勝とうが負けようが、競技していようが観戦していようが、唯一男が胸張って泣けるものだと思います。そういったところにずっと携われるというのは、結構おもしろいなと思い、ナイキ
ジャパンに入社しました。そんな環境でスポーツに携わらせてもらっています。
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