
講師:田丸 佳希(森ノ宮医療大学 総合リハビリテーション学部 作業療法学科教授)
12月13日(金)13:30〜15:00に開催いたしました!
田丸佳希先生を講師としてお迎えし、2024年度秋学期MOMOYAMAエクステンション・カレッジを開催しました。エクテン・カレッジの座学としては2年ぶりの開催となりました。
田丸先生は、認知症の早期段階であるMild Cognitive Impairment (MCI)の早期発見をはじめ、虚弱高齢者のフレイル予防や誤嚥性肺炎予防、さらに運動が身体に及ぼす生理的反応など、人の健康維持・向上に関わる多岐にわたる研究に取り組まれている専門家です。
現在、我が国では急速に進行する高齢社会の中で、認知症患者の増加が大きな課題となっています。認知症の基礎知識をはじめ、早期発見のスクリーニング評価や、コグニサイズを中心とした認知症予防法を紹介し、分かりやすくかつ実践的に解説いただきました。会場は終始和やかな雰囲気に包まれ、参加者同士で積極的に交流しながら、楽しく学びを深める時間となりました。
《参加者の皆様から頂戴した感想をご紹介します》
・認知症の父が存命のときにもう少し余裕をもって対応できなかったかという後悔がある。軽度認知症が疑われる母(90歳)にうまく対応できるように考えている。自身の予防にも参考になった。
・老人二人の生活で刺激のない生活によい対処方法を教えてもらった。これからの生活に活用したい。明日は我が身と思いしっかりと対処したい。
・音楽療法とアロマテラピーを併用したボランティアを行っており、健康増進を目的としていますが、本日学んだ予防体操も取り入れたい。
・スクリーニング検査は少し緊張した。母が認知症だったので思い出しながら聞いた。
・月2回認知症MCIの方たちとサロンをしている。今日の学びを生かしたい。
・近所にも認知症の方が増えた。できるだけ寄り添ってフォローできればと思う。
《参加者からのご質問&講師からのご回答》
Q:認知症はどういう環境で発生しやすいか(家族構成など)知りたい。
A:認知症を悪化させる大きな要因として、”社会との孤立”・”自己効力感”・”自己肯定感”が重要とされています。その為、家での引きこもりや、外出頻度が下がることでの認知症リスクは高くなります。外出し他者と多く触れ合い、一緒に何かをするというのが大切。
家族構成が認知症の要因になるよりも、ご家族がいて一緒にお出かけや趣味、会話を増やす等は良いですね。一方で関係性が悪かったり、怒られるなどで萎縮してしまうと、冒頭に記したように、”社会との孤立”・”自己効力感”・”自己肯定感”を低めてしまう可能性があるので、良い関係性でいることが望ましいですね。
参加者からたくさんのご感想をいただき、認知症についての関心度の高さが伺えました。具体的な予防方法や日常生活への取り入れ方を学び、地域で助け合う社会を目指す、有意義な講座となりました。
田丸先生は、認知症の早期段階であるMild Cognitive Impairment (MCI)の早期発見をはじめ、虚弱高齢者のフレイル予防や誤嚥性肺炎予防、さらに運動が身体に及ぼす生理的反応など、人の健康維持・向上に関わる多岐にわたる研究に取り組まれている専門家です。
現在、我が国では急速に進行する高齢社会の中で、認知症患者の増加が大きな課題となっています。認知症の基礎知識をはじめ、早期発見のスクリーニング評価や、コグニサイズを中心とした認知症予防法を紹介し、分かりやすくかつ実践的に解説いただきました。会場は終始和やかな雰囲気に包まれ、参加者同士で積極的に交流しながら、楽しく学びを深める時間となりました。
《参加者の皆様から頂戴した感想をご紹介します》
・認知症の父が存命のときにもう少し余裕をもって対応できなかったかという後悔がある。軽度認知症が疑われる母(90歳)にうまく対応できるように考えている。自身の予防にも参考になった。
・老人二人の生活で刺激のない生活によい対処方法を教えてもらった。これからの生活に活用したい。明日は我が身と思いしっかりと対処したい。
・音楽療法とアロマテラピーを併用したボランティアを行っており、健康増進を目的としていますが、本日学んだ予防体操も取り入れたい。
・スクリーニング検査は少し緊張した。母が認知症だったので思い出しながら聞いた。
・月2回認知症MCIの方たちとサロンをしている。今日の学びを生かしたい。
・近所にも認知症の方が増えた。できるだけ寄り添ってフォローできればと思う。
《参加者からのご質問&講師からのご回答》
Q:認知症はどういう環境で発生しやすいか(家族構成など)知りたい。
A:認知症を悪化させる大きな要因として、”社会との孤立”・”自己効力感”・”自己肯定感”が重要とされています。その為、家での引きこもりや、外出頻度が下がることでの認知症リスクは高くなります。外出し他者と多く触れ合い、一緒に何かをするというのが大切。
家族構成が認知症の要因になるよりも、ご家族がいて一緒にお出かけや趣味、会話を増やす等は良いですね。一方で関係性が悪かったり、怒られるなどで萎縮してしまうと、冒頭に記したように、”社会との孤立”・”自己効力感”・”自己肯定感”を低めてしまう可能性があるので、良い関係性でいることが望ましいですね。
参加者からたくさんのご感想をいただき、認知症についての関心度の高さが伺えました。具体的な予防方法や日常生活への取り入れ方を学び、地域で助け合う社会を目指す、有意義な講座となりました。

認知症スクリーニングテストの体験

コグニサイズ(認知症予防体操)の体験
ご参加くださった皆様、また、アンケートにご回答くださった皆様、誠にありがとうございました。来年度のMOMOYAMAエクステンション・カレッジに関する詳細は、決まり次第、ホームページにてお知らせいたします。
エクステンション・センターでは、これからも市民の皆様が心も体も豊かになれる講座を開催していく予定です。たくさんの方のご参加をお待ちしています。
エクステンション・センターでは、これからも市民の皆様が心も体も豊かになれる講座を開催していく予定です。たくさんの方のご参加をお待ちしています。