
講師:木原弘恵(桃山学院大学社会学部・社会学科准教授)
11月4日(金)15:30〜17:00に開催いたしました!
公開講座は、大学における学問研究の成果を市民の皆様に公開することを目的に1977年から毎年開催しています。本年は会場参加型とZoomウェビナーによるWeb配信の両方にて実施いたしました。
瀬戸内海離島である白石島(岡山県笠岡市)で踊り継がれてきた盆踊り、白石踊は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。時宜を得て、講演3日前の2022年11月1日に国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見通しであることが報道されました。
瀬戸内海離島である白石島(岡山県笠岡市)で踊り継がれてきた盆踊り、白石踊は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。時宜を得て、講演3日前の2022年11月1日に国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見通しであることが報道されました。


白石踊は、源平合戦の死者を弔うために始まったと言われる島に古くから伝わる盆踊りです。
島の人口減少や高齢化による大変さはありながらも、意欲的に継承活動に取り組んでこられ、現在も白石島の象徴として存在しています。白石島という地域に積層した関係の下で、日々の生活に密着した踊りとして愛されてきました。その一方、観光と結びつくことで、伝統の変容を危惧する声もありましたが、うまく資源として活用したことで地域の振興がもたらされたそうです。
木原先生は、白石島の魅力として「心地の良さ」を挙げ、島民の方々に行ったインタビューの紹介などを基に、地域文化と観光の関係性や、民俗文化財としての在り様など、白石踊の様々な側面について発表されました。
ご参加くださった方々からは、「観光客など外からの視線を島民がうまく取り入れたことが、ここまで長く踊り継がれてきた秘訣なのだと感じました。」、「いつか白石島に行ってみたいと思う。」というお声をいただきました。
ご参加くださった皆様、また、アンケートにご回答くださった皆様、誠にありがとうございました。来年度の秋季公開講座に関する詳細は、決まり次第、桃山学院大学エクステンション・センターのホームページにて、お知らせいたします。
桃山学院大学の公開講座の歴史を絶やさないよう、引き続き、皆様に学びの機会を提供できるよう努めて参ります。今後ともより多くの方のご参加をお待ちしています。
島の人口減少や高齢化による大変さはありながらも、意欲的に継承活動に取り組んでこられ、現在も白石島の象徴として存在しています。白石島という地域に積層した関係の下で、日々の生活に密着した踊りとして愛されてきました。その一方、観光と結びつくことで、伝統の変容を危惧する声もありましたが、うまく資源として活用したことで地域の振興がもたらされたそうです。
木原先生は、白石島の魅力として「心地の良さ」を挙げ、島民の方々に行ったインタビューの紹介などを基に、地域文化と観光の関係性や、民俗文化財としての在り様など、白石踊の様々な側面について発表されました。
ご参加くださった方々からは、「観光客など外からの視線を島民がうまく取り入れたことが、ここまで長く踊り継がれてきた秘訣なのだと感じました。」、「いつか白石島に行ってみたいと思う。」というお声をいただきました。
ご参加くださった皆様、また、アンケートにご回答くださった皆様、誠にありがとうございました。来年度の秋季公開講座に関する詳細は、決まり次第、桃山学院大学エクステンション・センターのホームページにて、お知らせいたします。
桃山学院大学の公開講座の歴史を絶やさないよう、引き続き、皆様に学びの機会を提供できるよう努めて参ります。今後ともより多くの方のご参加をお待ちしています。