著書、論文など
- 吉澤小百合, 平久江祐司. 小中学校司書教諭・学校司書の学習支援に関する職務への教員の要望: 質問紙調査の分析から. 日本図書館情報学会誌. 2017, vol.63, no.3, p.141-158.
- 吉澤小百合. 学校図書館専門職養成の構造的な特徴と課題: セクター及びアクター間の関係性の視点から. Library and information science. 2020, no.83, p.1-24.
- 吉澤小百合. 探究学習の実施における日本の高等学校の学校図書館と学校図書館職員の現状と課題. 日本図書館情報学会誌. 2023, vol.69, no.2, p.101-119.
- 岡田大輔, 吉澤小百合, 髙池宣彦, 高畑悦子, 坂本俊. 「学校図書館情報サービス論」と「学校図書館サービス論」の授業内容の検討. 図書館界. 2023, vol.75, no.2, p.149-154.
- 吉澤小百合. 自治体ごとの経済状況と学校図書館に対する整備状況の関係性. 図書館情報メディア研究. 2024, vol.22, no.1, p.1-15.
学校図書館での勤務経験
- 2007年度~2010年度私立愛知淑徳学園中高図書館司書教諭(高校一年生論文作成授業支援など)
- 2015年度~2016年度川崎市教育委員会事務局総括学校司書(市内小中学校図書館経営支援、教員向け研修の開催など)
その他、図書館や司書、学校司書に関わる活動
2018年10月三田図書館・情報学会2018年度研究大会 ベスト・プレゼンテーション賞
2020年11月三田図書館・情報学会 学会賞
2025年3月全国学校図書館協議会学校司書研修講座2024年度<専門コース>講師 など
私の好きな本
辻邦生『樹の声海の声』。無人島に一つ持って行くとしたらこの本。世界の切り取り方にはっとさせられます。
デール・カーネギー『人を動かす』。人との関係性について記された本。亡くなった恩師の考え方によく似ており、一つのバイブルとして大切にしています。
中川李枝子・山脇百合子『ぐりとぐらシリーズ』ずっと読み継がれて欲しい本。ぐりとぐらの暮らし方は将来の夢です。
なぜ学校図書館に関連する学問を目指されたのですか?
大学時代に公共図書館のアルバイトとして、教育困難校に通う児童生徒の自由研究支援をしていました。「子どもの個々の可能性を拡げるために必要な情報を収集し、処理する能力を育むことは非常に重要である」と感じ、学校図書館で働くことを目指しました。しかし着任してみると、学校図書館の学習センター機能・情報センター機能に関しては様々な場所で認識の差が大きく、この背景には何があるのだろう、と考えたことが、学問として関わるようになったきっかけです
受講生へのメッセージ
ランガナタンの五法則にある、「図書館は成長する有機体」という考え方が好きです。
学校図書館も時代によって変化していくものだと思うので、私も受講生の皆さんから沢山学びたいと思っています。
何かわからないところ、もっと知りたいことなど、ぜひ教えて下さい。