日本・東アジアコミュニケーションコース

ことばはツールか、
自己そのものか、考えてみよう
村中 淑子
- 担当講義
・科目名 - 日本語の音声/社会言語学/日本語Ⅰa・Ⅱa・Ⅲa・Ⅳa
自己紹介
関西方言の待遇表現(敬語から罵りことばまで)について、小説や談話資料などをもとに考えています。外来語にも関心があります。
MESSAGE
同じ意味内容を表現するにも、様々なことばづかいが存在します。たとえば「知らない」と伝える場合、「存じませんが」「知りませんよ」「知りまへんな」「知らんやん」「知らねー」等があり得ます。なぜこのような違いが生じるのでしょう? 話し相手に対する丁寧さや話す場面への配慮、などが関係するでしょう。話し手の年齢、ジェンダー、職業意識、出身地や母方言への意識、アイデンティティーなども関係してきます。複雑ですよね。この複雑な絡み合いを解きほぐして、ことばのしくみを考えてみませんか。「ことば」が社会の中で生きていくための道具なのか、それとも、自分が自分であるための表現手段なのか、合わせて考えていきましょう。
RESEARCH
https://www.andrew.ac.jp/researchers/c5o8gl00000002bk.html
- 地域方言
- 関西
- 敬語
- 罵り表現
- 外来語