経済学研究科3つの方針

どんな学生を受け入れ、どんな教育を行い、
どんな人材を送り出すかという方針を示します。

経済学研究科の教育目標および人材養成の目的は、「高度化、複雑化する経済の諸問題に対応しうる洞察力ならびに分析能力の涵養を通じて、社会に貢献する研究者および高度専門職業人」を育成することです。
経済学研究科は、この目標を達成し、この目的を実現するために、3つの方針を定めています。

ディプロマ・ポリシー (学位授与の方針)

[ 博士前期課程(修士課程)]

博士前期課程に所定の年数以上在学し、次の能力を身につけ、研究科が定める履修方法に基づいて課程修了に必要な単位を修得するとともに、演習指導教員による研究指導を得て、学位申請論文または課題報告を提出し、論文審査および最終試験に合格した者に対して修了を認定し、修士の学位を授与します。

  1. 広い視野に立ちつつ、高度化、複雑化する経済の諸問題に対応しうる専門知識と実践知および社会に貢献する研究能力をもつ。
  2. 多様な場面で円滑なコミュニケーションをとりながら、自分の考えを的確に表現し、意見を交わすことができる。
  3. 修得した専門知識および研究能力を基に、自ら課題を発見し解決に取り組むことができる。

[博士後期課程]

博士後期課程に所定の年数以上在学し、次の能力を身につけ、研究科が定める履修方法に基づいて課程修了に必要な単位を修得するとともに、演習指導教員による研究指導を得て、学位申請論文を提出し、論文審査および最終試験に合格した者に対して修了を認定し、博士の学位を授与します。

  1. 経済学分野について自立して研究活動を行う研究者または高度の専門性を要する職業人として活動するために必要とされる高度にして専門的な学術の理論および応用を研究し、その深奥を極めて、国内外の発展に寄与するためにそれらを活用することができる。
  2. 多様な場面で円滑なコミュニケーションをとりながら、自分の考えを的確に表現し、意見を交わすことができる 。
  3. 修得した高度な専門知識および研究能力とその基礎となる豊かな学識を基に、自ら課題を発見し解決に取り組むことができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

[ 博士前期課程(修士課程)]

学位授与の方針に掲げる能力を身につけることを目的として、経済学研究科各コースが定める人材育成に関する目的を実現するために、以下の点を踏まえて教育課程を編成します。

  1. 教育内容・方法
    (1)講義、演習等を体系的に組み合わせて、高度化、複雑化する経済の諸問題に対応しうる専門的な学術の理論および応用を効率的に修得させることを目指す。
    (2)演習において、研究指導計画に基づき指導教員から入念な指導を受け、高度化、複雑化する経済の諸問題に対応しうる洞察力ならびに分析能力の涵養を通じて、専門的な学術の理論および応用を教授研究し、自立した研究活動ができる力を獲得できる体制を整える。
    (3)研究遂行に求められる倫理観を育む機会を提供する。
  2. 学習成果の評価
    (1)研究指導計画に基づく研究指導および学位論文作成指導によって把握する。
    (2)学位論文の審査および最終試験によって把握する。

[博士後期課程]

学位授与の方針に掲げる能力を身につけることを目的として、以下の点を踏まえて教育課程を編成します。

  1. 教育内容・方法
    (1)講義、演習等を体系的に組み合わせて、経済学の諸分野を有機的に関連させながら、高度化、複雑化する経済の諸問題に対応しうる専門的な学術の理論および応用を効率的に修得させることを目指す。
    (2)演習において、研究指導計画に基づき指導教員から入念な指導を受け、高度化、複雑化する経済の諸問題に対応しうる洞察力ならびに分析能力の涵養を通じて、専門的な学術の理論および応用を教授研究し、自立した研究活動ができる力を獲得できる体制を整える。
    (3)研究遂行に求められる倫理観を育む機会を提供する。
  2. 学習成果の評価
    (1) 研究指導計画に基づく研究指導および学位論文作成指導によって把握する。
    (2) 学位論文の審査および最終試験によって把握する。

アドミッション・ポリシー (入学者受入れの方針)

学位授与の方針および教育課程編成・実施の方針に基づく教育を受けることのできる者として、次に掲げる能力を備えた入学者を求めています。

[博士前期課程(修士課程)]

  1. 学士課程における学習を通じて、基礎学力と幅広い教養および専門分野に関する知識・技能を身につけている。
  2. 学士課程における学習を通じて、多様な場面で円滑なコミュニケーションをとりながら、自分の考えを的確に表現し、意見を交わすことができる。
  3. 学士課程で修得した基礎学力と幅広い教養に基づいて、専門分野で主体的に研究する強い意欲を持っている。

    〈求める学生像〉
    アカデミックコース
    1. 現代経済の提起する諸問題を解明する意欲を持ち、そのための高度な理論的・実証的能力を身につけた職業人を目指す人
    2. 社会生活を通じて得られた問題意識を学問的に昇華し、自己の再教育を進める知的欲求を持つ人
    3. 経済学研究の分野で自立した研究者になることを目指し、博士後期課程に進学することを考える人
    税理士コース
    税理士や税務会計の専門家をめざす人
    地域創生コース
    実務経験3年以上の社会人を受験資格とし、地域社会の発展に貢献できる人、地域社会の抱える問題を解決しようとする人
    〈入学者選抜の方針〉
     多様な人材を国内外から広く受け入れるために、一般入学試験、社会人入学試験、留学生入学試験、学内推薦入学試験など様々な入学試験を実施している。また、いずれの入学試験においても面接における研究計画の内容を重視する。

[博士後期課程]

  1. 博士前期課程における教育・研究活動を通じて、基礎学力と幅広い教養および専門分野に関する知識・技能を身につけている。
  2. 博士前期課程における教育・研究活動を通じて、多様な場面で円滑なコミュニケーションをとりながら、自分の考えを的確に表現し、意見を交わすことができる。
  3. 博士前期課程で修得した経済学に関する専門的な知識と外国語文献の活用能力の基礎の上に、さらに高度で独創的な研究を主体的に推し進める強い意欲を持っている。