社会学研究科3つの方針

どんな学生を受け入れ、どんな教育を行い、
どんな人材を送り出すかという方針を示します。

社会学研究科の教育目標および人材養成の目的は、「急速に変貌し複雑化する現代社会、多様な文化現象、重要性を増す社会福祉などの諸問題に対応しうる研究者および高度専門職業人」を育成することです。
社会学研究科は、この目標を達成し、この目的を実現するために、3つの方針を定めています。

ディプロマ・ポリシー (学位授与の方針)

[ 博士前期課程(修士課程)]

博士前期課程に所定の年数以上在学し、次の能力を身につけ、3研究分野(「現代社会」「現代文化」「社会福祉」)から研究科が定める履修方法に基づいて課程修了に必要な単位を修得するとともに、演習指導教員による研究指導を得て、学位申請論文を提出し、論文審査および最終試験に合格した者に対して修了を認定し、修士の学位を授与します。

  1. 急速に変貌し複雑化する現代社会、多様な文化現象、重要性を増す社会福祉などの諸問題に対応しうる専門知識と実践知をもつ。
  2. 急速に変貌し複雑化する現代社会、多様な文化現象、重要性を増す社会福祉などの諸問題に対応しうる研究能力をもつ。
  3. 修得した専門知識および研究能力を基に、自ら課題を発見し解決に取り組むことができる。

[博士後期課程]

博士後期課程に所定の年数以上在学し、次の能力を身につけ、研究科が定める履修方法に基づいて課程修了に必要な単位を修得するとともに、演習指導教員による研究指導を得て、学位申請論文を提出し、論文審査および最終試験に合格した者に対して修了を認定し、博士の学位を授与します。

  1. 急速に変貌し複雑化する現代社会、多様な文化現象、重要性を増す社会福祉などの諸問題に対応できる高度な専門知識と実践知をもつ。
  2. 急速に変貌し複雑化する現代社会、多様な文化現象、重要性を増す社会福祉などの諸問題に対応できる高度な研究能力をもつ。
  3. 修得した高度な専門知識および研究能力とその基礎となる豊かな学識を基に、自ら課題を発見し解決に取り組むことができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

学位授与の方針に掲げる能力を身につけることを目的として、以下の点を踏まえて教育課程を編成します。

[ 博士前期課程(修士課程)]

  1. 教育内容・方法
    (1)3研究分野(「現代社会」「現代文化」「社会福祉」)を設け、講義、演習等を体系的に組み合わせて、専門的な学術の理論および応用を効率的に修得させることを目指す。
    (2)演習において、研究指導計画に基づき指導教員から入念な指導を受け、急速に変貌し複雑化する現代社会、多様な文化現象、重要性を増す社会福祉などの諸問題に対応しうる専門的な学術の理論および応用を教授研究し、自立した研究活動ができる力を獲得できる体制を整える。
    (3)研究遂行に求められる倫理観を育む機会を提供する。
  2. 学習成果の評価
    (1)研究指導計画に基づく研究指導および学位論文作成指導によって把握する。
    (2)学位論文の審査および最終試験によって把握する。

[博士後期課程]

  1. 教育内容・方法
    (1)3研究分野(「現代社会」「現代文化」「社会福祉」)を設け、講義、演習等を体系的に組み合わせて、高度にして専門的な学術の理論および応用を効率的に修得させることを目指す。
    (2)演習において、研究指導計画に基づき指導教員から入念な指導を受け、急速に変貌し複雑化する現代社会、多様な文化現象、重要性を増す社会福祉などの諸問題に対応しうる高度にして専門的な学術の理論および応用を教授研究し、自立した研究活動ができる力を獲得できる体制を整える。
    (3)研究遂行に求められる倫理観を育む機会を提供する。
  2. 学習成果の評価
    (1)研究指導計画に基づく研究指導および学位論文作成指導によって把握する。
    (2)学位論文の審査および最終試験によって把握する。

アドミッション・ポリシー (入学者受入れの方針)

学位授与の方針および教育課程編成・実施の方針に基づく教育を受けることのできる者として、次に掲げる能力を備えた入学者を求めています。

[ 博士前期課程(修士課程)]

  1. 学士課程における学習を通じて、基礎学力と幅広い教養および専門分野に関する知識・技能を身につけている。
  2. 学士課程における学習を通じて、多様な場面で円滑なコミュニケーションをとりながら、自分の考えを的確に表現し、意見を交わすことができる。
  3. 学士課程で修得した基礎学力と幅広い教養に基づいて、専門分野で主体的に研究する強い意欲を持っている。
    〈求める学生像〉
    (1)社会学分野の学部・学科を卒業後、現代社会・現代文化についての専門知識を一層深めつつ、自らのテーマをさらに探求し、修士論文として完成させることを希望している人
    (2)企業や行政の場などで積んだ実践的経験を、現代社会・現代文化についての幅広い科学的視点から、実証的・理論的な研究としてまとめあげていくことを希望している人
    (3)社会福祉学分野の学部・学科を卒業後、社会福祉についての専門的知識を一層深めつつ、自らのテーマをさらに探求し、修士論文として完成させることを希望している人
    (4)社会福祉の現場で積んだ実践的経験を、社会福祉学の広範な体系的知識と専門的視点から、実証的・理論的な研究としてまとめあげていくことを希望している人

[博士後期課程]

  1. 博士前期課程における教育・研究活動を通じて、基礎学力と幅広い教養および専門分野に関する知識・技能を身につけている。
  2. 博士前期課程における教育・研究活動を通じて、多様な場面で円滑なコミュニケーションをとりながら、自分の考えを的確に表現し、意見を交わすことができる。
  3. 博士前期課程で修得した人文諸科学の知見をもとに、比較文化的視野からさらに高度で独創的な研究を主体的に推し進める強い意欲を持っている。
    〈求める学生像〉
    (1)社会学分野の修士課程を修了後、現代社会・現代文化についての広範な知識をふまえつつ専門的研究を一層深め、自らのテーマを博士論文として完成させることを希望している人
    (2)社会学分野の修士課程を修了後、企業や行政の場などで積んだ実践的経験を、現代社会・現代文化についての専門的な社会学的知識と分析視点に基づいて、実証的・理論的な研究としてまとめあげていくことを希望している人
    (3)社会福祉学分野の修士課程を修了後、社会福祉についての広範な知識をふまえつつ専門的研究を一層深め、自らのテーマを博士論文として完成させることを希望している人
    (4)社会福祉学分野の修士課程を修了後、社会福祉の現場で積んだ実践的経験を、社会福祉学の専門的知識と分析視点に基づいて、実証的・理論的な研究としてまとめあげていくことを希望している人
    〈入学者選抜の方針〉
    多様な人材を国の内外から広く受け入れるために、9月と2月の2回、それぞれ「一般入試」、「社会人入試」、「留学生入試」、「学内推薦入試」の4区分により実施している。博士後期課程では、博士論文を執筆する過程として社会人、留学生という枠組みを設定することは不適切と判断しているため、「一般入試」のみ実施している。