稲田優子講師（ビジネスデザイン学部）の論文が査読付き学術雑誌『Journal of Education and Learning』(Vol. 11, No. 4 (2022) )に掲載されました

稲田講師は「Collaborative Online International Learning Classes to Enhance Co-Creation in Canada and Japan」を執筆しています。

＜論文概要＞
世界中で新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の拡大により、高等教育機関でオンラインを活用した双方向の国際協働学習（COIL: Collaborative Online International Learning）の導入が加速したが、その効果検証が乏しい。本研究では、日加大学・企業・団体との課題解決型のCOILを対象に、日加学習者の国際ビジネスや異文化マネジメントに関する知識、技能、態度に関する学習効果や日加学習者の学習効果の差を検証した。調査の結果、授業前後で日加学習者の知識、技能、態度に統計的に有意な差があった。グローバルキャリア教育においてCOILは、ある一定の学習効果があり、日加学習者、教職員、企業・団体の共創に良い影響を与えることが明らかとなった。一方、日本の学習者において自信やモチベーションの向上で課題が残り、チーム形成の初期段階で介入が必要なことを示唆した。

【参考URL】
▼『Journal of Education and Learning』Webサイト
「Collaborative Online International Learning Classes to Enhance Co-Creation in Canada and Japan」
https://ccsenet.org/journal/index.php/jel/article/view/0/47252