社会学部

ソーシャルデザイン
学科(福祉)

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社会学部 ソーシャルデザイン学科(福祉)
社会学部 社会福祉学科は2022年4月
ソーシャルデザイン学科に
生まれ変わりました

ソーシャルデザイン学科とは

現代社会におけるさまざまな社会課題を福祉的視点でとらえ、
一人ひとりがその人らしく生きられる共生社会をデザインできる人材を育成する学科です。

ソーシャルデザインとは

一人ひとりの幸福の実現のために、さまざまな社会課題を解決し、
より良い生活、コミュニティ、社会をつくっていこうとするプロセスのことです。

FEATURES
ソーシャルデザイン学科は、これからの時代に求められる”福祉マインドを持ち未来の社会をデザインしたい人”のための学びです。
福祉マインドで未来の社会をデザインする
福祉的視点で社会の課題を捉え、共生社会をデザインできる人を養成する。
それは、約40年の福祉現場での実績をもつ桃大だからできること。
社会から求められている人
  • 人に寄り添い、人を支える福祉分野のリーダー
  • 多様化、複雑化する社会の課題を発見し、解決できる人
  • 企業などにおいて福祉的発想で新たなサービスや商品を生み出せる人
  • 地域共生社会の実現に向け、コーディネーターとして活躍できる人
3つの学びのフィールド
ソーシャルデザインを実現する
ソーシャルワークを学ぶ
『生活・ケア』
フィールド
いきいきとした生き方をデザインする知識、価値、支援力を身につけ、個人・家族を支えるための社会福祉を幅広く学ぶ

進路イメージ

社会的企業・NPO(福祉関連・地域づくりなど)・一般企業・社会福祉協議会 など

『地域・組織』
フィールド
地域や福祉に関わる組織に焦点を当てて、生活していく上でのさまざまな問題を提言・解消して福祉を実現するデザインを考える

進路イメージ

福祉事業所・児童相談所・介護施設・保健所・医療機関 など

『政策・国際協力』
フィールド
世界の全ての人が豊かで健康に暮らせる社会の実現のために、ポジティブな政策や国際的な協力のデザインを目指す

進路イメージ

自治体・国際機関・多文化支援NPO・福祉コンサル・シンクタンク など

STUDY
現場でのインターンシップが充実しています
鉄道沿線のまちづくりを実践的に学ぶ!
現場での実践力養成を重視し、高齢者や障がいのある人と関係を築きながら援助技術を修得し、福祉に携わる自覚と豊かな人間性を育みます。本学ならではのネットワークを生かして、数多くの実習先を確保。2022年度からは実習がますます充実します。
約40年の実績とネットワークによる豊富な実習先
  • 社会福祉協議会
  • 児童養護施設
  • 地域包括支援センター
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 障害福祉サービス事業所
  • 地域活動支援センター
  • 障害者スポーツセンター
  • 児童発達支援センター
  • 障がい児放課後等デイサービス事業所
  • 病院
  • 精神科病院
知識だけでなく、
人間性もしっかり育むために、
少人数の学びを行っています。
鉄道沿線のまちづくりを実践的に学ぶ!
学生約10人に教員1人の少人数制
桃大のソーシャルデザイン学科は少人数教育の伝統があります。ゼミナールは学生約10人に教員が1人という体制なので、教員と学生の距離が近く、何でも相談できます。
こうした環境で実践的なスキルや人間性をしっかりと育成します。
福祉系国家資格のうち、2つの取得が目指せる!
鉄道沿線のまちづくりを実践的に学ぶ!

社会福祉士

精神保健福祉士

介護福祉士

※関西では5大学のみ!数少ない4年制養成校!
2021年度W資格合格者実績

社会福祉士

39.6%

全国平均31.1%

精神保健福祉士

80%

全国平均65.6%

介護福祉士

100%

全国平均72.3%

社会福祉士&
精神保健福祉士

W合格

80%

多彩な進路で学びを活かす
2021年度 主な就職先
リコージャパン株式会社/株式会社エディオン/株式会社ワキタ/ボンドエンジニアリング株式会社/日本ボデー・パーツ工業株式会社/マツモト産業株式会社/ユナイト株式会社/大阪府庁/和泉市役所/滋賀県警察本部/社会福祉法人大阪府社会福祉事業団/社会福祉法人和歌山県福祉事業団/社会福祉法人高知県福祉事業財団/社会福祉法人四天王寺福祉事業団/社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団/社会福祉法人大阪市社会福祉協議会/社会福祉法人和泉市社会福祉協議会/社会福祉法人河内長野市社会福祉協議会/社会医療法人ペガサス/社会福祉法人障友会
ソーシャルデザイン学科×SDGs
鉄道沿線のまちづくりを実践的に学ぶ!
黒田 隆之 准教授

いま、多くの企業や国、地方自治体、市民活動団体、個人が、SDGsの17の目標を達成するためにさまざまな取り組みをはじめています。
社会福祉が取り組んでいる課題の多くもこのSDGsの目標と強い関係があります。「すべての人に健康と福祉を」の目標はもちろん、「貧困をなくそう」、「質の高い教育をみんなに」、「ジェンダー平等を実現しよう」、「住み続けられるまちづくりを」等の目標達成のために、私たちに何ができるのか、ソーシャルデザイン学科では実践的に学ぶことができます。

例えば私の担当する障害者福祉の授業では、日本の障がいのある人の生活が、SDGsの目標を十分に満たせているかについて考えています。
「医療・福祉サービスや学校教育は障がいのある人のニーズを満たすものになっているか」、「障がいのある人の多くは実は相対的貧困の状態にあるのではないか」、「障がいのある人にとって住み続けられるまちづくりができているか」など、SDGsを活用して障がいのある人の生活状況を分析し、どのような個別支援や社会システムの改革が必要なのかについての学びを深めています。

MESSAGE
小野 達也 教授
幸せはみんなでつくる
専攻
社会福祉学 地域福祉論
研究テーマ
増進型地域福祉、対話的行為を基礎とする地域福祉実践
あなたは、「福祉」から何を連想しますか。辞書で「福祉」という言葉を引いてみると、「しあわせ、幸福」とあるはずです。実は福祉とは、幸福をつくる仕事です。特に地域福祉は、日常生活や地域社会と密に関わり幸福をつくっていきます。
これまでは幸福といえば主に物質的な豊かさを手に入れることでした。これからはワークライフバランスや社会とのつながり、主観的幸福感といった個人の幸福とともに、社会の持続的な幸福が重視される時代となります。幸福をどうつくるのか、これからの福祉の可能性について、一緒に考えてみませんか。
梅谷 進康 教授
生きづらさを解決する社会福祉
専攻
社会福祉学
研究テーマ
ソーシャルワーク、高齢者福祉、地域包括ケアシステム、介護保険制度
人は、さまざまな生活課題を抱える場合があります。例えば、育児・介護と仕事の両立、居場所や人とのつながりがない社会的孤立、経済的困窮、障がいなどです。
そのような生きづらさに対して、社会保障制度、地域社会、福祉専門職による支援、利用者本人や家族などの取り組みによって、解決していくものが社会福祉です。
この学問では人権について学ぶとともに、人と人との関わりや地域づくり、社会の仕組みを学びます。あなたも、生活に直結し、人の役に立つことが直接的にわかる学問である社会福祉について学びませんか。
辻井 誠人 教授
いろいろな引き出しを持ち、人間としての成長をめざしましょう
専攻
精神保健学、社会福祉(社会福祉労働論)
研究テーマ
精神障害者の地域移行、精神保健福祉労働
対人支援の専門職には、コミュニケーション能力が必須です。自分が困っているときにSOSを出すことを含め、普段から周りの人と話すことを心がけましょう。研究室の学生たちには、「スポーツや旅行をし、小説や映画に親しむなど、直接・間接の経験を積むことが大切だ」と言っています。
何にでもトライしていろいろな体験を重ねることで人として成長でき、困難を抱える人に寄り添う専門職として活躍できるのです。自分の周りの世界だけで完結せず、いろいろな引き出しを持ち、人間としての成長をめざしましょう。
金澤 ますみ 教授
スクールソーシャルワーカーがつなぐ、子どもへの支援
専攻
児童福祉、学校ソーシャルワーク
研究テーマ
子どもの暮らしと学校学、ソーシャルデザイン
日本での「スクールソーシャルワーカー(SSW)」の歴史はまだ浅く、スクールカウンセラーとの違いも一般には認識されていないのが実情です。
SSWは学校生活に問題を抱える生徒と、外部の協力機関との架け橋になる役目をします。
「誰かと一緒に何かを協働するのが好き」「学校をよりよい場所にしたいという思いがある」「わからないことをわからないとちゃんと言えて、いろいろな機関の人に相談できる」ことが、SSWに必要な要素です。誰もが学校生活を意義あるものにするための支援役を、めざしてもらえたらうれしいです。